
モーニングで名作といえる医療漫画と言えば、「コウノドリ」が挙げられると思います。
この漫画の主な舞台となるのは、病院の産婦人科。
男性にとってはあまり馴染みがないところではありますが、女性にとっては出産という新たな命をこの世に送りだすために戦う場所でもあります。
一体どんなところなのか?
出産に関わるエピソードもありますし、
あなたが結婚していて、子供が産まれるのはこれからだったなら、奥様のこれからの頑張りを、奥様のために何をしてあげられるかより知るためにも、よい漫画だと思います。
今回はこの「コウノドリ」を紹介します。
「コウノドリ」ってどんな漫画?
作品名:コウノドリ
作者:鈴ノ木ユウ
出版社:講談社
掲載誌:モーニング
コミック:32巻(完結)
内容:ペルソナ総合医療センターで働く主人公、鴻鳥サクラ(こうのとりサクラ)は産婦人科医です。
仲間の医師や助産師などと、ぶつかったり協力したりしながら、妊婦や家族と一緒に悩み、苦しみ、支えて寄り添い、医師として全力を尽くしている姿がみられる作品です。
「コウノドリ」のタイトルで、第一期 2015年10月~12月、第二期 2017年10月~12月まで、TBS系列のテレビドラマとして放送されていました。
関連図書
あらすじ
出産は病気ではない。だから、患者も家族も安全だと思い込んでいる。毎年この産院で行われる2000件の出産で、約300件の出産は命の危険と隣り合わせだ。その小さな命が助かることもあれば、助からない時もある。100%安全などあり得ない。それが出産。年間100万人の命が誕生する現場から、産科医・鴻鳥サクラの物語。
出典元:ebookjapan
登場人物
鴻鳥サクラ(こうのとりサクラ)、四宮ハルキ(しのみやハルキ)、
小松ルミ子(こまつルミこ)、下屋カエ(しもやカエ)、
他にもダジャレばかり言う麻酔医や、アイスが好きな救命救急医など、個性的な人物揃いなんです。
鴻鳥 サクラ(こうのとり サクラ)
主人公で、サクラという名前ですが、男性です。
ペルソナ総合医療センターで産婦人科医として働いています。
医師とは別に、ピアニスト「BABY」としての顔も持っています。
「全てのお母さんと赤ちゃんを助ける」という使命を自分に課し、患者である妊婦と家族に、日々向き合っています。
四宮 ハルキ(しのみや ハルキ)
サクラの同僚です。
ペルソナ総合医療センターで、産婦人科医として働いています。
笑わない、妊婦に優しくないと評判です。
過去に自分の担当した妊婦を助けられずに、死なせてしまったことが原因でそうなりました。
しかし、誰よりも妊婦のことを考えています。
小松 ルミ子(こまつ ルミこ)
サクラの同僚です。
ペルソナ総合医療センターで、助産師として働いています。
サクラと四宮の新人時代を知っている、とても頼りになるベテラン助産師です。
下屋 カエ(しもや カエ)
サクラの同僚です。
ペルソナ総合医療センターで、新人の産婦人科医として働いています。
サクラと小松を尊敬しており、「BABY」のファンでもあります。
女医であるために、妊婦から指名されることもばしばあります。
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産婦人科って?
一般的に、「産婦人科」という単語で耳にすることが多いですが、実は産科と婦人科という、二つの診療科を一度に言っているのです。
産科とは、妊娠・出産に関する一切を診る診療科で、婦人科とは、女性特有の疾患などを診察・治療する診療科なのです。
ちなみにこの漫画は、主に産科にまつわるエピソードが中心になっています。
そして、当然女性の患者が多い診療科なですが、漫画の舞台になる産科に関しては、男性を見かける確率が婦人科よりは高いです。
とは言え漫画でも、産科の診察室や待合室に男性がいる描写は、かなり少ないのは想像通りです。
そこで、漫画に出てくるエピソードを二つ紹介します。
妊娠が分ったとき、病院(産科)に行くことは常識になっていると思いますが、その後女性は出産までの間、妊婦検診で、何度も産科に通うことになるんです。
妊婦検診とは、赤ちゃんと妊婦の健康状態を診る健康診断、という役割のものなんです。
そこに、妊婦検診なんて母親になる女性が行くだけで十分、自分が一緒に行ってもしょうがない、と言う男性が出てきます。
ですが妊婦である女性は、妊娠期間中の不安や、些細な話を聞いてほしい、健診についてきてくれたり、もっと一緒に妊娠に関わってほしいと思いを持っているという夫婦のエピソード。
一方で、妊婦健診にもついてきた上に、事細かな質問をしてサクラを困らせる、心配症の男性が出てきます。
細かすぎるその質問に、思わずツッコミを入れてしまう女性、という夫婦のエピソード。
では、こちら二組の夫婦を見て、あなたの考えはどちらに近いですか?
ほとんどの男性は、前者の考え方ではないでしょうか。
ですが、前者の男性の妻である女性は、もっと関わってほしいと思っていることを、今、あなたは知っているのです!
「妊娠期間中に男性ができることは少ない」といって、女性に何もかも任せきりにするのは、ありえないことと心得ましょう。
では将来、自分が当事者になったときどうしたらいいのか?
