
日常アニメといえばゆるいストーリーや、大きな事件が起こらないので気軽に楽しめるのが魅力ですよね。
そんな日常アニメに、コックリさんが登場する「繰繰れ!コックリさん」という作品があります。
コックリさんと聞くと、オカルトチックな遊びなので、怖いイメージや思い出がありませんか?
ですが、本作に登場するコックリさんは面倒見のいいお母さんのような存在なのです。
少女と物怪の日常は、まるでコントを見ているような楽しい気分になり、イメージが180度変わりますよ!
「繰繰れ!コックリさん」ってどんなアニメ?
作品名:繰繰れ!コックリさん
キャスト:
市松こひな:広橋涼/コックリさん:小野大輔/狗神:櫻井孝宏/信楽:中田譲治/タマ:ゆかな/じめ子:金元寿子/山本くん:山本和臣/天狗:鳥海浩輔/ナレーション:田村ゆかり
スタッフ:
原作:遠藤ミドリ(掲載 月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)/監督・脚本:平池芳正/キャラクターデザイン・総作画監督:大島美和/美術監督:松本浩樹/色彩設計:鈴木依里/撮影監督:塩川智幸/編集:坪根健太郎/音響監督:鶴岡陽太/音楽:百石元/音楽制作:KADOKAWA,メディアファクトリー/アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
制作年:2014年 ©遠藤ミドリ/スクウェアエニックス・「繰繰れ!コックリさん」製作委員会
簡単な概要:ひとりぼっちの少女に憑りついたコックリさんたちの日常を描いた非日常系ギャグコメディ
視聴できる動画配信サービス:
※本ページの情報は2021年12月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
あらすじ
ひとりぼっちの市松こひなに取り憑いた狐の物の怪コックリさんは、「質問」は某検索サイト以下だが、家事は完璧にこなす、そこそこ優秀な狐の物の怪だった!こひなのカップメンを愛しすぎる食生活を管理し、残念な言動を更生させようとするその姿はまるでオカン!そこにこひなを溺愛する狗の物の怪“狗神”と、ダメオヤジな化け狸“信楽”も棲み憑いて、コックリさんの苦労は3倍に!?デンパ少女と、ときにイケメンたまにモフーンなアニマルたちが織りなす、非日常系モフモフコメディ!!
登場人物
市松こひな(いちまつ こひな)
本作の主人公でありヒロイン。
1人暮らしをしている小学生の女の子で、自分のことを人形と称する電波少女。
カップ麺が大好物で、コンビニで買えるものから限定のレアカップ麺までありとあらゆるカップ麺を備蓄している。
食事はほぼ全てカップ麺。
友だちがほとんどいないため、ひとりでこっくりさんをしていたところ、
コックリさんが普通に窓からやってきて、前述の食生活を心配し、世話係として家に居着くようになった。
「~しませう。」「でせう。」など、古風な仮名遣いを用いた独特の話し方をする。
コックリさん
本作の主人公、市松こひながこっくりさんをしたことで呼び出された狐の霊。
こひなに取り憑くためにやってきたが、こひなのあまりにも不摂生な生活を心配し、
食事を作るなど、お母さんのようなポジションになった。
イケメンだが、こひな曰く「設定上のイケメンなので、モブからしかちやほやされない」らしい。
元々は神社に祀られた神であったらしいが、信仰を失って落ちぶれた。
廃れた神社に唯一来てくれたのがこひなだったため、こひなに呼び出される前からこひなのことを知っていた。
狗神(いぬがみ)
生前黒い捨て犬だった頃に市松こひなに拾われた死霊。
それ以来こひなのことが大好きで「我が君」と呼んで慕っているが、こひなには軽くあしらわれている。
自分でストーカーを名乗るほど愛情表現が変質者っぽい。
愛が重すぎるゆえにこひなに異常に執着している危険人物。
ぶっ飛んだキャラクター設定
本作の主人公は、市松こひなというカップ麺が大好きな、自称・人形のちょっと電波な少女。
他では見ることのない、奇抜な設定の主人公です。
普段はSDキャラのように3頭身ほどで描かれますが、たまにまじめな話になるとリアルな頭身に戻ります。
その容姿は、まさにお人形のようなかわいさで、普段とのギャップに悩殺されるファンもいるのではないでしょうか。
また、こひなのことを偏執的に慕う、ストーカーを自称する狗神や、酒と女と賭け事が大好きという典型的なダメおやじの化狸など、ほかのキャラクターも個性的です。
唯一の常識人はコックリさんで、もともと神社にいた神様でありながら、かなりの世話好きで料理好きという家庭的な性格をしており、おかんと評されています。
そんなぶっ飛んだキャラクターたちの宝庫である本作ですが、それゆえにツッコミどころも満載で、笑えるポイントがたくさんあります。
面倒見がいいのに評価されないコックリさんが不憫だけど笑ってしまう
前述の通り、コックリさんは料理や掃除などが得意で、毎日せっせと家事をこなします。
家事のできる男の人って、女性からの評価が高いと言いますよね。
しかし、狗神にはいびられるわ、酔っぱらった信楽からは絡まれるわで、その努力はちっとも評価されません。
また、せっかくなんでも質問に答えてくれるコックリさんがいるのに、こひなからは「ググったほうが早いです」と全然頼ってもらえません。
たしかに、なんでも気軽に検索できる現代では、コックリさんのアイデンティティが失われているのかも……なんだかかわいそうになってきます。
さらに、以前からこひなのことを見守っていた、というとストーカー呼ばわりされる始末。
料理も掃除も洗濯もできて、自治会にまで参加するハイスペックな主婦能力を発揮するコックリさんですが、まったく報われません。
それに対してつっこんだり怒ったりするコックリさんのコロコロ変わる表情が、人形を自称するこひなと対照的でおもしろいです。
思わずつっこみたくなる!テンポのいいボケ
本作は、観ている方が思わずつっこんでしまうほど、ボケの数が多く、テンポのいいコメディが楽しめます。
たとえば、冒頭でこひながコックリさんを呼び出すと、コックリさんが出てくるのですが、なんと普通に窓を開けて顔を出します。
まさかの登場に、「不審者かよ!」と言いたくなります。
一方、こひなはそっと窓を閉め、何事もなかったかのように「コックリさん、あの不審者はどなたですか?」とコックリさんを続けようとします。
こひなのメンタルの強さに思わず笑ってしまいます。
その後も、呼んでおいて鍵を閉めるなとぼやくコックリさんに「おいでくださいと言ったのは社交辞令なのでお帰りください」とあしらったり
塩を持ち出してきて、除霊しようとするのかと思いきや、コックリさんの目に塩をかけるという物理攻撃をしかけたり。
とにかく「なんでやねん!」と言いたくなるギャグ満載のコメディです。
テレビにつっこんで変人扱いされないよう、注意してくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、電波な少女とおかんのようなコックリさんのちょっと不思議な日常を描いたギャグコメディ「繰繰れ!コックリさん」をご紹介しました。
個性豊かなキャラクターたちによるテンポのいいギャグと、かわいいキャラクターに癒されてください!
「繰繰れ!コックリさん」が見られる動画サービス
※本ページの情報は2021年12月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。