漫画紹介

ジャンプ発の忍者漫画「地獄楽」美しく描かれる死を見て生きるとは何かを考える!!

ジャンプの忍者漫画と言えば「NARUTO」が有名ですよね。

ただ、実はNARUTO以前にも、連載期間がわずか3年でありながら、爆発的に人気を集めた作品があります。

それが「地獄楽」です。

2021年4月時点で、シリーズ累計発行部数が360万部を突破しました!

本作では、主人公を含む登場人物たちが謎の島に上陸し、不老不死の薬を探します。

複数の忍者が登場するのですが、一番強いのが主人公です。

今回は「地獄楽」の魅力を

  • 忍者漫画
  • 生を考える作品
  • 美しい作画

この3つから紹介します。

主人公たちの命をかけた戦いを見ていると、生について今とは違った考えを持てるかもしれませんね。

「地獄楽」ってどんな漫画?

作品名:地獄楽(じごくらく)
作者:賀来ゆうじ
出版社:集英社
掲載サイト:ジャンプ+
コミック:全13巻
内容:舞台は江戸時代末期。

死刑囚として捕らえられた画眉丸は、謎の島に不老不死の薬を探しに行きます。

ストーリーの残虐さと繊細な作画のギャップに引き込まれる作品です。

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あらすじ

最強の忍として畏れられ、抜け忍として囚われていた画眉丸は、打ち首執行人の“山田浅ェ門佐切”から無罪放免になる為の条件を突きつけられる。その条件とは極楽浄土と噂の地で「不老不死の仙薬」を手に入れること…!! 生死を悟る忍法浪漫活劇、開幕――!!

出典元:ebookjapan

登場人物

主人公と、そのほか本作でとくに重要な人物を紹介します。

画眉丸(がびまる)

本作の主人公。

元石隠れ衆最強の忍者。

画眉丸は屋号で、本名ではない。

仲間に裏切られ捕縛、その後死刑囚となる。

山田浅ェ門 佐切(やまだあさえもん さぎり)

打ち首執行人。

画眉丸の監視役。

女性でありながら死刑執行人としての道を選んだ。

杠(ゆずりは)

自称甲斐忍者のくのいち。

情報を渡す代わりに、戦力になるように画眉丸に交渉する。

結(ゆい)

石隠れ衆の里長の娘。

画眉丸の妻。

画眉丸に人としての生き方を教える。

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不老不死の薬を求めて

南の方で謎の島が発見されたのが、物語のはじまりでした。

その島は花が咲き蝶が舞っており、まるで「極楽浄土」「常世の国(とこよのくに)」と呼ばれる世界のような美しさだそうです。

あらゆる欲望が無くなった仏の国である「極楽浄土」や、死者がいる世界・不老不死の国と呼ばれる「常世の国」に例えられるなんて、どんな島なのか気になりますよね。

江戸幕府は「そのような場所が存在するのであれば、不老不死の薬もあるだろう」と考えました。

しかし、偵察をしても無事に帰ってくる者はいません。

「それなら死んでもいい人間を島に送ろう」

そう考えた江戸幕府は死刑囚を集め、不老不死の薬を持ってきた者を無罪放免にすると告げました。

殺人犯が無罪放免になったら怖いですよね。

無罪放免になれるなら命をかけられる罪人たちには、恐怖を感じます。

誰が無罪放免になるのか、ぜひ読んで確認してみてください!

忍者漫画としての魅力

本作には画眉丸や杠など、忍者が登場します。

江戸時代が背景のため刀で戦う登場人物が多いなか、忍術で戦う二人は地味です。

しかし、忍術ならではのド派手な攻撃もありますよ。

それぞれ派手な忍術を中心に、忍者としての魅力を紹介します。

最強の忍者

主人公の画眉丸は、伊賀にある石隠れの里において最強の忍者です。

石隠れの忍者は「殺し」「諜報(ちょうほう)」「傭兵(ようへい)」などを仕事としています。

画眉丸は相手に容赦せずに殺しを行っており、石隠れの忍者の憧れの的となるほどの実力です。

火を使った忍術を得意とする画眉丸ですが、なかには「火法師(ひぼうし)」という自らを発火させる派手な忍術があります。

自らの全身を燃やす姿は、見ていて「何でやけどしないんだろう」と思わずにはいられません。

戦う対手によって戦法を考え、自分が傷つくことを気にせずに攻撃するのが、画眉丸が最強である理由だと思います。

画眉丸の活躍を見ていると「忍者ってかっこいい」と思うはずです!

