
京都というと、お寺に加茂川に街屋と、日本古来の風情をふんだんに残した魅力ある街ですよね。
あの街にいると時の流れがゆったり流れはじめるような、外国人でなくても非日常感を存分に楽しめる、
日本屈指の観光地であることは誰もが納得していることでしょう。
そんな魅力ある京都の街をそのまんま登場させているアニメが「有頂天家族」です!
このアニメは京都に住む化け狸たちの日常が、ドタバタしつつもほのぼのと描かれているハートフルコメディです。
京都の街にも狸たちにもなんだか癒されるこのアニメの魅力について調べてみました!
「有頂天家族」ってどんなアニメ?
作品名:有頂天家族
キャスト:
下鴨矢三郎:櫻井孝宏
下鴨矢一郎:諏訪部順一
下鴨矢二郎:吉野裕行
下鴨矢四郎:中原麻衣
弁天:能登麻美子
母:井上喜久子
下鴨総一郎:石原凡
海星:佐倉綾音
赤玉先生:梅津秀行
夷川早雲:飛田展男
金閣:西地修哉
銀閣:畠山航輔
淀川教授:樋口武彦
スタッフ:
原作:森見登美彦『有頂天家族』(幻冬舎文庫)
監督:吉原正行
シリーズ構成:菅正太郎
脚本:菅正太郎/檜垣亮
キャラクター原案:久米田康治
キャラクターデザイン・総作画監督:川面恒介
アニメーション制作:P.A.WORKS
制作年:2013年©森見登美彦・幻冬舎/「有頂天家族」製作委員会
簡単な概要:京都に住む狸たちのドタバタほのぼの日常コメディ
視聴できる動画配信サービス:
※本ページの情報は2021年4月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
あらすじ
- 糺ノ森に住む狸の名門・下鴨家の父・総一郎は
ある日、鍋にされ、あっけなくこの世を去ってしまった。- 遺されたのは母と頼りない四兄弟。
- 長兄・矢一郎は生真面目だが土壇場に弱く、
次兄・矢二郎は蛙になって井戸暮らし。
三男・矢三郎は面白主義がいきすぎて周囲を困らせ、
末弟・矢四郎は化けてもつい尻尾を出す未熟者。この四兄弟が一族の誇りを取り戻すべく、
ある時は「腐れ大学生」ある時は「虎」に化けて京都の街を駆け回るも、
そこにはいつも邪魔者が!- かねてより犬猿の仲の狸、宿敵・夷川家の阿呆兄弟・金閣&銀閣、
人間に恋をして能力を奪われ落ちぶれた天狗・赤玉先生、
天狗を袖にし空を自在に飛び回る美女・弁天―。
狸と天狗と人間が入り乱れて巻き起こす三つ巴の化かし合いが今日も始まった。- 多様なキャラクターたちも魅力の、奇想天外そして時に切ない壮大な青春ファンタジー。
登場人物
下鴨家(狸)
下鴨神社の糺の森(ただすのもり)に暮らす狸の名門一家。
下鴨 矢三郎(しもがも やさぶろう)
下鴨家四兄弟の三男で主人(狸)公。
偉大な父の「阿呆の血」と化け力を兄弟一色濃く受け継いでおり、
女子高生からダルマまでなんでも化ける。
普段は男子大学生に化けて生活している。
父の残した言葉「面白きことは良きことなり!」がモットー。
赤玉先生の身の回りの世話をしている。
下鴨 矢一郎(しもがも やいちろう)
下鴨家四兄弟の長男。
狸のくせに生真面目で融通が効かない性格。
矢三郎に引けを取らない化け力を持っている。
普段の化けた姿は和服姿の若旦那風。
亡き父の遺志を継ぐべく次期「偽右衛門」選挙に出馬している。
下鴨 矢二郎(しもがも やじろう)
下鴨家四兄弟の次男。
やる気が見えない怠け者。
現在は六道珍皇寺の境内の古井戸で蛙に化けて隠居生活をしている。
下鴨 矢四郎(しもがも やしろう)
下鴨家四兄弟の末っ子。
普段は少年の姿に化けているが、化けるのが苦手で気が弱いため、
恐怖を感じたり驚いたりするとすぐ尻尾が出てしまう。
携帯電話の充電ができるという特技を持つ。
修業のため偽電気ブラン工場で働いており、そこで金閣・銀閣によくいじめられているが、修行だと割り切って頑張っている。
下鴨 桃仙(しもがも とうせん)
狸四兄弟の母。
宝塚歌劇に心酔している。
普段はポニーテールに割烹着スタイルに化けているが、
「美青年には優雅な玉突きがふさわしい」という独自の観念から、美青年に化けてビリヤード場に通っている。
雷が非常に苦手。
下鴨 総一郎(しもがも そういちろう)
狸四兄弟の亡き父。
山に化けることができるほどの化け力を持っており、
長年京都狸界の頭領「偽右衛門」として狸界を束ねた偉大な狸だった。
