
困難な状況にあなたはどう立ち向かいますか?
僕の友人Aさんは目標とする成果を上げることができず、伸び悩んでいました。
そんな自分に絶望して、「自分にはもう無理だ」「がんばってもできやしない」とよく口にしていました。
一つの事がうまくいかないと落ち込んで悩み、眠れないといった悪循環に陥(おちい)る日々です。
しかし、ある漫画をきっかけにポジティブな事をつぶやくようになります。
ポジティブな言葉を使うことで、成果を上げたり、友達との仲も良くなったりと
全ての悪循環を好転させることができたそうです。
Aさんに変わる力をくれたのは、ダークファンタジーのキャッチコピーを持つ漫画「鋼の錬金術師」でした。
ダークファンタジーと聞くと、暗いイメージや重い感じがしますが、何故か前向きになれます。
そこには、どんな絶望にも果敢に立ち向かい、自ら希望をつかみ取る人々が描かれ、勇気がもらえます。
それでは「鋼の錬金術師」を紹介していきたいと思います。
鋼の錬金術師とは?
作品名:「鋼の錬金術師」
作者:荒川 弘
出版社:エニックス
掲載誌:ガンガンコミックス
コミック:27巻(完結)
内容:右腕と左足を失った兄と、身体を失った弟が、元の身体に戻るために旅をし、様々な経験を通して成長していく物語。
映画:2017年12月1日 実写映画公開
2021年:Bookliveファンタジー 漫画部門 1位
あらすじ
兄・エドワード・エルリック、弟・アルフォンス。2人の若き天才錬金術師は、幼いころ、病気で失った母を甦らせるため禁断の人体錬成を試みる。しかしその代償はあまりにも高すぎた…。錬成は失敗、エドワードはみずからの左足と、ただ一人の肉親・アルフォンスを失ってしまう。かけがえのない弟をこの世に呼び戻すため、エドワードは自身の右腕を代価とすることで、弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功。そして兄弟は、すべてを取り戻すための長い旅に出る…。
出典元:ebookjapan
登場人物
エドワード・エルリック(愛称:エド)
本作の主人公。幼少期に、死んだ母親にもう一度会おうと、禁忌とされる人体錬成を行い、右腕と左足を失う。
代償を払ったにも関わらず、母親を蘇らせることができず、抜け殻のようになってしまう。
しかし、ある軍人との出会いによって、右手、左足にオートメイル(義肢)を付け、元の身体に戻る方法を探しに旅に出る。
誰に対しても態度が大きく、裏表のない性格。
短気で喧嘩っ早いところもあるが、優しさの気持ちを持ち合わせている。
アルフォンス・エルリック(愛称:アル)
主人公の弟。
兄と共に母親を蘇らせようと人体錬成を行い、全てを失う。
その後兄によって魂を錬成され、鎧に定着する。
そのため、食事も睡眠も不要な体となってしまう。
短気で喧嘩っ早い兄に比べて、冷静な面を持ち合わせており、兄に言い聞かせることも多い。
ウィンリィ・ロックベル
主人公の幼なじみ。
戦時中、敵国で治療を行っていた両親が治療を施した患者に殺されるという過去を持つ。
それ以来、祖母と二人暮らしをしており、エドのオートメイルの整備を行っている。
エドがオートメイルを整備するため、帰ってくるときに祖母と二人で家族のように迎え入れている。
明るい性格で、人を思いやる気持ちが強い優しい女の子。
ヴァン・ホーエンハイム
主人公の父親。
主人公が幼少期の間に家を出て行き、それ以来音信不通となった。
特殊な体をしており、自分のことを「化け物」と言い、子供達に移ったら嫌ということで、子供達との接触を拒(こば)んでいた。
長い時を生きており、大事な人との別れを多く経験している。
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叶えたいことのために
兄弟にはそれぞれの身体を元に戻すという夢があります。
彼らは夢を実現させるために、強力なエネルギーを秘めているとされる「賢者の石」を探し求めていました。
旅の中で賢者の石さえあれば、兄弟の身体が元に戻せる可能性を見出したからです。
そのためにわずかな手がかりを基に、「賢者の石」の作成方法が記されている書物にたどり着きます。
書物の名は「今日の献立1000種」です。
なんとも拍子抜けな題名ですが、膨大な量の書物に、暗号がちりばめられ、非常に難解なものです。
兄弟は夢のために、必死に書物を読みあさり、10日かけて、解読に成功したのです。