毒で戦う忍者

甲斐忍者を名乗る杠ですが、自分からは素性をなかなか明かしません。

また、冒頭ではあまり戦おうとせず画眉丸に頼りっぱなしです。

しかし決して弱いわけではなく、任務で潜入した際には城の家臣をすべて倒すほどの実力をもっています。

作中では毒で攻撃することが多い杠ですが、なかでも「粘糸(ねんし)」は相手にしたくない忍術です。

飲んだ薬物によって異なる効果の体液を分泌するという技なので、どんな効果があるのかは相手にはわかりません。

忍者の戦い方は、手裏剣など小さな武器を使うイメージがありますよね。

自らを武器にして戦う画眉丸たちを見ていると、忍者のイメージが変わりますよ!

生き方について考える

本作には、殺しを仕事としている人が多く登場します。

島で未知の生き物と戦う彼らですが、仲間の死を何度も見たり、自らが死にかけるなかで今までは無かった迷いが現れます。

人の死が日常であったはずの彼らが、改めて生を考える姿を見ていると「自分は今の生き方でよいのだろうか」と考えずにはいられません。

生に誰よりも執着している画眉丸と、誰を殺すべきか悩む佐切。

ここではこの二人に注目します。

「抜け忍」画眉丸

人を殺さないで、妻と二人で暮らしたい。

画眉丸はその願いを叶えるために、忍者をやめようとします。

しかし抜け忍は許されず、仲間に売られ死刑囚として捕まってしまいました。

すぐに死刑が執行されるのかと思いきや、首を切ろうとしても、火で燃やそうとしても死にません。

本人は無抵抗のつもりのようですが、体に染みついた忍術で無意識に防御しているのです。

そこで、山田浅ェ門佐切が処刑執行人に選ばれました。

山田家は、苦しませずに首を切り落とせるほどの実力者ばかりがいる処刑執行人の一族です。

佐切もその一人なのですが、なんと画眉丸は切られそうになるたびに防御してしまいます。

画眉丸からは、死ぬのを怖がっている様子は見られません。

しかし、妻と暮らすためには死ぬわけにはいかないのです。

忍者である画眉丸の、妻への愛情や生への執着は作中のなかで一番共感できます。

「打ち首執行人」佐切

苦しませないように、殺す。

そう考えながら処刑執行人として生きる佐切ですが、人を殺すことに迷いを見せます。

仕事だとしても、人を殺したくはないですよね。

島へ上陸させるために罪人を集めているとき、佐切は「死んだ方がいい極悪人なら、迷いなく斬れるだろうか?」と考えます。

佐切は人が斬りたいわけではありません。

処刑執行人として生きるために、迷わずに斬れるようになろうとしているのです。

はじめは斬ることをためらい危険な目に合う佐切ですが、仲間を守るために戦います。

誰を斬るべきか。

佐切が悩みながらも刀を振るう姿には、命の大切さを改めて感じます。

残虐さを美しいと感じさせる描写

不老不死、忍者など、非現実的な設定が魅力的な「地獄楽」。

不気味な世界を美しく感じさせる作画も、人気の理由だと思います。

作画に関してとくに注目したいポイントは、

  • 陰影のつけ方
  • 残虐なシーンを美しいと感じさせる

この2つです。

陰影のつけ方

「チェンソーマン」の作者、藤本タツキさんが絶賛しているのが、キャラクターの感情の表現です。

藤本先生いわく、顔で感情を表そうとするとうるさくなってしまうそうです。

たしかにキャラクター全員が表情豊かだと、読むのが疲れてしまいそうですよね。

その点「地獄楽」のキャラクターは、あまり感情を表に出しません。

代わりに影が描かれることで「怒り」「恐怖」などの感情を感じ取ることができます。

普段漫画を読むときって、あまり影は気にしませんよね。

ぜひ一度目はストーリーを楽しんで、二度目で賀来先生の技術に注目して読んでみることをおすすめします!

残虐なシーンを美しいと感じさせる

本作の一番の特徴が、人が死ぬシーンの描き方だと思います。

このようなバトル漫画だと、血まみれで死んでしまうことが多いですよね。

「地獄楽」の場合、人が簡単に潰れたり、飾るように殺されたり、さまざまな殺し方が描かれています。

グロテスクなシーンがたくさんありますが、それでも読み進められるのは「美しい」と感じる繊細な作画だからでしょう。

未知の生き物や死体を不気味ではなくきれいと感じさせるのは、本作ならではの魅力です。

ため息のでるような作画の美しさに、引き込まれること間違いなしです!

まとめ

作画がきれいな忍者漫画って、あまりありませんよね。

本作は、新しい忍者漫画と言えるのではないでしょうか。

また普段はあまり無い人の死が多く描かれているので

「なぜこのキャラクターは死んでしまったのだろう」

と生死について考えるきっかけにもなると思います。

相手を殺さなくては生きられない世界で、主人公はどうやって生き延びるのか。

ぜひ「地獄楽」を読んで確認してみてください!

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