SF・ファンタジー(アニメ)

アニメ史上最も苦しんだ人物?「東京グール」主人公カネキの苦悩と葛藤

全世界で漫画シリーズ累計発行部数4700万部を突破している「東京グール」。

「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて2011年から2018年まで連載されていた超人気作です。

なんと作者の石田スイ先生は「東京グール」がデビュー作なんだそうです!

すごいっ!

そんな「東京グール」はアニメでも大人気でした!

アニメになったことで、迫力ある戦闘シーン世界観にマッチした音楽、表情や声にこもった感情が、

「東京グール」の仄暗い独特な世界観に色をつけ作品の良さが際立っていました。

この作品の中で最も多く登場し、最も変化の激しかった人物が主人公の「金木研(通称カネキ)」です。

彼の運命は激動そのもの。

カネキが運命をどう受け止めどう抗って(あらがって)きたのか、その生き様を振り返ってみたいと思います。

「東京グール」ってどんなアニメ?

作品名:東京喰種(トーキョーグール)

キャスト:
金木 研:花江夏樹
霧嶋董香:雨宮天
神代利世:花澤香菜
月山 習:宮野真守
芳村:菅生隆之
笛口雛実:諸星すみれ
亜門鋼太朗:小西克幸
永近英良:豊永利行
西尾 錦:浅沼晋太郎
四方蓮示:中村悠一
ウタ:櫻井孝宏

スタッフ:
原作:石田スイ(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載中)
監督:森田修平
シリーズ構成:御笠ノ忠次
キャラクターデザイン:三輪和宏
音響監督:原口 昇
音楽:やまだ 豊
アニメーション制作:studioぴえろ

制作:(C)石田スイ/集英社・東京喰種製作委員会

簡単な概要:人の姿をしながらも人肉を喰らうことでしか生きられない「喰種(グール)」を主軸にしたダーク・ファンタジー

視聴できる動画配信サービス:

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※本ページの情報は2021年4月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

あらすじ

カネキが恋した女性は「喰種(グール)」と呼ばれる怪人だった。襲われたカネキは、彼女の臓器を移植され一命を取り留めるが、半喰種となってしまう。自殺者を食し人間との共存を模索する喰種仲間と出会うが、それを快く思わない喰種の活動が活発化する。

出典元:U-NEXT

登場人物

金木研(カネキ)

主人公。

東京の20区で一人暮らしをしながら大学に通う、ごく普通の人間の青年。

読書が大好きで、特にミステリー作家の高槻泉の大ファン。

内向的で社交力は乏しいが、優しい性格の持ち主。

だがその優しさゆえに、すべてを1人で抱えてしまう傾向がある。

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悲しい運命を背負った種、喰種(グール)

「東京グール」の世界観を知る上で1番大事な「喰種(グール)」という種族について説明していきますね。

喰種(グール)とは

食べられる物が人肉のみに限定された亜人種のこと。

限りなく人間に近く、通常時の見た目は人間となんら変わりはありませんが、

捕食時・交戦時には赫眼(かくがん)になるため人間と見分けやすくなります。

(赫眼白目部分が黒く、瞳が赤く変化した状態のこと)

