
せっかくお子さんがやりたいといってバレエを始めたのに、上手くなりたいと言っても、口だけで練習をしない…。
そんなやる気がない姿をみると親としては悲しいし、悩んでしまいますよね。
Kさんもそのような悩みを抱える親の1人で、毎月の月謝やレオタード代など
お金をドブに捨てているようで、もったいないとさえ思うようになっていました。
なんとか、娘に当初のやる気を思い出してもらえないかと、悩んでいたときに見つけたのが漫画「トウ・シューズ」です。
Kさん自身も昔読んだ漫画ですが、久しぶりに読んでも魅力は衰(おとろ)えることなく、
娘さんも主人公のバレエへのひたむきさに感動してすっかりやる気を取り戻したそうです。
今回はそんな「トウ・シューズ」についつ紹介します。
「トウ・シューズ」ってどんな漫画?
作品名:トウ・シューズ
作者:水沢めぐみ
出版社:集英社
掲載誌:りぼん
コミック:5巻(完結)
内容:明るく前向きなちびっ子のくるみが、バレエの魅力(みりょく)を知り
悩み苦しみながらも、努力して成長していく物語です。
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あらすじ
【目指せ、プリマバレリーナ!!】くるみは小学5年生の時に初めて見に行った「くるみ割り人形」の舞台に衝撃を受け、穂坂バレエスクールに入団した中1の女の子。ある日くるみは、病気で降板した憧れのはづきさんの代役を任されることに!! バレエを始めて2年たらずのくるみは、はづきさんとのレベルの差に戸惑うが…。夢と友情バレリーナストーリー、第1巻。 【同時収録】バレリーナ物語 第1回
出典元:ebookjapan
登場人物
主人公くるみを中心に、バレエスクールの友人、ライバル、学校の友人と
魅力的なキャラクター達が登場します。
森野くるみ(もりの くるみ)
本作の主人公。素直で明るく頑張り屋の中学1年生の女の子。
身長が145センチと小柄で本人も少し気にしています。
小学5年生の冬、友人の桃子に誘われたバレエ公演をきっかけに
バレエが大好きになります。
バレリーナを夢見て、桃子と同じ穂坂バレエスクールに入ります。
いつでもどこでもバレエのポーズをしたり、
学校から帰宅後直行で、バレエのレッスンに1番のりして個人練習するほど
バレエ愛を持つ努力家。
ある日レッスン前に出会った、何かと親身になってくれる、
バレエ界の貴公子、一臣に憧れを抱きます。
また学校では同級生の男子、智也と喧嘩しつつも
励ましあったりしながら、友好を深めていきます。
岩崎智也(いわさき ともや)
くるみの学校の同級生。サッカー部のキーパーとして練習にはげみます。
身長はくるみと同じ146センチと小柄で、くるみと背のことでいつも張り合います。
父親が穂坂バレエ団の隣で、バレエダンサー専門の
岩崎スポーツクリニックという病院を経営しているものの、
父のようにバレエやクリニックに詳しくありません。
本当はくるみの事が好きなのに
いじめてしまっては後悔することも、多々あります。
穂坂一臣(ほさか かずおみ)
くるみが通うバレエスクールの、バレエ団団長夫妻の一人息子。
過去に超難関のローザンヌコンクールで金賞を取り、
イギリスのロイヤルバレエスクールに2年間留学していた、バレエ界の期待の星。
身長183センチと高身長で見た目が格好よく、バレエの実力も人気も高い、
くるみを含めスクール、バレエ団員生女子の憧れ(あこがれ)の人。
篠原桃子(しのはら ももこ)
くるみの小学校時代からの同級生で親友。
穂坂バレエスクールに小学生の頃から所属していて、
小学5年生の時にくるみをバレエ鑑賞に誘います。
性格は優しく穏やかで控えめ。
見た目も女の子らしく、バレエの高い素質の持ち主です。
白河はづき(しらかわ はづき)
くるみがバレエを始めるきっかけになった、
バレエ公演の主役を演じた憧れの先輩。
穂坂バレエスクール付属研究所の研究生。
バレエの実力は非常に高いものの、
それを鼻にかけない人柄の良さで、
