アニメ紹介

大人が楽しめる本格スパイアクション!ミステリーアニメ「ジョーカー・ゲーム」

謎解きや脱出ゲームなど、ドキドキが止まらない展開が、ミステリー作品の魅力ですよね。

そんなミステリーの魅力を一度に全部味わいたい! という方におすすめのアニメがあります!

それがテレビアニメ「ジョーカー・ゲーム」です。

この作品はオムニバス形式になっています。

物事の真相を見抜く主人公の痛快さも、絶体絶命の危機からも脱する主人公の華麗さも同時に楽しめる本格ミステリー作品です。

第二次世界大戦前の日本を中心に、スパイたちが潜伏先で過酷な任務を完璧にこなしていくスパイミステリーが楽しめます。

作りこまれた本格的なミステリーと歴史的な背景をしっかり描いた内容の濃さがあるので、大人になってから観てこそ、この世界観にのめりこめるアニメです。

「ジョーカー・ゲーム」ってどんなアニメ?

作品名:ジョーカー・ゲーム JOKER GAME

キャスト:
結城中佐:堀内賢雄/三好:下野紘/神永:木村良平/小田切:細谷佳正/甘利:森川智之/波多野:梶裕貴/実井:福山潤/福本:中井和哉/田崎:櫻井孝宏/蒲生次郎:津田健次郎/佐久間中尉:関智一

スタッフ:
原作:柳広司:瀬(「ジョーカー・ゲーム」シリーズ/角川文庫刊)/監督:野村和也/シリーズ構成・脚本:岸本卓/キャラクター原案:三輪士郎/キャラクターデザイン・総作画監督:矢萩利幸/チーフリサーチャー:白土晴一/美術監督:谷岡善王/美術設定:成田偉保/3DCGI:サブリメイション/色彩設計:野田採芳子/特殊効果:村上正博/撮影監督:田中宏侍/編集:植松淳一/音響監督:岩浪美和/音楽:川井憲次/アニメーションプロデューサー:番匠公一/制作:Production I.G

制作年:2016年©柳広司・KADOKAWA/JOKER ANIMATION PROJECT

簡単な概要:第二次世界大戦前の日本において、秘密裏に設立されたスパイ養成機関。

その厳しい選抜試験を突破した若者たちは、やがて世界各地で暗躍し始める。

視聴できる動画配信サービス:

Amazon prime video

U-NEXT

dアニメストア

Netflix

※本ページの情報は2021年9月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

あらすじ

世界大戦の火種がくすぶる昭和12年秋、帝国陸軍の結城中佐によって、スパイ養成部門“D機関”が秘密裏に設立される。生え抜きの軍人を尊ぶ陸軍の風潮に反し、機関員として選ばれたのは、東京や京都といった一般の大学を卒業し、超人的な選抜試験を平然とくぐり抜けた若者たちだ。彼らは魔術師のごとき知略を持つ結城中佐のもと、爆薬や無電の扱い方、自動車や飛行機の操縦法はもちろん、スリや金庫破りの技に至るまで、スパイ活動に必要なありとあらゆる技術を身につけ、任地へと旅立っていく。「死ぬな、殺すな」——目立たぬことを旨とするスパイにとって自決と殺人は最悪の選択肢であるとするD機関は、陸軍中枢部から猛反発を受けつつも、味方を欺き、敵の裏をかき、世界中を暗躍する。東京、上海、ロンドン……世界各地で繰り広げられるインテリジェンス・ミステリー。

出典元:ジョーカー・ゲーム | アニメ動画見放題 | dアニメストア (dmkt-sp.jp)

登場人物

本作は一話から二話で完結するオムニバス形式が取られており、各話ごとにメインとなるキャラクターが異なります。

今回は各話でメインを務めるキャラクターを中心にご紹介します。

結城中佐(ゆうきちゅうさ)

帝国陸軍のスパイマスター。

スパイ養成機関、通称「D機関」の創設者で元スパイ。

頭脳明晰で隙がなく、常に冷静な行動をとる。

スパイであったころに仲間の裏切りに遭い、敵の手中に落ちた際、手足に怪我を負ったと噂されているが、真相は不明。

敵味方問わず、さまざまな人間がその身辺を探っているが、いまだ誰にも詳細を掴ませていない。

佐久間中尉(さくまちゅうい)

大日本帝国陸軍の中尉。

上官の指示で、結城中佐によって陸軍内に秘密裏に設立された「D機関」へ出向してきた。

軍人らしい実直な性格であるがゆえにスパイは卑怯であると考えており、スパイ候補生であるD機関員たちとは意見が合わない。

しかし、機関員たちの常識をはるかに超えた能力は認めており、「怪物」だと表現している。

機関員たちと過ごすうちに、スパイに対する考え方にも変化が生まれていく。

三好(みよし)

常に冷静で挑発的な態度をとる。優秀ゆえに上から目線で人を嘲笑うような発言をすることも多い。

仰々しいポーズをとってみせたり、気取ったような言動を見せるナルシスト。

佐久間中尉と出会った当初は、軍人としての固定観念が強いことを見下し、妄信的だと馬鹿にしていたが、ある事件をきっかけに、その覚悟を評価するようになる。

スパイとなってからは「真木克彦」としてドイツに潜入している。

神永(かみなが)

