漫画紹介

ただのギャンブルではない!マガジンから競馬の感動を伝える漫画「風のシルフィード」

あなたにとって「競馬」のイメージはどんなものですか?

「競馬なんて、おじさんの遊び!」や「お金が絡むからギャンブルだ!」と思いがちですよね。

でも、今は女性のジョッキーの活躍や若手人気俳優のCMでおじさんの遊びではなく、爽やかなイメージが定着しつつあります。

コロナの影響もありながらも、競馬は毎週開催しています。

テレビで放送もしていますし、ネットで馬券を買えることができます。

最近では、「競馬女子」が話題になっていて、女性でも競馬を楽しめるようになっていますよね。

競馬の話題が、ニュースになる時だってありますね。

若い人でも、気軽にできる存在になった競馬ですが、やっぱり抵抗はあると思います。

自分の身近な人で、競馬をしている人はいるのではないでしょうか?

楽しそうに競馬の話してくるのに、自分は「知らない」と言えない。

こんなに話を聞いてるのに、今更わからないことを聞くのは恥ずかしい。

その結果、無理して相手に合わせている時もありますよね。

「競馬を始めるきっかけってなんだろう?」と思ってしまうこともあるのではないでしょうか?

僕の知り合いのNさんは、男性が多い職場の唯一の女性です。

職場の上司や同僚が休憩室で競馬の話をして、盛り上がっていることが多いそうです。

Nさんは競馬のことがわからないけど、コミュニケーションは大切だと思っていました。

なので、適当に相槌(あいづち)をとって、作り笑いで対応をしていたそうです。

「ギャンブルなのに、競馬をする人はなにがきっかけで始めたのだろう?」と思うNさん。

職場の上司がよく「競馬はドラマチックな面白さがある」という言葉が気になって、スマホで調べたところ、ある競馬漫画が出てきたそうです。

「風のシルフィード」

(講談社/本島幸久/単行本 全23巻/文庫版 全13巻)

1989年~1993年まで週刊少年マガジンにて、連載されていました。

「もしかして、この漫画が競馬を始めるきっかけなのかな?」

と思いながらNさんは競馬の知識もないですが、その漫画を読むことに決めたそうです。

「風のシルフィード」を試し読み

あらすじ

 

森川牧場という小さな牧場から母馬が難産の末、命と引き換えに生まれた「シルフィード」。

足に故障があるという競走馬として致命傷なハンデをもって生まれたシルフィード。

薬殺処分をされかかっていたところを主人公 森川駿が助け、自ら育てることに。

ハンデを乗り越え、騎手になった駿とともに奇跡の末脚(きせきのすえあし)でデビュー以来、次々と勝ち進んでいく。

目指すは国外最高峰レース「凱旋門賞(がいせんもんしょう)」へと挑む。

登場人物

森川 駿(もりかわ はやお)

主人公の1人。森川牧場の1人息子。

シルフィードと同様に母は彼を産んで間もなく亡くなっている。

中学で成績もよく、志望高に合格すると言われていたが、シルフィードとともに闘うと決め、騎手の道に進むことになります。

シルフィードのデビューの翌年に騎手としてデビューし、4歳になったシルフィードとともに大レースで闘います。

数ある困難を乗り越え、シルフィードとレースを繰り返し、成長していく。

シルフィード

森川駿と並ぶ、主人公の一頭。

少し臆病で大人しい性格だが、頭はよく、ここぞと言う時の勝負根性はズバ抜けている。

馬名の「シルフィード」はフランス語で「風の妖精」という意味です。

母親譲りの強烈な末脚は「白い稲妻」と称されている。

夕貴 潤(ゆうき じゅん)

駿の2年前に騎手デビューし、競馬界に旋風を巻き起こした天才騎手。

マキシマムの主戦騎手。

勝つためには調教助手への土下座すらいとわない。

度重なる減量で胃が縮小している。

基本的には孤高であり、他人に信頼することは少ない。

マキシマム

シルフィードの宿命のライバル。

馬主は岡恭一郎、主戦騎手は夕貴潤。

セリ市で3億円という記録的高値で取引された。

一見無表情だが、シルフィードにも劣らない闘志を秘めている。

人呼んで「闘神」。

島村 圭吾(しまむら けいご)

駿の競馬学校の同期生で親友。

気が弱く、始めの頃は馬に満足に乗れなかった。

ヒヌマボークの主戦騎手。

岡 恭一郎(おか きょういちろう)

アメリカで馬の育成を学ぶべく渡米。

多くの牧場で下働きとして廻り、アメリカの育成を学ぶ。

目を怪我してしまい、手術の後、帰国。

父の残した岡牧場を継ぎ、牧場主となる。

「馬を見る天才」である。

菊池 正太(きくち しょうた)

シルフィードを管理する調教師にして駿の恩師、調教師生活20年のベテラン。

駿を時に厳しく指導し、時には優しく論す。

酒を手放さずいつも赤ら顔だが、その腕は確か。

森川 修一郎(もりかわ しゅういちろう)

駿の父。森川牧場の社長。

競馬を知らない人も競馬漫画を楽しめる

 

