
先が読めてしまう恋愛漫画に飽き飽きしていませんか?
誰と誰がくっつくかわからない、最後までハラハラドキドキさせられることも恋愛漫画の楽しみかたの1つだと思います。
けれど恋愛漫画を沢山読み慣れてしまって、もうだいたい途中まで読めば誰と誰がくっつくかわかるようになってしまったなんて話もよく聞きます。
「この漫画、強力なライバルキャラがでてくるのは良いけど、なんだか出来レース感あるな」
「あ~もう恋愛漫画でハラドキ感(ハラハラドキドキを略したNさんが言ってた言葉です笑)を味わえないのかな」
僕の知り合いのNさんも、そんなことを思っていたそうです。
しかし、Nさんはついに本気でハラドキできる漫画を見つけました!
それが今回ご紹介する漫画「ハチミツとクローバー」です。
この漫画は普通の恋愛漫画とは、ひと味もふた味も違っているそうです。
なぜなら登場キャラクターのほぼ全員が「全く脈が無さそう」で「報われないようにしか見えない」片思いの恋愛をしているのです!
それに小林尽先生著者「スクールランブル」など、いわゆるギャグ要素の強いラブコメディーでもないのにとっても複雑な恋愛模様。
Nさん曰く、当時は「全員片思い逆走ストーリー」なんて謳われて、次の展開がよめなかった為に続きが気になって気になって仕方ない漫画だったとか。
いったいこの漫画のゴールはどこ?複雑な恋の迷路にハラドキが止まらない!
ハチミツとクローバーとは、2000年から2006年に掲載された羽海野チカ先生による大ヒット恋愛漫画です。
まず物語の舞台は美術大学。主人公は建築科2年の竹本祐太(たけもと・ゆうた)真面目で純朴なタイプの青年です。
竹本は同じアパートに暮らす、先輩ら(おもに森田)に振り回されながらも賑やかに大学生活を送っていました。
ある日竹本は美術史の教師でOBである、花本修司(はなもと・しゅうじ)のいとこの娘で、油絵科の後輩花本はぐみ(はなもと・はぐみ)に出会います。
はぐみは小さな少女のような見た目の、可愛らしい女の子。
竹本は一目見て、はぐみに恋をしてしまいます。
ところが竹本とほぼ同時にはぐみに一目惚れした男が!
その男こそ竹本と同じアパートに住む、美大一変人。人を振り回しまくるトラブルメーカー男。彫刻科4年の森田忍(もりた・しのぶ)でした。
…と、もう出だしから嵐が吹きあれる予感しかしないですね!私はすでにここからハラドキが止まりませんでした!
2話目以降、メインヒロインであるはぐみが美術、芸術に関して大変な「天才」であるということと、またはぐみ自身の非常に繊細で臆病な性格などが明らかになります。
そして内面も見た目同様に子供っぽく恋愛に疎いことと、作品作りに夢中で恋をする余裕なんてないということも。
竹本ははぐみのお人形ジェニーちゃんのためにミニチュアの家具を徹夜で作ってあげたり、お金もないのにプリンを奢ってあげたりと、結構ろこつにはぐみに尽くしています。
それなのにはぐみは全く竹本の想いに気が付く気配ゼロ。
ここまで見てみると、竹本の恋が如何に難しいものであるのが嫌というほど伝わってきちゃいます。
うーん。私がもし竹本の友達だったら「竹本頑張れ!」というべきか「いや…もう諦めたほうが」というべきか迷ってしまうかも。
そして恋のライバルである(はずの)森田忍。
森田は謎のアルバイトをする為にしょっちゅう長期に渡って行方不明になっては、しばらくするとボロボロになって札束をポケットに入れながら帰ってくるというとんでもない男です。
おまけに自由人すぎて寝坊で2回も留年しています。
森田は一応、漫画内のモノローグではぐみに一目惚れしたことだけはわかるのです。
だけど森田ははぐみのことを「コロボックル」といっては追いかけ回たりと、はぐみに嫌われるようなことばかりします。
可哀想なはぐみ…思わずなんじゃそりゃってツッコミを入れたくなりますね(笑)
変人でハチャメチャな森田は、はぐみと恋愛関係になりたいかまではわからない。このあたりもまた重要なハラドキポイントになっています。
そして森田はただのおかしな奴では終わりません!
後に明らかになるのが、森田は実ははぐみにも劣らない「天才」だったということ。
森田ははぐみとお互いの作品をとおして、通じ合い、惹かれ合うものがあり、それは「凡人」である竹本には立ち入れない絶対的な領域で……。
今は何を考えているかわからない森田だけれど、もし彼が本気ではぐみと付き合おうと行動すれば、凡人の竹本では太刀打ちできないかもしれません。
そんな爆弾のような森田の存在があるからこそ、ますますこの恋愛模様は先が読めなくなって、ハラドキ感マシマシなっていくわけですね!
