日常・ほのぼの(アニメ)

都会育ちの書道家が離島で一人暮らし!島の日常を描いたおすすめアニメ「ばらかもん」

24時間営業のコンビニや、たくさんのお店が集まるショッピングモールなど、都会での生活は便利で華やかですよね。

一方で、人も多く、喧噪に疲れたという人もいるのではないでしょうか。

のどかな田舎で、のんびりと休息したいときもありますよね。

そんな人におすすめしたいのが、離島でのスローライフを描いたアニメ「ばらかもん」です。

本作は、都会育ちの主人公が、突然、長崎の離島に住むことになり、島民との温かな交流を通して成長していく物語です。

本作を観て、主人公と一緒に、離島ライフを楽しみましょう!

「ばらかもん」ってどんなアニメ?

作品名:ばらかもん

キャスト:
半田清舟:小野大輔/琴石なる:原 涼子/山村美和:古木のぞみ/新井珠子:大久保瑠美/木戸浩志:内山昂輝/久保田陽菜:遠藤璃奈/ケン太:木村聖哉/新井明彦:潘めぐみ/郷長:杉野田ぬき/教頭:立木文彦/川藤鷹生:諏訪部順一/神崎康介:梶 裕貴

スタッフ:
原作:ヨシノサツキ(掲載「ガンガンONLINE」・月刊「少年ガンガン」/スクウェア・エニックス刊)/監督:橘 正紀/シリーズ構成・脚本:ピエール杉浦/キャラクターデザイン・総作画監督:まじろ/書:原 雲涯/美術:加藤浩、保木いずみ/色彩設計:宮脇裕美/プロップデザイン:今村望/撮影監督:若林優(T2 Studio)/編集:須藤瞳(REAL-T)/音響監督:若林和弘/音楽:川井憲次/アニメーション制作:キネマシトラス

制作年:2014年©ヨシノサツキ/スクウェアエニックス・「ばらかもん」製作委員会

簡単な概要:都会育ちの書道家が、慣れない田舎暮らしを通して成長していくハートフル日常コメディ

視聴できる動画配信サービス:

Amazon prime video

U-NEXT

Hulu

dアニメストア

Netflix

※本ページの情報は2021年10月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

あらすじ

書道界の重鎮を殴った罰として、日本西端の島で一人暮らしを始めることになった若きイケメン書道家・半田清舟。都会育ちで神経質な「半田先生」の前に現れるのは、自由奔放で個性豊かな島民ばかりで……!?慣れない田舎暮らしの洗礼を受けながら、書道家として人として少しずつ成長していく青年のハートフル日常島コメディ!!

出典元:dアニメストア-ばらかもん

登場人物

半田清舟(はんだせいしゅう)

都会育ちの書道家で23歳。

島民からは「先生」と呼ばれている。

「清舟」は雅号で、本名は半田清。

書道界の家元の跡継ぎで、幼い頃から書道家として数々の賞を取り、若き奇才として名を馳せていた。

しかし、書道界の重鎮に入賞作品を酷評されたことで、暴力沙汰を起こしてしまい、父から「頭を冷やせ」と言われ、長崎の離島・五島での生活を余儀なくされる。

書道界のエリートだったため、プライドが高く、頑固だが、書道中心の生活をしていたために世間知らずで抜けていることも多々ある。

本人にその自覚はないが、天然で、子どもっぽい。

子ども嫌いを自称しているが、幼い頃に外で遊んだ経験が少なく、島の子どもたちの遊びが新鮮なため、いつの間にか本気で遊んでいる。

その結果、子どもたちからは懐かれており、清舟の家には子どもたちが頻繁に上がり込んでいる。

琴石なる(こといしなる)

島の分校に通う、小学一年生の女の子。

人一倍、明るく元気で、逞しい、天真爛漫な性格。

一方で、場の空気に敏感で、人の気持ちを思いやり、自省する大人びた面も持つ。

清舟のことを「先生」と呼んで、とても慕っており、清舟の家に入り浸っている。

自然豊かな五島で育ったため、虫や自然に関する知識は豊富で、清舟の島暮らしを手助けすることもよくある。

山村美和(やまむらみわ)

中学二年生。

島の子どもたちのリーダー的な存在で、ボーイッシュな女の子。

誰に対してもフレンドリーで、何事にも全力で挑むが、それゆえに暴走することもある。

酒店を営む父親は見た目と振る舞いが異常に恐い。

新井珠子(あらいたまこ)

美和の親友で同じ学校に通う中学二年生。

通称「タマ」。

漫画家になるという夢があり、書道家の清舟にはなにかしらのシンパシーを感じている節がある。

漫画の影響で、忍者を目指していたことがあるため、身体能力は異様に高い。

自称文学少女だが、ボーイズラブの漫画をこっそり見ているいわゆる腐女子。

木戸浩史(きどひろし)

高校三年生。

郷長夫婦の一人息子で面倒見がいいため清舟や年下の子どもたちから兄のように慕われている。

金髪だが、不良ではない。

学校の成績はオール3で、凡庸なことがコンプレックス。

特技が何もないと思っていたが、清舟から料理の腕を褒められ、生活力に乏しい清舟の料理係となっている。

久保田陽菜(くぼたひな)

なるの親友で、同じ分校に通う小学一年生。

通称「ひな」。

ロングヘアで、ピンクの髪飾りがチャームポイントのおとなしい女の子。

極度の人見知りで、悲しくても嬉しくても何もなくても泣く。

川藤鷹生(かわふじたかお)

