ファンタジー

転生ばかりでうんざり?作り込まれた世界観が魅力の異世界ビブリオファンタジー漫画「図書館の大魔術師」

昨今、サラリーマンやOLが異世界に転生する、なんてファンタジー作品が王道となっていますよね。

新鮮に感じていたころは楽しんでいたけれど、今は似た展開ばかりで正直飽きてきた。

そんなあなたにぜひ読んでほしい作品があります!

それは「圕の大魔術師」です。

この作品は、僕の知り合いでファンタジー漫画好きのYさんから紹介されました。

久しぶりにファンタジーっぽい作品を読んだんだ。

僕に紹介したときYさんは熱く語ってくれました。

Yさんがここまで熱く語るなんて、と気になり僕も読んでみました。

「圕の大魔術師」は異世界ビブリオファンタジーというキャッチフレーズです。

ビブリオファンタジー?

不思議に思った方はぜひこの紹介文を読んでみてください!

まさに現代の正統派ファンタジーと言える作品です

「圕の大魔術師」ってどんな漫画?

作品名:圕の大魔術師(としょかんのだいまじゅつし)
作者:
作画:泉光(いずみみつ)
原作:「風のカフナ」著:ソフィ=シュイム、訳:濱田泰斗
出版社:講談社
掲載誌:good!アフタヌーン
コミック:既刊5巻(連載中)
内容:小さな村に住んでいる本が好きな少年、シオ。混血を理由に差別を受けながらも、本を手放さない彼は、とある人物との出会いで司書(カフナ)になることを目指します。

司書(カフナ)を目指す理由は人それぞれです。本が好きだから、それしか仕事が無いから。
種族も立場も違う仲間たちとともに、シオは司書(カフナ)を目指します。

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のコミカライズを手掛けた泉光さんによる、華麗で緻密なファンタジー作品です。

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あらすじ

孤独だった少年が本の力で世界を繋げる物語。

その昔、書物は金と同様の価値を持っていた。
小さな村で姉と2人、貧しい暮らしをしていた少年は本の都“アフツァック”に憧れを抱いていた。そんなある日、一人の司書と出会い、運命が大きく動き出す──。

圧倒的な画力で魅せる異世界ビブリオファンタジー開幕!

出典元:https://afternoon.kodansha.co.jp/c/toshodai/

 

登場人物

主人公シオと関わりがある人たちの中でも、今後物語に大きく関係しそうな人をピックアップしました。

シオ=フミス

「圕の大魔術師」の主人公です。

緑の目と金髪、尖った耳を持っており、シオの姿を見た人は驚きを隠せません。

その特徴的な容姿を理由に、村では村人として扱われずにいます。

一方で、出入りを禁じられているにも関わらず、村の図書館に忍び込むほど本が好きです。

大陸全ての本が揃っているとされる中央圕からやってきたセドナとの出会いをきっかけに、司書(カフナ)を志します。

見習い司書。

セドナ=ブルゥ

シオが司書(カフナ)を目指すきっかけとなった人物です。

中央圕守護室に在籍しています。

また、大陸最強の魔術師と言われています。

若くして守護室長となりましたが、未だその素性は明らかになっていません。

ダイナサス=ディ=オウガ

クリークとヒューロンの混血で、シオの同期です。

人ではない動物の耳が生えており、さながら獣人というような外見をしています。

クリーク族には敬語という概念がないため、誰にでもフレンドリーな口調で話し、シオとは試験のときに仲良くなりました。

また、クリーク族は日常的な服の露出が多い種族です。

オウガは発育がよく、シオをはじめ周囲は戸惑うこともあります。

座学は優秀とは言えませんが、勘がするどく、時折鋭い視線になります。

見習い司書。

アヤ=グンジョー

ラコタ族で、中国人のような服装をしています。

シオと同期で、主席で試験に合格した。

表情があまり変わらず、また美少女のために少し近寄りがたい雰囲気があります。

一方で、扉を出て左右を間違えるほどの方向音痴という一面もあります。

見習い司書。

シンシア=ロウ=テイ

無彩の放浪者(シトラルポル)と呼ばれる特徴をもった、シオの同期です。

シトラルポルとは、アルビノのような外見の特徴をしています。

魔力(マナ)が常に全身から放出されているため、他人に近づこうとしません。

自分に触れたシオがマナにあてられていないか気づかう、優しい女の子です。

見習い司書。

ビブリオファンタジーって何?