明るく、やんちゃな印象で、一見お調子者に見えるが、実はプライドが高く、自分で決めたことは必ずやり遂げる。

他の機関員を仕切るリーダーシップも持ち合わせている。

スパイとなってからは「伊沢和男」としてロンドンに潜入していた。

写真館店主の甥として諜報活動を行っていたが、その正体を疑われ、英国諜報機関に囚われてしまう。

小田切(おだぎり)

機関員の中では唯一、陸軍幼年学校から士官学校を経て少尉に任官した経歴のあるD機関員。

出自の違いからか、他の機関員とは距離を置いており、寡黙で笑うことも滅多にない。

D機関やスパイに対しても、内に秘めた思いがある様子。

甘利(あまり)

神永とともに、機関員の中で最年長。

社交的で面倒見がよく、他の機関生たちを見守る兄貴的な存在。

自由でおおらかな気質であり、細かいことには執着しない。

最年長らしく、経験豊富で、余裕のある振る舞いをする。

英国諜報機関員の身柄を拘束するために「内海脩」という名前で、情報のあった豪華客船に乗り込むが、そこには違う目的でその英国諜報機関員を狙う者も乗り合わせていた。

波多野(はたの)

D機関員の中で最も小柄で、その体格を生かした体術は機敏で達人級。

愛嬌があるが、プライドが高く、勝気で態度は大きい。

スパイになってからは「島野亮祐」という名前で、日本からの留学生としてフランスに潜入していた。

フランスでは、対ドイツレジスタンスの実態を把握するため、レジスタンス運動に従事する学生と行動していた。

しかし、町で起こったドイツ兵との衝突に巻き込まれて怪我を負い、そのために記憶喪失に陥ってしまう。

実井(じつい)

気さくで穏やかな性格。

中性的で物腰も柔らかい。

佐久間中尉がD機関にやってきたときも何かと気にかけていた。

一方で敵対する相手には容赦がなく、非道な手段を取ることもいとわない。

日本と英米の関係が悪化する中、英国との間にパイプを持つ元外交官を監視するために書生「森島邦雄」として元外交官の邸宅に潜入する。

福本(ふくもと)

少しおっとりしていて、天然な一面もある。

寡黙で感情を表に出すことがほとんどないため、同じく寡黙な小田切とは気が合う様子。

料理が得意で、機関員に手料理を振舞うこともある。

スパイになってからは上海に潜入し、新聞記者「塩塚朔」と抗日活動家「草薙行仁」の一人二役をこなした。

上海派遣憲兵隊内での不正を処理させるために本間軍曹に接触する。

田崎(たさき)

人あたりがよく、丁寧で柔らかな話し方をする。

知的でさわやかな好青年。

落ち着いているためか実年齢より上に見られることが多いらしい。

手先が器用で、考えごとをしているときに手近なもので簡単なマジックをする癖がある。

スパイとして「瀬戸礼二」として満州へ向かう。

しかし、ソ連の機密情報を受け取るはずだった特急列車「あじあ」で、情報提供者が何者かによって殺害されてしまう。

殺害犯に見つからないようにしながら情報を取り返すため、田崎は列車に乗り合わせた子どもたちにある頼みごとをする。

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クオリティの高いミステリー

「ジョーカー・ゲーム」の大きな魅力のひとつが、ハイクオリティなミステリーです。

原作が柳広司によるスパイミステリー小説なのですが、なんとこちらの小説は2009年に「このミステリーがすごい!」というミステリー小説のランキングで2位を獲得しています。

ミステリー好きの方なら一度は耳にしたことのあるランキングなのではないでしょうか。

ミステリー小説としても高い評価を得ていることがわかりますね。

もちろん、テレビアニメでも原作の本格ミステリーを存分に堪能することができます。

いくつかご紹介したいと思います。

ジョーカー・ゲーム

こちらはテレビアニメの第一話と第二話から成る前後編の短編です。

参謀本部の命令で、佐久間中尉はD機関の機関員たちと共に、日本に潜入したスパイの疑いがあるアメリカ人、ジョン・ゴードンの家宅捜索をすることになります。

佐久間中尉たちは憲兵隊を偽装して、スパイであるという証拠を捜索しますが、ゴードンは全く抵抗せず、素直に指示に従います。

その様子に疑念を持つ佐久間中尉。

そして、ゴードンの「これが二度目の捜索」という言葉から、ゴードンが余裕綽々である理由と参謀本部の命令の意図を同時に理解します。

参謀本部は一度、捜索に失敗しているため、D機関にも捜索させることで責任の所在を有耶無耶にし、その失敗をD機関と佐久間中尉に押し付けようとしていたのです。

そして、ゴードンは今度も見つからないという強い自信を持っている様子。

佐久間中尉は焦りを覚えますが、そこで機関員の三好がゴードンに向かってとんでもないことを口にします。

「もし今回も見つからなかったら、詫びとして彼(佐久間中尉)がこの場で腹を切る」

この言葉で、佐久間中尉はさらなる窮地に陥ってしまいます。

絶体絶命の危機を、佐久間中尉は切り抜けることができるのでしょうか?