身体能力は極めて高く人間の47倍の筋力があり、軽い擦過傷や切傷であれば一瞬、骨折でも一日ほどで治るほど治癒能力にも優れています。

また銃弾や刃物などでは一切効かないほどの耐久性もあり、野生動物のように鋭い感覚器官も持ち合わせています。

人間では到底敵う相手ではありません。

この反社会的な食性・特徴から公的に駆逐対象とされており、喰種対策局と呼ばれる専門の行政機関が設立されています。

そのため喰種たちの多くが戸籍を持っておらず、定住は極めて困難なようです。

思考や感情も人間と変わらないため、普段は人間として人間社会に溶け込んで生活しています。

しかし、人間しか食べられないことから人間に対して複雑な感情を抱いたり、自分の境遇を嘆いたりと、闇を抱えていることが多いのも喰種の特徴です

食生活

水やコーヒーを除けば基本的に摂取できるのは人肉のみ。

一度人肉を摂取すれば数週間〜1か月程度活動が可能となります。

人間の食品を喰種が食べようとすると、急激な吐き気を催すほど不快に感じ、無理に摂取すれば体調を崩してしまいます。

過度な飢餓状態に陥ると激しい頭痛や幻覚を引き起こし、判断力の低下とともに相手が友人や肉親であろうとも捕食することを躊躇しなくなってしまいます。

この飢餓状態の苦痛は「地獄のような苦しみ」だとか。

もしこのとき友人・肉親に手を出してしまったとしたら、正気に戻った時の絶望感はさらに耐えられない苦痛となるでしょう。

喰種とは過酷で悲しい運命を背負った生き物ですね

普通の大学生だったカネキ

カネキは、大学帰りによく通っていた喫茶店「あんていく」で度々見かける神代利世(リゼ)にほのかな恋心を寄せていました。

リゼと本をきっかけにデートをすることになりましたが、別れ際に喰種(グール)の本性を見せたリゼに殺されかけてしまいます。

その際、頭上にあった鉄骨が落下してきたことにより直撃したリゼは即死、瀕死のカネキは搬送先の嘉納医師の独断でリゼの臓器を移植されたことで生き延びます。

ただ、リゼは喰種です。

この移植によりカネキは意図せず半喰種と化してしまうのでした。

人間なのか、喰種なのか

半喰種となってしまったカネキは、今まで普通に食べていた食物を口にすることが出来なくなっていました。

人肉に惹かれつつある自分空腹による辛い飢え、それでも人間としての尊厳を守ることとの間で激しく葛藤するカネキは、精神的にも肉体的にも追い詰められていきます。

そりゃそうですよね。人間として生きてきたのに人間しか食べられないなんて拷問のようです。

想像しただけでその苦悩が痛いほどわかります。

苦悩するカネキの前に現れたのは、「あんていく」のスタッフの薫香(とうか)と店長の芳村(よしむら)でした。

カネキが通っていた喫茶店「あんていく」は、唯一楽しめるコーヒーを嗜む(たしなむ)喰種が集う場所だったのです。

半端者の自分には居場所はどこにもないと嘆くカネキでしたが、店主の芳村から「人と喰種のどちらの世界にも居場所を持てる唯一の存在である」と諭されます。

その言葉をきっかけに喰種としての生き方を学ぶためにあんていくの店員として働くことになります。

ここから悩みつつも喰種の仲間ができていき、人間社会に溶け込む喰種の生きづらさや苦悩を目の当たりにしていくのです。

拷問の末に起こった変化

「アオギリの樹」という攻撃性の高い喰種集団VS人間の戦いの際、「アオギリの樹」に捕まったカネキはヤモリというアオギリ幹部に執拗な拷問をされます。

ヤモリの拷問は喰種は簡単には死なないため、人間の拷問よりも格段にタチの悪い悲惨なものでした。

幾度も繰り返される死と同等の痛みと無残な殺害シーンを目の前で見せられ、カネキの精神は崩壊していきます。

そして混沌としていく意識の中で自問自答を繰り返し、喰種としての自分の中の凶暴性を自覚・肯定し、カネキの精神と身体は覚醒へと向かいます。

そして共喰い(喰種を捕食)することで強さを手に入れます。

内向的で物事を深く考えすべてを抱え込んでしまう性格の彼ですから、苦痛に耐えながら覚醒に至るまでどれほど苦悩し思考を巡らせたのでしょう。

外見はその時の多大なストレスで、頭髪はメラニン色素がなくなり真っ白になりました(通称白カネキ)。

この事件をきっかけに優しく温厚で弱いカネキは奥深くに身を潜め、冷徹で攻撃的な一面を見せるようになります。

苦悩の末の防御策なのかもしれません。

それでもカネキの優しい心が死んだわけではなく、共喰いという異端な手段に出たのも、弱い自分を押し込んだのも、すべては「あんていく」のみんなを守るためなのです。

喰種の敵、喰種捜査官ハイセ

「ハイセ」とは、続編である「東京グール:re」の主人公です。

この時点で、物語の初めから約4年ほど経っています。

過去20年間の記憶がない佐々木琲世(ハイセ)は、喰種にとっての天敵である喰種捜査官であり、

喰種の能力を持った「クインクス」と呼ばれるチームを統率するメンターでもあります。

白と黒の混じった髪色の青年で、仲間想いで喰種に情けを見せるほど温厚、ジョーク好きな明るい性格の持ち主です。

しかし、ハイセは喰種特有の細胞の値(Rc値)が一般人の6倍近くあり、もはや人間というより喰種そのもので、普通の人間の食事も取れないよう。

それでも喰種対策局(通称CCG)はハイセを普段は人間として扱い、万が一暴走した場合は喰種として駆逐対象とすることが取り決められていました。

このハイセの正体は、ある大きな事件をきっかけに記憶喪失となり、その状態で喰種捜査官として再教育を受けたカネキなのです。

またカネキとしての記憶・能力は封印されており、戦闘能力は当時に比べ弱体化しています。

この時のハイセの心の中には幼い姿をしたカネキが存在しており、ハイセは自分の人格が消えてしまうことを恐れ拒絶し続けていました。

ですが、ある事件をきっかけに自分の中のカネキと向き合うことを決意し、徐々に自分の過去とも向き合い始めていきます。

このハイセという人格の時も元のカネキと共通する部分は多くあります。

この頃の彼も「大切な人のため」に行動するタイプでした。

記憶を失くしても根本は変わらず、心優しい繊細な人物なのです。

まとめ

この後も、カネキは何度も辛い経験をし、その度に何度も苦悩し心身ともに変化していきます。

普通の人間だった頃からたった数年間の出来事です。

行動を起こす時には、自分ではなくひたすらに誰かのために動くカネキ。

何度も何度も苦悩し、ひたすら傷つき、死にたくても死ねない。

こんなにも苦しんだ主人公は他にいたでしょうか。

カネキの根底には、「大切な人たちを守りたい、そのためなら死んだって構わない」という心優しい自己犠牲の心と、本当は心のどこかで死にたがっている節があったように思います。

カネキの壮絶な運命はとてつもなく悲しくもあり、大切な人を思い続ける温かさも含んでいます。

複雑な感情が渦巻く「東京グール」。

カネキの葛藤に焦点を当てて観てみるのもいいのではないでしょうか。

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