「圕の大魔術師」は、ビブリオファンタジーというキャッチフレーズの作品です。

そもそも、ビブリオファンタジーとはどういう意味なのでしょう。

調べると、「圕の大魔術師」の紹介サイトが検索にヒットしました。唯一ビブリオファンタジーを冠しているのだから、そりゃこの作品が出てくるよなぁと。

ビブリオ、といえばビブリオバトルを連想した人もいるのではないでしょうか。

また、ビブリオには「本」「聖書」という意味があります

「聖書」となると急に神聖なイメージを感じますよね。

つまり、ビブリオファンタジーとは、書物×ファンタジーということでしょうか。

ビブリオに「聖書」という意味があるのは、「圕の大魔術師」が「聖書」としての役割になるという暗示ではないか。

この本を紹介してくれたYさんは、そんなことを鼻息荒く語っていました。

昨今、転生物の異世界作品が多い中「圕の大魔術師」のようなオリジナリティのある作品は珍しいですよね。

転生物の場合は、もともと持っていた知識を使って異世界で生活しますが、「圕の大魔術師」では、シオが1から自分の力で進んでいきます。

そんなシオを支えるのが、先人の知恵が詰まった数々の本です。

けっして恵まれた環境では無かったシオが奮闘する姿に、僕も頑張らなきゃ、と思いました。

「圕の大魔術師」作りこまれた世界観

異世界ファンタジーは、僕たちの生活とは異なる世界を舞台としています。

この作品を進めてくれたYさんは、「圕の大魔術師」の世界観が特に好きだと言っていました。

一体どのような世界観なのか。

どんなところが読者を夢中にさせるのか。

詳しく見てみましょう。

小物まで書き込まれた作画

妥協が一切ない、細い線で書き込まれた作画は読者をあっという間に「圕の大魔術師」の世界へ引き込みます

Yさんだけではなく多くの読者が作画の細かさに注目しているようで、口コミを見ると必ずその緻密な作画について触れられています。

昨今、見入ってしまうほどの画力を持つ作家さんが多く輩出されていますよね。

作画の泉光さんもその一人と言えるでしょう。

ファンタジー作品はその世界観を表現するために、他のジャンルよりも精密な画力が求められます。

その点において、泉光さんの画力は「圕の大魔術師」の世界観を違和感なく描いているのではないでしょうか。

「圕の大魔術師」にはたくさんの部族が登場します。

文化によってその服装は全く異なり、シオのような質素な服装から、オウガのような露出があり健全に見える服装まで、実に幅広いデザインが考えられています。

また、作品のテーマでもある書物に関してはその質感がとても鮮明に描かれています。

主人公シオが所属することになる中央圕には、修復が必要なほど古い書物なども管理しています。

一冊一冊が細かい装飾を施されており、細かいデザインが好きな人にはたまらないはず。

どのページも白い面がほとんど無いほど小物などが書き込まれています。

ここまで書き込まれた作画の作品は、なかなかありません。

実在する部族との類似点

しかも、「圕の大魔術師」のすごいところは作画が緻密なだけではなく、その世界観が作りこまれているところにもあります。

本作は、ヒューロン族、ラコタ族、クリーク族、カドー族など様々な部族が登場します。

どの部族も、僕たちが生活するこの世界に実在する部族とよく似た特徴をもっています。

例えば、親しい人以外には顔を仮面で隠しているカドー族は内気な日本人そっくりです。

また、その部族によって言語だけではなく文化も細かく設定されています。

敬語という概念がなかったり、舌を見せるのは友好の証であったり。

「圕の大魔術師」では、作中で言語の違いを表現するために登場人物が独特の口調になっていることがあります。

このような細部までこだわっているからこそ、読者は「圕の大魔術師」の世界に入り込めるのですね

魔術で書物を守る!?

「圕の大魔術師」はシオが司書(カフナ)を目指す物語です。

描かれている司書(カフナ)の仕事は実際の司書同様、本の管理や図書館に来た人の案内など多岐にわたります。

その多忙な作業は、守護室、修復室、施設室、目録室、案内室など実に多様です

傷んだ本を直す修復室や、来館した人が探している本を案内する案内室など、本好きには魅力的な仕事ばかりです。

見習い司書の中でも優秀な人数名が希望の室に所属できますが、それ以外は能力から振り分けられます。

なお、何をもって優秀であると判断されるのかは公表されていません。

ほとんどの室は実際の図書館司書の仕事のようですが、守護室のみは「圕の大魔術師」独自の仕事です。

この世界には魔術があるのですが、守護室は魔術を使って戦ったり陰で守ったりします

シオが司書(カフナ)を目指すきっかけとなったセドナは、守護室に所属しています。

「圕の大魔術師」の1巻でセドナが魔術を使うシーンがあるのですが、目に見えない力の描き方には見とれてしまいました。

魔術を使って闘うのは、ファンタジーの醍醐味ですよね!

原作「風のカフナ」は存在しない作品!?