矢三郎には「阿呆さ」、矢一郎には「責任感」、矢次郎には「呑気さ」、矢四郎には「純真さ」を多く受け継いだとされている。
金曜倶楽部によって狸鍋にされ亡くなった。
夷川家(狸)
下鴨家と並ぶ名門一家で、下鴨家をライバル視している。「偽電気ブラン」の卸元。
夷川 早雲(えびすがわ そううん)
夷川家頭領。
総一郎の実弟で矢三郎たちの叔父にあたり、下鴨家から夷川家に婿入りした。
意地の悪い性格で、偽電気ブランの卸元という立場を利用して狸界に幅を効かせている。
矢一郎同様、次期「偽右衛門」選挙に出馬している。
金閣・銀閣(きんかく・ぎんかく)
早雲の双子の息子で、矢三郎たちの従兄弟。
金閣が兄で銀閣が弟。
早雲同様に意地が悪く下鴨家にたびたび嫌がらせをするが、
頭が回らないので、ほとんど返り討ちにされている。
海星(かいせい)
早雲の娘で金閣・銀閣の妹。
一時期矢三郎の許嫁だったが、総一郎の死後早雲によって縁談破棄された。
なぜか矢三郎の前には姿を現さず、非常に口が悪いが、早雲・兄たちとは違い性格はいい。
なんだかんだ言いながらも矢三郎たちに力を貸してくれる。
天狗
空を飛んだり天候を操ったりなど、様々な特殊な力(神通力)を使える存在。
総じて気位が高く、他のものを見下す傾向がある。
神通力は学べば人間でも使うことができる。
赤玉先生(あかだませんせい)
大天狗の一人で、本当の名は如意ヶ嶽薬師坊(にょいがたけやくしぼう)。
赤玉先生という名は、本人が大の「赤玉ポートワイン」好きということが由来。
以前は如意ヶ嶽を治めていた絶大な力を持つ大天狗だった。
現在は落ちぶれてしまい、 出町桝形商店街裏のアパートで暮らしている。
弟子である弁天に恋焦がれており、天狗道具はことごとく弁天に貢いでしまっている。
人間(金曜倶楽部メンバー)
金曜倶楽部とは、京都に大正時代から存在するといわれる秘密結社。
席数は常に7席と決められており、メンバーはそれぞれ七福神の名で呼び合っている。
月に1回集まって宴会を開くことが主な活動内容。
忘年会では必ず狸鍋を食べることが伝統となっているため、狸たちの間では非常に恐れられている。
弁天(鈴木 聡美/すずき さとみ)
「金曜倶楽部」のメンバーの一人。
少女時代に赤玉先生に一目惚れされたことで、琵琶湖湖畔からさらわれて天狗の術を教え込まれたため、神通力を自由に使える。
妖艶で冷徹な美女。
矢三郎の事を気に入っているよう。
布袋(淀川教授/よどがわきょうじゅ)
「金曜倶楽部」のメンバーで、大学の農学部教授。
「食べるということは愛するということである」をモットーに、世界各地で様々なものを食べてきた食通。
狸をこよなく愛するが、「狸を食べることも愛」であるという考えから、狸鍋も喜んで食べている。
「有頂天家族」用語
狸
この作品の狸たちは、人間や物などあらゆるものに化けることができ、普段人間に混ざって生活をしている。
化け力は狸によって異なり、矢三郎のように化け力が強い者もいれば、矢四郎のようにすぐ尻尾が出てしまう者もいる。
人間とは異なる独自の文化や風習があり、下鴨家と夷川家は狸の中でも名門とされている。
偽右衛門
京都市内に住む狸たちの頭領の位。
空席となると立候補者を募り、その中から長老たちによって決定される。
偽右衛門であった下鴨総一郎の亡き後は八坂平太郎という狸が後を継いでいたが、
隠居することになったため現在再び立候補者を募っている。
立候補している狸は現在、下鴨矢一郎と夷川早雲。
偽電気ブラン
電気ブランをもとに作られている密造酒。
狸界で広く飲まれており、人間にも愛好者がいる。
夷川家が卸元としてその製造販売を統括している。
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原作は漫画じゃなくて小説
アニメといえば漫画が原作のことがほとんどですが、この「有頂天家族」は森見登美彦作の小説が原作なんです。
森見登美彦といえば、「夜は短し歩けよ乙女」や「ペンギン・ハイウェイ」などの劇場アニメ化された作品もあり、
直木賞にも3度ノミネートされる有名な作家さんです。
「有頂天家族」の小説は「たぬきシリーズ」として三部作になる予定で、現在は2部まで出版されています。
「有頂天家族」は京都の街が舞台となったことから、
2017年には「京都特別親善大使」に任命され話題にもなりました!
