
バーって全くの初心者が楽しむには、けっこう難しかったりしますよね…。
バー。
西部劇の映画やハードボイルド系漫画には必ずといってよいほど登場し、酒場にくらべて断然オシャレなイメージがありますよね。
子供の頃から「カッコいい~」「大人になったら行ってみたい!」と密かに憧れていたというかたも、多いのではないでしょうか?
ですがそんな憧れをいだいたバーに、いざ実際に大人になって入ってみると…。
緊張ばかりしちゃってイマイチ楽しめなかった!そんなかたも、結構いらっしゃると思います。
僕の知りあいのNさんも、そんな苦い経験をもつ大人のうちのひとり。
はたちそこそこの頃、同じくバー未経験の友達と一緒にドキドキしながら入ってみたものの…。
Nさんとそのお友達は、まずドアをくぐったとたんに別の世界のような、落ち着いた雰囲気に、ちょっとビックリします。
そしてバーにはメニュー表がないことを知って、さらにビックリ!
カベにもメニュー張ってない…?とキョロキョロするNさん。
けれども周りを見ると、皆おのおのおいしそうなお酒をオーダーし、静かに楽しんでいるようすです。
バーのことをオシャレな居酒屋と同じようなモノだと、それまで思い込んでいたNさん。
けれどもそれはどうも違かったみたい…!?と一緒にいた友達とともに、すっかりイシュクしてしまったのだそうです…。
結局なんとか知っている名前のカクテルを注文し、1杯だけ飲んでそそくさとお店を出てしまったのだとか。
せっかく憧れていたバーなのに、残念すぎるデビューをかざってしまいましたね(泣)
バーというのはちょっと通なかた向けの大人の酒場。
ある程度のたしなみ方やカクテルの知識がないと、スマートにオーダーすることも難しかったりするようです。
Nさんは当時ほとんど下調べをしないでバーに行ってしまったことを、かなり後悔したのだそうですよ。
そんなNさんのようにせっかく勇気をだしてバーに入ってはみたものの、勉強不足でいまいちバーを楽しめなかった~というあなたに、ぜひオススメしたい漫画があるのだとか。
その漫画はバーのバーテンダーが主人公で、バーでの作法はもちろんのこと、カクテルの種類までくわしく学べてしまいます!
そしてそれだけではなく、バーとバーテンダーの奥深さや魅力についてもこれでもかというほど学べるため、バーについての知識を得るには、もってこいのこの漫画!
それが今回ご紹介させていただきます「バーテンダー」です!
「バーテンダー」ってどんな漫画?
作品名:バーテンダー
漫画:長友健篩
原作:城アラキ
出版社:集英社
掲載誌:スーパージャンプ、グランドジャンプ
コミック:全21巻
2006年にはアニメ、2011年にはドラマ化もされた、超ヒット作品です!
あらすじ
主人公、佐々倉溜は凄腕(すごうで)のバーテンダー。
8年ぶりにフランスから帰国し、現在は銀座の「バー・ラパン」に勤めています。
バーというのは時に心が疲れた行き場のない人が、癒しをもとめて行くところ。
溜のもとにも悩んでいたり、心がキズついてしまってるお客様がこられることも…。
溜はそんなお客様のこころを満足させようと、バーテンダーの誇りと技術を駆使(くし)し、今日もカクテルを作るのです。
登場人物
佐々倉溜(ささくら りゅう)
本作の主人公。連載初期は26歳。
フランスにいた頃はパリ・ラッツホテルのチーフバーテンダーを勤め、ヨーロッパのカクテルコンテストにも優勝し、アジア人として初めて各国のVIPにカクテルをサービスした天才バーテンダー。
その味は繊細と驚きに満ちていて「神のグラス」とまで呼ばれるほど!
仕事中は落ち着いた大人な雰囲気で、理想的なバーテンダーそのものだが、プライベートなすがたは結構ズッコケキャラだったりする。
バーテンダーの仕事に誇りをもっている!
来島美和(くるしま みわ)
本作のヒロイン的存在。
ホテル・カーディナルの料飲部に勤めているOL。
溜を自身のホテルのバーに引き抜きたいと思っている。
実はホテル・カーディナルの代表取締役をつとめる来島泰三(くるしま たいぞう)の孫娘なのだが、普通のOL生活をおくりたいからとまわりには内緒にしている。
和久井翼(わくい つばさ)
物語中盤で登場する。溜にとってはじめての弟子となるキャラクター。
真面目だがちょっとたよりない性格。
葛原隆一(くずはら りゅういち)
Bar・Kのオーナーで溜以上の凄腕バーテンダー。
「ミスター・パーフェクト」の異名をもつ。
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「バーテンダー」を読めばカクテルにもバーにも詳しくなれちゃいます!
