
仕事で失敗して気持ちが落ち込んだ時や忙しい日々に一息つきたい、リフレッシュしたい時におすすめなのが「フルーツバスケット」です。
異性に抱きつかれると十二支の動物+猫に変身してしまう奇妙な体質を持つ草摩一族。
その呪いが原因で両親や兄弟、恋人との関係に歪みが生まれ、心を閉ざしてしまいます。
しかし、主人公である本田透との出会いによって少しずつ心境が変化していきます。
物の怪憑き(もののけつき)の13人が抱える切ない物語に涙し、心温まるはずです。
涙を流すことで交感神経(こうかんしんけい)の緊張が緩和されると言われています。
交感神経は脳がリラックスできる状態に切り替えてくれる神経なので、感動の涙がストレスを一瞬でリセットしてくれますよ!
「フルーツバスケット」ってどんな漫画?
作品名:フルーツバスケット
作者:高屋奈月
出版社:白泉社
掲載誌:花とゆめ(1998年~2006年まで掲載)
コミック:23巻(完結)
2007年には、もっとも売れている少女マンガとしてギネスブックに認定されています。
2001年にアニメ化され、2019年からは新スタッフ・新キャストによって完全リメイク版が放送されました。
2001年7月5日~12月27日 全26話
2019年4月6日~9月21日
1season 全25話
2020年4月7日~9月22日
2season 全25話
2021年4月6日~6月29日
The Final 全13話
2022年2月18日
フルーツバスケット-prelude- (公開予定)
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あらすじ
テントで暮らす女子高生・透(とおる)。家事の腕を買われ草摩由希(そうまゆき)の家で暮らすことに。だが、草摩家には異性にふれると動物に変身してしまうという秘密が――。
出典元:ebookjapan
登場人物
「フルーツバスケット」の主な登場人物を紹介します。
本田透(ほんだとおる)
朗らかで天然な、愛くるしい主人公。
幼少期に父を亡くし、気丈夫で愛情深く育ててくれた母も交通事故で失う。
父方の実家で引き取られるが改築工事が終わるまでの間、テント暮らしをしながらビルの清掃アルバイトで生計を立てている。
家(テント)を失ったことから草摩由希・草摩夾・草摩紫呉の住む家で一緒に暮らすことになる。
草摩由希(そうまゆき)
本田透の同級生であり、子(ねずみ)の物の怪憑き。
中性的な顔立ちに淡いグレーの髪に瞳といった、まさに眉目秀麗(びもくしゅうれい)。
成績優秀・文武両道であり、学校内ではプリンス・ユキといったファンクラブまで存在する。
周りからは王子様的存在で注目の的だが、由希自身は気取ることなく、人気であることも無自覚である。
趣味は家庭菜園。
草摩夾(そうまきょう)
本田透・草摩由希の同級生であり、猫の物の怪憑き。
オレンジ色の髪と瞳を持ち、短気できつい物言いが特徴的。
本田透との出会いをきっかけに不器用ながらも優しく、本来持つ親しみやすい性格へ戻っていく。
それでも呪いが彼の未来に影を落とす。
草摩由希を毛嫌いしている。
草摩紫呉(そうましぐれ)
草摩由希の従兄であり、草摩家の保護者的な存在で、戌(いぬ)の物の怪憑き。
職業は小説家で、小作家っぽいからという理由で常に着流しを着用している。
(着流しというのは着物に帯を締めただけの着姿のこと。)
穏やかながらも時折見せるミステリアスな表情や言動が波に漂うクラゲのようだと例えられる通り、掴みどころのない人物である。
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草摩の一族と物の怪憑きの呪い

子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥…そして猫。
これは、十二支ならぬ十三支の物語なんです。
代々呪われた一族である草摩家は、男の子は女の子に、女の子は男の子に抱きつかれると動物に変身する奇妙な体質をもっています。
しかし、子(ねずみ)の物の怪憑きは草摩由希というように、1つの動物に憑かれるのは1人と決まっています。
よって草摩由紀がこの世からいなくならない限り、子の物の怪憑きは生まれません。
他の物の怪憑きも同様に猫は草摩夾、戌は草摩紫呉と決まっています。
草摩家に生まれる人達は、誰がどの干支の物の怪憑きなのか生まれてくるまで分かりません。
そんな不規則な呪いの中で、13人の物の怪憑きが揃うのはまさに奇跡。
その奇跡は偶然なのか、それとも何かの予兆なのかが気になるところです。
誰がどの動物に変身するのかもワクワクしながら予想して読み進めてみてください!
猫が存在する理由
十二支の物の怪憑きに加えて、なぜ猫憑きが存在するのか。
「自分は猫憑きよりマシだ」
これは草摩家の誰もが口に出さずとも思っていることなんです。
なぜなら猫は仲間外れであり、12人の心のバランスを保つために用意された存在だからです。
また、変身する姿は愛くるしい猫の姿ともう1つ、醜(みに)くく異臭をまとう本来の姿があります。
その姿にならないように身につけている数珠は、高位な僧侶の骨と血が塗られたもので作られています
さらには将来的には、草摩家の離れに一生幽閉されることが決まっているのです。
考えていることや行動したいことがあるのに決まっていることだから!と突き返された経験が誰にでもあると思います。
その時のショックな感覚と猫憑きである草摩夾の絶望感が結びつくので、号泣しながら沈んだ心を晴らしてください。
神様には逆らえない運命