そしてラスト、全てを見通す結城中佐の真意にあなたは辿りつけるでしょうか。

ロビンソン

ロンドンに、伊沢和男として情報収集のために潜入していた神永。

ですが、協力者であった新米外交官が伊沢の正体を話してしまったため、英国諜報機関のハワード・マークス中佐に捕らえられてしまいます。

神永は訓練通りに、尋問を利用して二重スパイになることを申し出ます。

しかしマークス中佐はその言葉を疑い、本心を探るため、神永に自白剤を投与します。

意識が混濁していく中でこの場から逃げる方法を必死に考える神永。

しかし、諜報機関の施設内には捕らえたスパイに脱出されないようにするためのある罠が仕掛けられていました。

英国諜報機関に囚われた神永はその厳しい尋問に耐え、絶体絶命のピンチから脱出することができるのでしょうか!?

剣が峰に立たされた主人公が、どのようにして危機を乗り越えるのか、気になりますよね。

そしてその危機が去った後に、結城中佐の口から語られる真実には、毎回裏切られた!と思うはずです。

結城中佐の意図にあなたは気づけるでしょうか。

事件の真相と、その事件の裏に隠された真実、この二重構造が本作のミステリーの魅力です。

ジョーカー・ゲームから得られる教訓

テレビアニメ「ジョーカー・ゲーム」はその内容から考えさせられることが多くあります。

特に印象的なものが第一話の冒頭シーン。

スパイ養成機関の機関生たちがポーカーをしているところに佐久間中尉が混ざります。

しかし、中尉はなぜか一度も勝てず、手持ちのコインをすべて失ってしまいます。

そんなこともある、と席を立つ中尉ですが、それを見て機関生たちがくすくすと笑うのです。

彼らは全員で中尉の手札の情報を共有していたのでした。

中尉はイカサマだ! と声を荒げますが、彼らは、国際政治でも同じことが起こっているのだ、と中尉を窘めます。

見せかけのポーカーに騙されて、本質を見抜けなかった者が敗北するのです。

これは第二次世界大戦直前の日本の状況を暗喩したものですが、現在にも通ずる価値観だと思います。

真面目に生きているのに、なぜか物事がうまくいかなかったり、自分ばかり損な役回りをさせられているような気がすることは誰しも経験がありますよね。

素直で正直なことは大変素晴らしいことですが、世の中を動かしているのはそのような綺麗な感情ばかりではありません。

実際に起こっている事象の水面下で、悟られることなく敵の情報を集めていく。

そしてそれらについていけず、物事の本質に気づけなかった哀れで素直な人ばかりが損をし続けてしまうのです。

ついつい与えられる情報を鵜呑みにしてしまったり、表面的なことに囚われて悩んでしまったりしていませんか?

自分で考えることをやめてしまって、目に見えることだけにこだわっていると、大切なことを見落としてしまっているかもしれません。

ポーカーだと思ってプレイしていたのに、実はジョーカーゲームの椅子に座らされている、なんて恐ろしいですよね。

違うゲームをしていたのでは勝てるわけがありません。

「唯一、諸君らを支えてくれるものは、常に変化し続ける多様な状況の中でとっさに判断を下す能力だけだ」

という結城中佐の言葉が胸にささります。

正しく判断するために、見えている世界だけがすべてではないということを覚えておきたいですね。

基本的に一話完結の短編集!

一般的にアニメは、1クールだとしても12話ありますよね。

忙しいと継続的に観られず、話の全体的な流れを忘れてしまって途中で観るのをやめてしまう、なんてこともあるのではないでしょうか?

そんな人でもご安心ください!

前項でも少し触れましたが「ジョーカー・ゲーム」はオムニバス形式が取られており、基本的に一話~二話で物語が完結します。

内容は、第二次世界大戦前の日本を舞台にしたスパイミステリーなので、かなりヘビーですが、ひとつの事件が短くまとまっているため、ちょっとした空き時間に濃密なミステリーを楽しめます。

また、オムニバス形式をとっているからこそ、同じ世界観でも切り口の異なるミステリーを楽しむことができるのです!

毎回、主人公となるキャラクターも異なるので、それぞれの個性が現れた潜入になっているのも見どころです。

窮地からの脱出劇のスリルを楽しめるアクションの多い回もあれば、知略を巡らせ、敵の真意を探って情報を手に入れてくるような頭脳派キャラの活躍する回もあります。

叙述的なトリックが仕掛けられている回もあり、最後まで予測不可能な展開に目が離せません!

世界観は共通していますが、短編と短編の前後関係に強いつながりがないからこそ、いつどこから観ても物語に没入できるのは魅力的ですよね。

まとめ

今回は「ジョーカー・ゲーム」をご紹介しました。

オムニバス形式という構成で魅せられる完成度の高いミステリーと内容の深い物語。

大人になった今だからこそ気づけることがあるはずです。

一話が30分とは思えないほどの濃密なスパイミステリーをぜひ堪能してください。

「ジョーカー・ゲーム」が見られる動画サービス

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