しかし、浮かび上がってきた方法は彼らの価値観では到底容認できないモノでした。
彼らは、夢に至るための橋を、渡りきる直前で切って落とされたのです。
兄弟は「今日の献立1000種」の著者に深い怒りを感じ、絶望を味わいます。
あなたも、長い間努力をしてきたにも関わらず、夢を叶えることができなければ、悔しいですよね。
しかし彼らは、その方法を受け入れるわけでも無く、夢をあきらめ立ち止まることもありませんでした。
まだ自分達には夢を実現する方法が残されていると、歯を食いしばり、前へ前へと歩き始めます。
そんな彼らの姿を見て、Aさんは、自分にも夢があったことを思い出しました。
夢なんて叶うはずがない、と今見えている現実に絶望し、可能性という扉を閉じてしまうのか。
はたまた、兄弟のように、今見えている現実がこの世界の全てではないと信じ、あらゆる可能性という扉をこじ開けに行くか。
前者の生き方をしてきたAさんは、ひどくもったいないことをしたと感じ、
彼らのような生き方をしていこうと心に決めました。
等価交換の原則
本作では、錬金術は主に戦闘において使われます。
錬金術を使うことで、地形を変形させたり、地面から武器を生成したり、
指を鳴らすときの摩擦を火種にして、炎をだしたりすることができます。
こう見ると錬金術は何でもできる非常に便利なモノと思うかも知れません。
しかし、錬金術では何も無いところから何かを生み出すことはできません。
錬金術における絶対的な原則、等価交換が存在するためです。
等価交換とは、「何かを得るためには、それと同等の代価が必要になる」ということです。
この作品の人々はこの大原則に縛られ、それぞれの求めることのためにモノを代価としています。
例えば、ヴァン・ホーエンハイムは、ある目的のために愛する妻と幼い子供達をおいて、1人家を出て行っています。
なぜ、彼は愛する家族との時間を捨てて、家を出て行くという選択をしたのか?
その上で何を得ようとしていたのか?
彼らが代価を捧げる意味を共に戦い、対立することを通して知り、様々なことを考え、成長していきます。
その果てに、兄弟は等価交換の原則に変わる新しい原則を生み出しました。
それは「10もらったら自分の1を上乗せして11にして次の人へ渡す」というものです。
つまり、私たちは10という代価しか払わなかったとしても、11を生み出すことができるということです。
それを生み出したことで、世界が変わるわけでは無いし、世界から見たら些細な事かもしれません。
それでも確かに、兄弟の在り方が、変わったのです。
兄弟は新しい原則に基づいて、代価を払い続ける道を選び取りました。
Aさんは、人生で初めて、自分の価値観、生き方を変えることができることに気づかされました。
さらに、今までは自分がネガティブであるという事を無意識のうちに選択していたことに気づきました。
そこで、ネガティブという原則を捨て、ポジティブという原則を選び、自分を変えることに成功したそうです。
ありきたりなダークファンタジーとは一味違う
「鋼の錬金術師」はダークファンタジーというキャッチコピーがよく付けられます。
「ダーク」ということもあり、扱っているテーマは非常に重く、暗いモノが多いです。
しかし、所々挟まれるギャグが非常にストーリーとの相性が良く、読者を掴んで放さない魅力があります。
エドが錬金術で作るバルコニーや車のセンスの悪さには、いつも笑ってしまいます。
また「ファンタジー」と言えば、主人公の「力」の部分での成長が描かれることは、多いですが、
本作では等価交換の原則があるため、「力」の部分での成長はほぼ描かれず、
「精神的」な成長にフォーカスしています。
そのため、悪魔でも神でもなく、たった一人の迷いながらも必死に生きている、人間として、感情移入しやすいそうです。
まとめ
今回はダークファンタジー漫画「鋼の錬金術師」を紹介させていただきました。
人生には、辛いことや、もう無理だ、と感じることなんてたくさんあります。
そこでただ心を砕かれ、絶望するのではなく、無理のない範囲で、自分のできることをやってみます。
その積み重ねこそが、彼ら兄弟の生き方であり、彼らが希望をつかみ取ることのできた本質なのです。
暗く絶望的な状況でも、立ち向かっていく姿。
彼らが必死に生きる姿があなたに、ほんの少し行動する勇気を与えてくれるといいですね。
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