Nさん曰く、基本的にこの漫画を読めば、バーのルール、カクテルの種類についてはたいていのことはわかるのだそうです。
というのも主人公、溜がほぼ全編をとおしてバーについてのウンチクを、めちゃくちゃ語りまくるからなのだとか(笑)
溜はほんとうにバーテンダーの仕事に誇りをもっていて、あたりまえですが知識もほうふ。
カクテルを作る時にも使ったお酒やそのお酒にまつわる有名なエピソードなど、あますことなく説明してくれるので、Nさんのようなカクテルに詳しくない人にとってはかなりありがたいんだそうです。
溜のウンチクはカクテルのことだけではとどまらず、たとえばバーテンダーの語源が「優しい止まり木」という意味であるとか。
何故バーはほかの居酒屋と違い、看板などもたてられず目立たないようになっているのかなどなど、バーについてのそうだったんだぁ!という話をたくさん知ることができます!
Nさんは個人的に、バーテンダーをバーテンと呼ぶのは失礼なことだというウンチクが、1番ためになったのだそうです。
さらに、バーテンダーという職業についても詳しくなれちゃうんです!
世の中に絶対にお客様を裏切ってはいけない仕事がふたつあります。
ひとつは医師・薬剤師。ではもうひとつは? ─バーテンダー。
引用:「バーテンダー」1巻
これは主人公溜が1話目にして語るセリフです。
いかにバーテンダーのかたたちがお客様にたいして真摯に仕事をしているのかがよくわかって、めちゃくちゃカッコ良いセリフですよね。
そして漫画を読めが読むほどに、バーテンダーの仕事が繊細で奥深いものであるということが、本当によくわかるのが、この「バーテンダー」最大の魅力でもあるのです!
たとえば、ステアという、お酒をバー・スプーンでかき回す作業ひとつとっても、とっても繊細!
スプーンと氷が全くぶつからないように、滑るようにかき回さなくてはなりません!
そうしないと氷が溶けてしまって、カクテルの味が落ちてしまうからなんだそうです。
うーん。なんというこだわりようでしょう!
バーテンダーとは職人技ももとめられるお仕事なんですね。
たとえ同じ材料と分量で作ったとしても、バーテンダーの腕によっておいしさが全く違ってしまうというのも、本作を読まなければ知ることがなかった、驚きの事実です!
そして当時Nさんはとまどってしまいましたが、バーにメニューがないというのも、実はしっかりとした理由があります。
それはメニューはお客様のこころの中にあるからなんだそうです。
お酒というのは飲み方も混ぜ方もさまざまで、メニューは無限大。
その中からお客様の今飲みたい1杯をさがすのが、バーテンダーの本当の仕事なのだと溜は語るのです。
てっきりNさんはカクテルの名前をいわないと注文できないとおもっていましたが、実際はお酒の好みや要望などを細かくバーテンダーに伝えるだけでもよかったのですね。
バーテンダーとはお客様とのコミュニケーションを大切にする、サービス業としても奥深い仕事なのだなとNさんは感心してしまったのだそうです。
まとめ
オシャレでカッコ良いけれど、初心者にはなかなかにわからないことがおおく、謎につつまれているように感じてしまう、バー。
本作ではそのわからないことが丁寧に説明されていて、バーに魅力を感じているものの楽しみかたがわからない…という方には本当に親切な漫画となっています。
・・・バーデビューが残念な結果に終わってしまってからは、なんとなくオシャレ居酒屋でだきょうするようになっていたNさん。
ですが、この「バーテンダー」を読んだことであらためてバーへの憧れが強くなり、もういちどチャレンジすることにしたのだそうです。
「バーテンダー」は、バーとカクテル。
そしてバーテンダーの奥深い魅力について知ることができる、素晴らしい作品です!
あなたも是非この漫画を読んで、もういちどバーにチャレンジしてみませんか?
・・・ちなみに、この主人公佐々倉溜は物語がすすむにつれて、「バー・ラパン」いがいにも、色々なバーをわたりあるくことになります。
結局ホテル・カーディナルのバーでも働くことにもなるのですが、最終的には独立し、自分の店をかまえることに…!
けれども働くバーは変わっても、溜自身はかわることなくつねに真摯なバーテンダーで有り続けるのです!
そうして静かに幕をとじたこの「バーテンダー」ですが、主人公と作画担当が変更され、
「バーテンダー à Paris 」「バーテンダー à Tokyo」「バーテンダー6stp」とまだまだバーテンダーの世界は続いていきます!
そちらもなかなかバーの世界の奥深さを、学べるんだそうですよ!
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