「圕の大魔術師」は、表紙に画:泉光、原作:「風のカフナ」著:ソフィ=シュイム、訳:濱田泰斗と記載されています。

「風のカフナ」とは海外の文学なのでしょうか。

こんなに面白いのなら、原作も間違いなく面白いだろう。

そう思って調べてみたのですが、残念ながら2021年7月時点では、「風のカフナ」という作品の存在は確認されていません

この「圕の大魔術師」ではたびたび過去の戦争に触れられています。

シオの生い立ちや中央圕の設立に大きく関わっている戦争です。

そして「圕の大魔術師」では、誰かが読み聞かせるような口調で記されているのです。

シオ達の経験を誰かが物語として語っているのでしょうか。

実は、「風のカフナ」の著とされているソフィ=シュイムは、シオと同期で最年長であるソフィと同名です。

ソフィの初登場のコマは、メインキャラクターのようにほぼ1ページを使っています。

原作者と同じ名前で、登場シーンも印象的。

重要な伏線のように感じます。

他の司書見習いと一回り以上歳の離れたソフィは、シオと一緒に大衆文学の会に所属しています。(シオはこの会に、同期のミホナ=クォアハウによって半ば強制的に参加させられました)

本作の主人公であるシオと「風のカフナ」の原作者と同名のソフィとの間に生まれた小さな接点。

果たしてソフィは「風のカフナ」の著者なのか。風のカフナとは誰のことなのか。

たくさんの伏線がどのように回収されていくのか、気になって続きが待ち遠しいです。

こだわっているのは内容だけじゃない

昨今は電子書籍で読む人も増えていますが、今回紹介した「圕の大魔術師」は紙媒体で読んで欲しい作品です

「圕の大魔術師」は他の青年漫画よりも1冊が分厚く、金額も100円ほど高くなっています。

一方で、電子書籍だと100円安いので他の青年漫画とほぼ同じ値段になります。

友人のYさんも普段は僕と同じく電子書籍派なのですが、「圕の大魔術師」はぜひ紙で読んでほしいと力説していました。

その理由は、大きく3つあるそうです。

  • 紙媒体ならではの名残り惜しさ。
  • 分厚さはまるでハードカバーの小説並!
  • カバーを開いて繋げると、1枚の絵になる。

Yさんは、とにかく分厚いんだ!と言っていました。

分厚いし書き込みも細かいから、他の漫画よりも読む時間がかかるけれども、紙だとあとどのくらいこの世界に浸れるのかが目視でわかります。

もうすぐ1冊読み終わってしまう。

電子書籍でもページの確認はできますが、紙だと残りページが分厚さで感じることができます。

この名残り惜しさは、紙媒体のほうがより強く感じませんか?

また、分厚すぎるだけではなく、装丁がざらついた素材のため、漫画を読んでいるというよりもハードカバーの小説を読んでいるような感覚になります。

新刊ならではのつるつるな手触りも嫌いではないですが、電子書籍になれた手にはざらついた装丁は新しい感触でした。

また、表紙や背表紙だけを見ていると気づきにくいのですが、実は「圕の大魔術師」はカバーを外し広げて並べるとイラストが繋がるのです。

これは電子書籍では味わえない気づきです。

ぜひ、「圕の大魔術師」は紙媒体で読んでみてください。

まとめ

今回は「圕の大魔術師」を紹介しました。

ここまで書き込まれ、細かく設定されている世界観をもつ作品は昨今では珍しいのではないでしょうか。

司書(カフナ)の仕事は、魔術など非現実的なところもありますが、おおまかには実際の司書の仕事と大差ないように思えます。

登場する部族も既視感のある特徴で、それがファンタジーであるこの作品にすんなりと入り込める理由ではないでしょうか。

書物は価値のあるものであり、それを取り扱う者は相応の知識、能力を要していなければいけない。

司書(カフナ)への道はけっして易しいものではありません。

また、主人公シオはその容姿を理由とした試練も訪れるでしょう。

 

初めて読んだときは、「圕の大魔術師」の世界観について行くのでいっぱいいっぱいになってしまうかと思います。

それでいいと思います。

何度も読んで、そのたびに気づきがあるのが「圕の大魔術師」です!

綺麗な作画なので、ずっと見ていられます。

これは、少年が夢へと向かって進んでいく異世界ビブリオファンタジーです。

主人公シオが、部族も立場も、価値観すら異なる人たちとどう触れあっていくのか。

徐々に登場人物が増え、物語が進むほど謎も深まってきます。

異世界転生物には無い、原作という架空の作品や細かく設定された世界観が、より「圕の大魔術師」を魅力的にしていますよね。

ぜひ一度手に取って、一緒にシオを見守りませんか。

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漫画を読むならスマホで!

漫画はシリーズによっては何十巻ともなるし、それを保管するとなると部屋の中の保管場所に困りますよね。

僕も、電子書籍が普及する以前は、すぐに本棚がいっぱいになって部屋の隅から机の隅にまで漫画が積まれていました。

さすがにそれではまずいと思い、泣く泣く売りに出したことも。

それに、外で読もうと思うと荷物になるので持ち運びも大変です。

1冊ならまだしも、何冊ともなるとカバンの中がかさばって場所をとるし、移動するにはちょっとした重さが結構負担になります。

肩掛けカバンだと30分もすると取手が肩に食い込んで痛くなります。

なので、スマホで漫画が読める電子書籍サービスは本当に助かってます

スマホであれば普段から持ち歩くし、外出の際も楽ちんです!

実は、僕はいろいろな電子書籍サービスを試しました。

そのことを記事にしているので、よかったら見ていってくださいね!

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スマホで漫画を読めるサービスをいろいろ試した話

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