後輩たちに慕(した)われています。
長谷部涼子(はせべ りょうこ)
穂坂バレエスクール付属研究所の研究生。
くるみより学年は1つ上。
くるみと桃子がスクール生から研究生に昇格した時に、
一臣に優遇されるくるみをねたみ
意地悪をし続けます。
はづきがバレエ団の団員になって研究所から抜けた後、
研究生の中で最もバレエの実力を高く評価されます。
大会社の社長の娘で母親が有名なバレリーナのサラブレッド。
才能の高さを鼻にかけていて、きつい性格です。
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華やかなバレエの魅力
この作品ではキラキラとした華やかなバレエの世界観や、
美しく練習にはげむ少女たち、すてきな王子様キャラや可愛い衣装が、
作者水沢めぐみ先生特有のかわいいイラストで描かれています。
作品中に描かれるバレエの演目(演じる作品)について、
イラスト付きの説明と登場人物が出てくるのですが、その姿が見ほれるほど美しいです。
例を挙(あ)げると、くるみが尊敬し憧れるはづきがバレエフェスティバルで踊った
「第一部白鳥の湖」のシーン。
悪魔(あくま)によって白鳥に姿を変えられた、
王女オデットと王子の美しくも悲しい恋物語のワンシーンを、
1ページまるまる悲しげな表情と美しいポーズ、きれいな衣装とで
描かれています。
この1ページに込められた美しい世界観を目の当たりにすると、
きっとくるみでなくても、華やかなバレエの魅力(みりょく)を再確認することでしょう。
漫画雑誌「りぼん」の主人公らしさに親近感
漫画雑誌「りぼん」の主人公といえば、
漫画「ちびまる子ちゃん」のさくらももこのように、
ちょっとドジで、泣き虫で素直な女の子を想像しませんか?
他の漫画「ママレード・ボーイ」の小石川みきも、
親友秋月めいこほどの美貌(びぼう)はなくとも、
好感の持てる可愛らしい容姿(ようし)と、
素直で頑張り屋なイメージがあるかと思います。
漫画「トウ・シューズ」の主人公も同じく、
かわいらしい見た目と周りにいじられるムードメーカで
素直さな性格を持ち合わせています。
街中やバレエスクールで、
くるみは自分が主役で踊っている姿を想像し
バレエのポーズを決めては、みんなに笑われます。
笑われようが、レッスン中注意を受けようがお構いなし。
注意を改善点としてとらえ、そこを直せば良いだけ、と常に前向きに考える明るさ。
他の練習生に比べバレエの開始時期が遅いデメリットを、
その素直さでどんどん吸収しカバーしていきます。
そんなりぼんの王道をいく主人公が、
バレエをいっしょうけんめい頑張る姿は
りぼんっ子にしてみれば、きっと応援せずにはいられないでしょう。
では、くるみはどんな風にがんばるのでしょうか?
バレエへの真剣(しんけん)さ
突きつけられる壁
くるみは常に前向きに練習にはげみますが、
バレエのスクール生から研究生に昇格後、
初めての演目の主役オーディションで壁にぶち当たります。
主役になって、スクール生時代から目標としていた、
憧れの人一臣とのペアを夢見ていましたが、
決定的な身長の差問題に悩まされるのです。
オーディションの前日に、動揺(どうよう)させるために
ライバルの長谷部涼子がその問題を突きつけるのです。
Kさんはライバルを嫌な奴だなと怒りつつ、
くるみがどう乗り越えるのか気になって仕方がなかったそうです。
初めての挫折(ざせつ)
オーディションの当日、
鏡の前でおこなわれる基礎練習のバーレッスンが始まるも
くるみはショックを引きづり、レッスンに集中できません。
実はバーレッスンがオーディションの一次審査を兼ねていたことを聞かされ、不合格になります。
集中力を欠き、良い舞台を作るための基礎をおそろそかにしたことを指摘(してき)され、その場から走り去ります。
目標を失い、オーディションも惨敗(ざんぱい)して心がボロボロのくるみ。
Kさんはくるみがバレエを辞めてしまわないか、ハラハラしたそうです。
くるみは果たしてどうするのでしょう?