京都の街を舞台に狸たちの日常を覗き見
この物語の舞台は、千年の都・京都。
この京都には、古来より天狗や化け狸が人間社会に紛れて暮らしています。
下鴨神社にある糺ノ森に住む狸一家の下鴨家当主・下鴨総一郎は、
ある年の瀬に金曜倶楽部の人間たちに狸鍋にされ、帰らぬ狸となってしまいました…。
残された四兄弟の中でも偉大な父の「阿呆の血」を色濃く受け継いだ三男坊の矢三郎は、
隠居の大天狗・赤玉先生の世話をしたり、夷川家の金閣・銀閣と張り合ったり、
神通力を自由に操る弁天に振り回されたり、個性豊かな家族とほのぼの過ごしたりと、
毎日なんやかんや退屈する暇もない日々を過ごしていました。
そんな中で下鴨家は父を狸鍋にした金曜倶楽部に狙われてしまいます。
そして、父がどうして狸鍋にされたのか、その謎が徐々に明らかになっていくのです…。
「有頂天家族」特有の力の抜けたのほほん世界観

「有頂天家族」は作画や間の取り方、喋り方などが独特で、
どことなく懐かしく不思議と力の抜けるような癒し効果漂う作風になっています。
そんなこの作品の良さを厳選して3つあげてみました!
現実の京都そのまま
冒頭でもご紹介したように、「有頂天家族」の舞台はリアル京都の街!
出てくる地名やお店は実際に存在するものばかりです。
人気の観光スポットはもちろんこと、地元民の生活の場であるディープなスポットまで至ることろが登場します。
「あ!ここ行ったことある!」
「ここのお店、あの通りのお店だー!」
と京都の街を楽しく散策気分で観ることができますよ。
独特なゆるい雰囲気
物語は、人間・天狗たちに振り回される狸のドタバタの日々の中で、
父の死の謎が明かされていくというシリアスになってもおかしくない内容にも関わらず、
とにかくゆるく柔らかい雰囲気に包まれた作品です。
憎き仇(かたき)も出てくるのですが、その悪役もなんだかコミカルで、恨むわけでもなく許してしまいます。
これも狸特有の「阿呆の血」の良さなのでしょうね。
人間は知らない京都の顔
なんにでも化けられる狸や気高き天狗も人間に紛れて生活している「有頂天家族」の京都の街。
京都の夏の風物詩である五山送り火では、天狗や狸たちも夜空に浮かびながらどんちゃん騒ぎをしているんだとか。
現実の世界でももしかしたら僕たち人間の知らないところで、
人間になりすましながら奇想天外な暮らしをしているのかもしれないと思うと、
なんだかワクワクしていますよね!
まとめ
京都という特殊な場所と、化け狸に天狗というファンタジーなキャラクターたちとの相性の良さが素晴らしい「有頂天家族」。
下鴨家の日常と亡き父の死の謎を中心に進んでいくお話は、
家族愛に溢れていてのほほんと温かく柔らかいハートフルコメディになっています。
まだコロナが落ち着かずなかなか旅行にも行けない今だからこそ、
京都旅気分で狸たちの日常を覗いてみるのもいいですね。
「有頂天家族」が見られる動画サービス
※本ページの情報は2021年4月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
アニメを見るなら動画配信サービスを利用しよう!
僕はアニメも好きです。
昔はよくビデオやDVDを購入したり、某レンタルショップにを借りに行ってました。
ただ、借りものだと気を使うし、返却期限があるため、見るのを急かされてしまいますよね。
それに、そもそもビデオやDVDは見るたびに入れ替えないといけないのが結構おっくうだったりします。
購入すると、やっぱり漫画と同じく場所をとってしまいますし。
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実は、アニメが見られる動画配信サービスはいろいろ試しました。
その話を記事にしているので、よかったらこちらも覗いてみてください。