清舟の中学からの友人。

画商を営んでいて、清舟に書の依頼をしたり、仕事のマネジメントを行ったりする仕事仲間でもある。

純粋な清舟に、適当なことを吹き込んでもてあそんでいることがある。

学生時代、清舟が「周りから嫌われている」と勘違いする原因を作った人物。

東京と五島のライフスタイルのギャップがおもしろい

清舟は、東京から五島にやってきたので、島での風習や生活の違いの戸惑うこともしばしば。

清舟にとっては当たり前のことが、島民の常識とは異なっていることも多く、そのギャップがくすりと笑えるコメディ要素にもなっています。

例えば、たいていの人は、家を空けるとき、玄関に鍵をかけて出かけますよね。

しかし、島の中ではみんなが顔見知り。

防犯に対する意識の違いからか、鍵をかけて出かける人はほとんどいません。

むしろ、家主の留守中に、他人が勝手に部屋へあがりこんでいたり、収穫した野菜のおすそ分けを置いていってくれたりとみんな自由に交流しています。

他人との距離が近すぎることに、初めは戸惑う清舟ですが、だんだん慣れて、寛容になっていく清舟の変化がほほえましいです。

清舟は、島で借りている一軒家に一人暮らしをしているのですが、家に一人でいることは、ほとんどありません。

都会での一人暮らしは、近所との付き合いもほぼなく、本当に「独り」ですが、清舟たちの賑やかな暮らしを見ていると、それだけで明るい気持ちになれますね。

五島での体験から、書道家として成長していく清舟

清舟は、幼い頃から書道に集中しており、その作風はいわゆるお手本や教科書のような整ったものでした。

基本に忠実なものは、綺麗で素晴らしいですが、そのために書道界の重鎮に「つまらない」と言われてしまいます。

五島で一人暮らしをしながら、自分らしい表現を模索する清舟。

そんなある日、清舟は島民の一人から「自分の船に船名を書いてほしい」と依頼されます。

普段は使わない画材で、湾曲した船体に書く、失敗できない状況に、清舟は緊張してしまいなかなか書くことができません。

初めてのことに挑戦するときは、失敗を恐れて一歩目を踏み出すのが怖いですよね。

そこへ、船を前にして一画目を躊躇する清舟を見かねた島の子どもたちが、動き出します。

清舟の使うペンキを手につけ、思い切り船体に手形を押してしまうのです。

失敗してしまうかもしれないと、なにも進められないでいた清舟は、大慌て。

子どもたちの手形に上書きするため、筆を大胆に使って、躍動感のある字を書きます。

手形を消すために少しいびつになったけれど、ダイナミックな字体に、依頼主も満足してくれます。

このことをきっかけに、清舟は、規格の整っている字だけではなく、自分の感情も乗せた力強い書を書くようになっていきます。

五島での経験を通して、表現が大きく、自由になっていく清舟を見ていると、見ている方も肩の力が抜け、前向きになれる気がします。

小学一年生「琴石なる」の子どもらしさ

本作のもう一人の主人公、琴石なるは小学一年生。

彼女がとても魅力的に描かれていて、世界観にぐっと惹きこまれます。

アニメや漫画に登場する「子ども」は、単純でわかりやすく、天真爛漫に描かれることが多いですよね。

しかし、なるの場合はそれだけではありません。

もちろん、年相応の子どもらしく、元気で無邪気。

都会からやってきた清舟のことをどんどん島のコミュニティへ巻き込んでいきます。

一方で、島育ちならではの、自然や生活に関する知恵が豊富で、たくましく、頼りがいのある面も持ち合わせています。

例えば、清舟の家のお風呂が壊れ、薪で風呂を沸かすことになるシーン。

なんでも一人でできると思っていた清舟ですが、薪でお湯を沸かすことに面倒さと難しさでお風呂に入ることもままなりません。

そこへなるがやってきて、火の番をしてくれます。

なるは、毎日、薪風呂の火の番をしているため、清舟にできないこともすんなりできてしまうのです。

子どもだからといって、大人がしてあげるばかりではなく、子どもの方がよく知っていることってありますよね。

子どもならではの目線にドキッとさせられることもあります。

その描写がリアルで、琴石なるが現実に生きている女の子なのだということが伝わってきます。

そして、小学一年生ということに更なるリアリティを与えているのが、琴石なるの声優・原涼子さんです。

収録当時、9歳ということもあり、リアルな小学生としての表現が素晴らしいです。

五島の方言もばっちりで、地元の子どもとして違和感がまったくありません。

生きているなるをぜひアニメでみていただき、明るいパワーを分けてもらってください!

本編とリンクする主題歌「らしさ」

本作の主題歌はSUPER BEAVERの「らしさ」です。

主題歌がそのまま作品のイメージになることもあるくらい、音楽の力は大きいですよね。

この曲は、本編で「自分らしい書」を求める清舟にぴったり重なる素敵な曲です。

曲中に「ぼくらは変わっていく、守りたいものが変わっていく」という歌詞があるのですが、

本編の、ありのままの自分を大切にできている子どものなると、周りからの評価を気にしすぎて自分を見失っている大人の清舟にリンクします。

大人になればなるほど、自分らしくいることは難しいですよね。

この曲は、明るい曲調ながらも、ありのままの自分を肯定してくれる歌詞に感動できる、本編と併せて、楽しんでほしい一曲です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、五島を舞台にした離島暮らしの日常を描いたアニメ「ばらかもん」をご紹介しました。

忙しい都会での生活に疲れてしまったときは、ぜひ本作で癒されてください。

「ばらかもん」が見られる動画サービス

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※本ページの情報は2021年10月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

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