バレエへの変わらない情熱
オーディションの結果を楽しみに待つ家族の手前、
家に帰れないくるみは、気がつくと学校のグラウンドにたどり着きます。
そこで悔し泣きをしている、同級生の智也と偶然出会うのです。
彼も背が低いことで試合のレギュラーを降ろされたのでした。
お互い悩みを共有する中で、
それぞれバレエとサッカーへの熱い想いを再確認し、
新たな目標を見つけ立ち直ります。
そして現状を受け止め、また練習に励むのです。
その時にくるみはレッスンを受けながらこう誓い(ちかい)ます。
もう無駄にしない 1分でも1秒でも
今 この瞬間より 次の瞬間
確実に何かを身につけていきたい
いつか 奇跡をおこせるように
引用元:トゥ・シューズ 2巻
自分のコンプレックスを突きつけられて
精神状態がボロボロになった後、
新たな目標が見つかったとはいえ、
この切り替えの早さと前向きさ。
そしてこのバレエへの情熱には
Kさんと娘さんは感心したそうです。
頑張ったその先に…
さらなるピンチ到来
オーディションが終わり、
結局8人で踊る友人その8の役を与えられたくるみは、
団体で踊るダンス、コールドの難しさを痛感します。
みんなより背が低い分大きく踊る必要があり、
そして大きく踊ってもタイミングを合わせられる、スピードも求められるのです。
しかし、最高の舞台にするため頑張ります。
しかも運の悪いことに学校の文化祭がバレエの発表会の日と重なり、
1か月半、バレエの通常レッスン+朝晩の自主レッスンに加え、
学校と家での文化祭の準備も、睡眠を削って頑張るのです。
周りの心配をよそに明るい笑顔で乗り切るも、
発表会当日にくるみは、39度の熱の状態で会場入りするのです。
Kさんは言わんこっちゃないと、
心配のあまり思わず声が漏(も)れたそうです。
頑張りの行く末
熱に気づいた智也に教えられ、駆けつけた一臣にくるみは勇気をもらいます。
フラフラになりながらもトゥシューズを履いて一気に集中し、
名もない役を自分だけの表現で踊り切り、観客を魅了(みりょう)します。
大成功をおさめ拍手喝采(はくしゅかっさい)の中、
カーテンが閉まった後、くるみは達成感を感じて倒れるのです。
そして運ばれた先の病室で、くるみは一臣にこう言います。
みんなで ひとつの舞台をつくりあげるのって
こんなに素敵なことだったんだ
中略
「バレエの魔法」がほんの少しだけ
わかったような気がするんです
引用元:トゥ・シューズ 2巻
頑張り続けた人だけが見える景色と言葉ですね。
Kさんの娘さんもこのシーンを読んで
がんばった先の景色が見たくなったそうです。
まとめ
これまで漫画「トウ・シューズ」について紹介してきました。
この漫画は
- 忘れかけていた、華やかなバレエの魅力を思い出させてくれます。
- 漫画雑誌「りぼん」の主人公らしさがあり、親近感がわいて応援したくなります。
- 主人公のバレエへのひたむきさがビシビシ伝わってきます。
- 主人公に感化されて、頑張った達成感が自分も感じたくなります。
バレエの稽古は厳しいことが多くて娘さんの心が折れることがあるかもしれません。
そんなときこの漫画を読めば、あなたも娘さんと一緒にくるみとバレエの世界に浸って、やる気を取り戻してあげてくださいね。
【「トウ・シューズ」を電子書籍で読む】
漫画を読むならスマホで!
漫画はシリーズによっては何十巻ともなるし、それを保管するとなると部屋の中の保管場所に困りますよね。
僕も、電子書籍が普及する以前は、すぐに本棚がいっぱいになって部屋の隅から机の隅にまで漫画が積まれていました。
さすがにそれではまずいと思い、泣く泣く売りに出したことも。
それに、外で読もうと思うと荷物になるので持ち運びも大変です。
1冊ならまだしも、何冊ともなるとカバンの中がかさばって場所をとるし、移動するにはちょっとした重さが結構負担になります。
肩掛けカバンだと30分もすると取手が肩に食い込んで痛くなります。
なので、スマホで漫画が読める電子書籍サービスは本当に助かってます。
スマホであれば普段から持ち歩くし、外出の際も楽ちんです!
ここでは僕のよく使うサービスを2つお伝えしますね。
ebookjapan |
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約50万冊の本を配信しているebookjapan。
ブログの運営もあって、いろいろ漫画を探したりしますが、「ほかのサイトにはないのにebookjapanにはある」といったことも多かったです。 シリーズごとにまとめてくれる機能も重宝してます。 Yahoo!プレミアム会員だとよりお得に使えるので、無料でプレミアム会員になれるソフトバンクユーザーには特におすすめです。 初回登録特典で6冊まで半額になるクーポンがもらえますよ!
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CMでもおなじみのBookLive!
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実は、僕はいろいろな電子書籍サービスを試しました。
そのことを記事にしているので、よかったら見ていってくださいね!
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