提案する一つの具体例として、妊婦検診についていくこと、が良いのではないかと思います。
漫画に出てくる後者の男性ほどは、関わりすぎだと思いますが。
少し恥ずかしいかもしれませんが、妊婦健診についてきてくれる男性なんて、一人で来ている妊婦さんに、羨望の眼差しで見てもらえそうじゃありませんか?
妊娠すると?
一般的に、妊娠するとつわりがある、というのは常識だと思います。
その一例として、口にするもののほとんどを戻してしまって、水も飲めない程だったり、体がだるくて仕方ないつわりだったり、様々な匂いがダメになって具合が悪くなってしまったりと、様々あるそうです。
もちろん普段と全く変わらない状態で過ごせる人もいるそうです。
妊娠による変化は、分りやすいことばかりだけではなく、分かりにくいのですが、心にも起こるといいます。
漫画の中に、責任ある仕事を任され、バリバリ働いていた女性のエピソードを紹介します。
女性は、夫の転勤と、自身の妊娠を機に会社を退職し、新しいなじみのない土地で、妊婦生活を始めます。
初めての妊娠による体の不調、慣れない土地での新生活、社会から取り残されたような孤独感など、様々な負の感情が湧いてきてしまう、という状態になっていきます。
では、そういった不安を抱えている女性の心の動きを感じ取り、パートナーとしてどう関わっていけばいいのでしょう?
先にも紹介しましたが、女性は妊娠に関わってほしいと思っているのです。
ならば、まずは何が不安なのか、話を聞くことが一番大事なことです。
これだけで、女性は気にかけてもらえている、と安心するのです。
例え仕事が忙しい時期だろうとも、これを怠らなければ、家庭円満間違いなしなんです!
余談ですが、先ほど紹介した夫婦はこれができていなくて、深刻なことになるんですよ。
詳しくは、漫画で確認してみてくださいね。
いよいよ出産!
出産の痛みを男性に理解してもらうのに、「鼻の穴からスイカを出すほどの痛み」という説明が一般的ですが、知っていますか?
人によっては、「建物の5階から落ちてお尻を打つくらいの痛み」と表現する人もいるのだとか。
男性は経験することができないからこそ、想像するしかないのですが、簡単にはできませんよね。
ですが、この漫画を見てもらえれば、どれだけ大変なのか、想像しやすくなるのではないでしょうか。
まさに今生まれる、という瞬間の妊婦の顔の描写は、苦しそうで、ものすごい迫力ですよ!
男性は産むこと自体には関われませんが、女性のサポートはできます。
ここで、男性ができることのいくつかを紹介してみます。
- 女性が楽になるために、腰をさする。(陣痛が楽になるため)
- 食べやすい軽めのものや、飲み物を用意する。(出産は時間がかかることが多いので)
などありますが、男性が張り切りすぎて、女性のための飲み物を飲んでしまう、なんてエピソードも漫画にあったりします。
いずれにしても、いつかの将来のために役立ててもらえると思います!
つまり、人が生まれてくるまでには、大変な過程を経なければなりません。
お互いがそれを分かった上で、それぞれの覚悟を持ち、行動できるようになれる手助けをしてくれるのが、この漫画の魅力の一つなんですよ!
親になるなら知っておきたい内容
世の中には、自分が知ろうと思わなければ、知ることができないことがたくさんあります。
妊娠・出産も、そのうちの一つであることは間違いないと思います。
関心がなければ、義務教育の保健体育の授業で習う知識しかない、という人もいるかもしれません。
ですが、自分が当事者になったなら、積極的に知る努力をすることは大切なことです。
まして、これから親になろうとしている状態なら、なおさらだと思います。
この漫画を読んで知れることは、本当にたくさんあります。
例えば、予防接種に関することもその一つです。
詳しくは漫画で確認してほしいのですが、該当の箇所を読んで知り合いのNさんは、この注射を受けているのかどうか、すぐ母親に確認したそうですよ!!
つまり、正しい知識を得て、他者に対する思いやりを持つということの大切さを、この漫画での予防接種の知識は教えてくれてます。
このことからも分かってもらえるように、人として親として、知っておいて損はない内容ばかりなのです!!
まとめ
この漫画を読んでもらうと、産婦人科について、妊娠・出産のことついて、良い予習になると思います。
知らないことを知ろうとすること、正しい知識を身に付けることは、とても大事なことです。
一部は紹介しましたが、知ってもらいたい知識やエピソードは、まだまだたくさんあります。
勉強だと思って、特にこれから父親になるなら読んでほしいなと思います。
漫画を読むならスマホで!
漫画はシリーズによっては何十巻ともなるし、それを保管するとなると部屋の中の保管場所に困りますよね。
僕も、電子書籍が普及する以前は、すぐに本棚がいっぱいになって部屋の隅から机の隅にまで漫画が積まれていました。
さすがにそれではまずいと思い、泣く泣く売りに出したことも。
それに、外で読もうと思うと荷物になるので持ち運びも大変です。
1冊ならまだしも、何冊ともなるとカバンの中がかさばって場所をとるし、移動するにはちょっとした重さが結構負担になります。
肩掛けカバンだと30分もすると取手が肩に食い込んで痛くなります。
なので、スマホで漫画が読める電子書籍サービスは本当に助かってます。
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ここでは僕のよく使うサービスを2つお伝えしますね。
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