十二支の動物+猫がいれば、もちろんそれらを統(す)べる神様も登場します。
この神様に当たる人物が、草摩家の当主です。
神様にとって彼ら彼女らの呪われた体質は「僕らの絆」。
そして物の怪憑きの人生の全てを神様が握っているのです。
十三支の神様、草摩家当主の人物像
あなたは神様というとどんな人を想像するでしょうか。
陽だまりのような温かい人ですか?
神様であり、草摩家当主でもあるその人物は私たちが想像するような神様のイメージとは真逆なんです。
幼い子どものように気性が激しく、みんなが逆らえないことをいいことに傷つけるような言動や嘲笑うような表情で13人に接します。
しかし、高圧的な態度とは裏腹に離れていこうとする十二支に対しては泣いて縋(すが)るような脆(もろ)い一面もあります。
自分たちの絆は不変であると信じてやまない神様に逆らえず、それが運命だと時が過ぎるのを待つ物の怪憑き。
未来に希望を見いだせない姿をいたたまれなく思うも、会社にあらがえない状況と似ていて、感情移入してしまうと思います。
こういう気持ちや考えになったことあるある…と共感しながら、登場人物と共に感情の整理をしてみてください。
切ない過去

物の怪憑き同士だと男女関係なく抱き合うことができるのですが、両親や兄弟が異性の場合はやはり変身してしまします。
ここでひとつ、十二支の物の怪憑きと家族にまつわるエピソートを紹介します。
草摩紅葉(そうまもみじ)のエピソード
卯(うさぎ)の物の怪憑きである草摩紅葉は、明るく帰国子女のようなカタコトが可愛らしい男の子です。
彼を産んだ時、彼の母親は「自分は動物を産んだのか…」と動揺し、精神的に追い込まれてしまいます。
紅葉は父親から「お母さんに元気になってほしいか」と問われます。
もちろん元気になってほしいと願うでしょう。
しかし、その方法は母親の記憶から紅葉の存在を消すことしかありません。
十二支の物の怪憑きの中には草摩家の呪いを守るために記憶を消すことのできる人物が1人いるので、その人物に紅葉は母親の記憶を消してほしいと頼みます。
回復していく母を遠くから見つめ、よかったと安堵する紅葉の姿には涙が止まりません。
物の怪憑きの家庭ではこういったケースは珍しくなく、温かい家庭で育つ者は悲しいことにほとんどいません。
他の12人のエピソードも語られていくので、胸の張り裂けるような話に泣いてしまいながらも彼ら彼女らの優しさに触れて安らいでください。
草摩家の呪いを温かく包む主人公
呪い・運命と暗いだけの物語のように感じますが、主人公の存在が13人の救いとなります。
本田透という救い

主人公の本田透は小学生の頃、クラスでフルーツバスケットをすることになりました。
彼女は1人だけフルーツではなく「オニギリ」というグループに分けられます。
ちょっと困らせてやろうという子どもながらのいたずらだったのでしょう…。
しかし、透は気にすることなく「オニギリ」と呼ばれることを信じて待っているのでした。
そんな真っ直ぐで、純粋な人柄に物の怪憑きたちの心は動かされていきます。
猫憑きの草摩夾は、自分に持ってないものを持っている草摩由希のことを妬ましく思い、顔を合わせれば喧嘩を吹っかけます。
そんな彼に透は「オニギリ」にたとえた話をし始めます。
背中についている梅干しは自分には見えず、相手の梅干しばかり見えてしまうから羨ましく思ってしまうんだと。
「夾くんにも立派な梅干しがついています!」と言われると、ピリピリしていた夾は照れくさそうについつい微笑んでしまうのです。
オニギリの本田透。
社会から拒絶された12人の草摩。
十二支から外された猫憑き。
グループ分けされたものから外されてしまった人の気持ちは、同じ経験をした人にしか分からないと思います。
だからこそ透の言葉や行動が彼ら彼女らに響くんです。
あなたの心にもきっと響くものがあり、気持ちを落ち着かせるセリフに癒されるはずです。
まとめ
今回は、沈んだ気持ちを切り替えてくれる少女漫画「フルーツバスケット」を紹介しました。
13人の物の怪憑きが本田透の存在や言葉に救われていく内に自分の心も救われているような不思議な感覚も味わえます。
主軸が高校生ですので、文化祭や修学旅行など学校行事も描かれています。
それらが甘酸っぱく切ない、あの少女漫画特有の何とも言えない感情にもさせてくれるので嫌なことも吹き飛んでいくことでしょう!
草摩家の呪いの行く末も見どころです。
自分に近い登場人物になりきって、涙とともにストレスも流し、リフレッシュしませんか?
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漫画を読むならスマホで!
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さすがにそれではまずいと思い、泣く泣く売りに出したことも。
それに、外で読もうと思うと荷物になるので持ち運びも大変です。
1冊ならまだしも、何冊ともなるとカバンの中がかさばって場所をとるし、移動するにはちょっとした重さが結構負担になります。
肩掛けカバンだと30分もすると取手が肩に食い込んで痛くなります。
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実は、僕はいろいろな電子書籍サービスを試しました。
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