こんな感じではぐみを巡る話でもすでにお腹いっぱいなのですが、じつは別にもう一つの恋愛模様が繰り広げられます。
それが1巻の中で描かれて、複雑さが二重になっているというのですからたまりません!もうこの漫画は私をハラドキで爆発させるつもりなんでしょうか!
2つ目の複雑恋愛は陶芸科4年の山田あゆみ(やまだ・あゆみ)の登場によって始まっていきます。
山田は竹本、森田と同じアパートに住んでいる建築科4年真山巧(まやま・たくみ)に片思いをしています。
しかし山田はとても素直でわかりやすい性格なので、告白せずとも真山に好意がばれていて、すでに振られているという何とも切ない関係です。
山田は美人でスタイルも抜群な素敵な女の子。なのに、真山ってばもったいない!憎いぞ!
だけど真山には山田の気持ちにこたえられない理由があります。それは真山もまた、ある女性に片思いをしているから。
その相手が未亡人の原田理花(はらだ・りか)彼女は亡くなった夫である原田を今もなお、強く強く想い続けているのです。
現在、亡き夫が残した「原田デザイン」の経営者をしてる理花。
真山は本編開始一年半程前に花本の紹介で「原田デザイン」でバイトをすることになり、二人は出逢いました。
花本は原田夫妻と大学時代から大の仲良しでした。なので真山は花本から、理花の細かい事情も教えてもらいます。
それでも真山は、理花を諦めようとはしません。
そして山田もまた、どれだけ振り向いてもらえなくとも真山を諦めることができないのでした…。
うーん、こちらもこちらでなんとややこしいことか。ある意味、はぐみを巡る物語以上に先が読めない恋愛模様ですね。
その昔私も、好きな人にラブラブな恋人がいると知って、泣く泣く諦めたことがありました(泣)
とっても切ない思い出ですが、好きな人の幸せそうな姿を見ることすら叶わない真山や山田と比べると、キッパリと諦めがついただけまだ幸せだったのかも…。
ああ、真山も山田もとっても切ない!
そして未亡人、理花の登場によって大人な恋の雰囲気でなんだか怪しい(妖しい?)雲行きに!…なんだか私、ますますこの漫画の魅力の虜になっちゃいそうです。
……さて、簡単にこのハチミツとクローバーのあらすじを紹介させて頂きました。
ここまで見てこの先どうなっていくのか、あなたには予想できますか?
ちなみに僕も読ませてもらったのですが、予想は良い意味で最後まで裏切られっぱなしでしたよ!
ハラドキさせるだけじゃない!「ハチミツとクローバー」トキメキポイント!
ここではちょっとだけ、この漫画のトキメキポイントについてご紹介させて頂きます。
まずこの漫画にでてくるキャラクターは美大生だけあって、皆垢抜けていてオシャレ。描かれている服装や小物もとっても可愛いんです!
それだけでもトキメくっていうのに、そんなオシャレで華やかなキャラクター達が、泥臭いくらいに一生懸命に恋愛をして悩んだり時に泣いたりして…。
キャラ達のいじらしさとギャップ萌でトキメキっぱなし!
そして男性キャラクター達のハートが熱いこと熱いこと!
彼らは好きな女性の為になりふりかまわないし、手間も惜しみません。(若干1名ストーカーすれすれの男性キャラもいますが…)
「私にもこんな人現れてくれたなら〜」なんてNさんもぼやいてました(笑)
男の子が、好きな女性の為に一生懸命がむしゃらに成長しようとする。
これに限っていえば恋愛漫画の王道な展開になっちゃうかもしれませんが、それでもNはそんな男の子達の姿を見ていると、つい応援したくなっちゃうしトキメイてしまうそうです。
ハチミツとクローバーはハラドキ感だけではなく、トキメキ感も満載なのですね。
最後に…
爽やかな恋を描く椎名軽穂先生著者「君に届け」や、理花と同じく未亡人がヒロインのすれ違いラブコメディー高橋留美子先生著者「めぞん一刻」など、王道で安心して読める恋愛漫画も良いですが、ハラドキを感じたいならこの「ハチミツとクローバー」はナンバーワンの作品です!
ハラドキ感が命の漫画なので、是非ネタバレなど調べずに読んで下さいね。
漫画を読むならスマホで!
漫画はシリーズによっては何十巻ともなるし、それを保管するとなると部屋の中の保管場所に困りますよね。
僕も、電子書籍が普及する以前は、すぐに本棚がいっぱいになって部屋の隅から机の隅にまで漫画が積まれていました。
さすがにそれではまずいと思い、泣く泣く売りに出したことも。
それに、外で読もうと思うと荷物になるので持ち運びも大変です。
1冊ならまだしも、何冊ともなるとカバンの中がかさばって場所をとるし、移動するにはちょっとした重さが結構負担になります。
肩掛けカバンだと30分もすると取手が肩に食い込んで痛くなります。
なので、スマホで漫画が読める電子書籍サービスは本当に助かってます。
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そのことを記事にしているので、よかったら見ていってくださいね!
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