え?競馬を知らないと競馬漫画なんて楽しくないのではないか?と思いますよね。

競馬漫画は競馬を進める漫画ではありません。

馬券の買い方やこんな馬を見つけたら買うべきというマニュアル的な漫画は存在しません。

逆に存在していたら、怖いですよね笑

あくまでも「競走馬と騎手の絆」「競走馬、騎手になるための道のり」を描いているものが多いです。

競馬は馬が可哀想と思いがちですが、かなりの努力をして、競走馬になります。

競走馬だけではなく、騎手もそうです。

Nさんは、騎手が凄まじい努力をしていることを、知らなかったそうです。

高校と一緒で、競馬学校に入学したら、必ず騎手になれると思ったみたいです。

けれど、競馬学校は普通の学校と違って、教育訓練施設です。

入学試験も本人だけではなく、家族も関わり、簡単には、合格しません。

誰にでもなれるわけではない、騎手。

騎手の努力を考えながら読むことによって、競馬のとらえかたも変わるのかも知れませんね。

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立ちはだかる壁に立ち向かう主人公達

 

駿は、自分が本来なら高校生になるつもりでした。

シルフィードを軽視する「馬を見る天才」岡恭一郎などにその実力を見せつけるため、競馬学校に入学し、騎手になります。

駿は牧場育ちなだけで、騎手としての才能に恵まれていませんでした。

騎手になるのに1番の壁は「減量」です。

減量ができなくて、騎手を諦めてしまう人もいます。

Nさんは、駿の減量を見て、

「そこまでしなくては、いけないことなの?」

とびっくりしたみたいです。

自分のことではないのに「頑張れ!」とNさんは駿を応援したくなったそうです。

また、シルフィードは生まれつき足に故障があることで、生まれた時すぐ立てませんでした。

そんな馬が競走馬になれると思いますか?

絶望的にしか見えませんよね。

シルフィードが競走馬になるために、臆病な性格を克服したり、体型を矯正したり…。

競走馬でさえ、見えない壁があるのです。

他にも、駿の落馬恐怖症に陥ってしまう場面もあります。

駿とシルフィード、このコンビが幾度の壁がありながらも、1人ではできないことが2人ならできることに変わります。

持前の根性や努力を重ねることによって、さまざまな挫折を乗り越えながら成長していく先も気になりますね。

どんな時でも、諦めずに立ち向かう駿とシルフィードを応援したくなってしまいますよね。

競馬漫画は興奮だけではなく、感動を与えてくれる

 

どんな漫画でも興奮だけや感動だけが多いと思います。

競馬漫画はどちらも与えてくれます。

ライバルやライバル騎手たちとの激闘に見ていると、

「結局、主人公の馬が勝つんでしょ?」

と思いますよね。

普通の漫画では、主人公が勝つことが多いですが、競馬漫画は必ずがありません。

なので、勝敗にとても興奮します。

マキシマムとシルフィードのレースで同着を見たNさんは、

「どっちが勝ったの?」

と次のページをめくるのを忘れて、興奮したそうです。

同着では許されず、わずか「1ミリ」で負けてしまったシルフィード。

Nさん、思わず「よく頑張った!」と言ってしまったみたいです。

読み進めると、まるで自分の子どもが頑張っているようにも思えてくるのかもしれませんね。

出来なかったことが出来た、負けてばかりだったのが勝てたと思うと、今まで感じてたことのない感情が出てくると思います。

そして、シルフィードの最後の結末を見た瞬間、Nさんは号泣してしまいました。

結末を知った時に、あなたはNさんが号泣した理由もわかると思います。

興奮もあれば、感動もある。

そんな、ドラマが競馬にはあります。

一頭一頭の計り知れない思いや願いを考えながら読みことによって、競馬の魅力に気づくのだと思います。

風のシルフィード 続編

 

風のシルフィードは、全23巻で完結しています。

気になるのが、シルフィードの子ども達や孫達だと思います。

続編は存在しています。

「蒼き神話マルス」全13巻

シルフィード側の話ではなく、マキシマムと同系統の血を引く馬の活躍の話です。

もちろん、シルフィードの子ども達と対決で登場します。

こちらの作品も、風のシルフィードから読んでいくとより楽しめる作品になっています。

ぜひ、こちらも読んでもらいたいです。

まとめ

 

競走馬や騎手になるまでの道のりは険しいものだと思います。

競馬学校に入学できても、騎手デビューを果たすのも数名と厳しい世界が騎手。

調教をされて、競走馬としてデビューをしても勝てずに引退してしまうかもしれない競走馬。

この漫画を読んだNさんは熱いものがこみ上げてきたそうです。

競馬をただのギャンブルだと思っていたことが恥ずかしいかったみたいです。

競馬漫画を読んだ人がデビューまでの道のり、騎手や競走馬になってからも大変さを知っているから競馬を好きになり、競走馬や騎手を応援したくなる。

それが、今の競馬なのかもしれません。

競馬はドラマチックな面白さがあるという意味が分かったと言ってました。

職場での会話も楽しく聞いているみたいです。

馬、1頭にドラマがあります。

生まれてこれたのも奇跡。

騎手と出会ったことも奇跡です。

お互いが壁を乗り越え、苦難を克服し、絆がつながることで今まで感じなかったことも感じられるようになると思います。

競馬がただのギャンブルではなく、ロマンやドラマがあることに気づいた時には、あなたも競馬の世界に吸い込まれているのではないでしょうか?

一頭、一頭、可愛く見えたり、カッコよく見えたりもしますよね。

ぜひ、この漫画を読んで、競馬は「ギャンブルのイメージ」から変わってもらえたらいいなと思います。

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