みなさんは、積極的に新しいことに挑戦できますか?
「環境が変わるのは嫌だなぁ…」「ちょっと不安だな…」などネガティブな考えの人も少なくないのではないでしょうか?
人生は選択の連続です。進学や就職あるいは転職など日常生活の中でも新しいことにチャレンジしなければならない場面が多々出てきますよね?
とはいってもできれば現状を維持していたいなぁ…変化は怖いし慣れるのは大変。
と何かにチャレンジすることを恐れていませんか?今回はそんな人の背中を少しだけ押す漫画を紹介したいと思います。
今回この漫画を紹介してくれたAさんは24歳の会社員。学生時代から消極的な性格で失敗を恐れ何かに挑戦することを恐れていました。
しかしそんなAさんは、この作品に出会い「失敗したっていいじゃないか」「何かに挑戦するのも成長できるチャンス」と前向きにとらえアルバイトを始めたり
社会人になった今も会社では積極的に資格取得の勉強。プライベートでは学生時代の仲間たちとサークルチームを結成して活動したりとあらゆることにチャレンジしてきたそうです。
いわばAさんの人生を変えた作品なのだそう。早速紹介して頂きましょう!!
「銀の匙 silver Spoon」
作者 荒川 弘
漫画 全15巻(完結済み)
連載誌 週刊少年サンデー(2011年19号~2019年52号まで連載)
北海道の農業高校を舞台とし、農業に携わったことのない普通のサラリーマン家庭で育った主人公が高校生活を通じて日本の農業のあり方を学び様々なことに挑戦し成長していくお話です。
2013年にはアニメ化、2014年には、Sexy zoneの中島健人さん主演で実写化映画も上映されています。
銀の匙ってこんな作品!!
・挑戦することに勇気をくれる
・農業分野を通じて農業の難しさや命の尊さを学べる
初めて何かに挑戦するってとても不安ですよね?うまくできないし、失敗するのも怖いです。
この作品の主人公は農業に初め興味がなく寮があるという理由だけで進学しますが、周りの同級生は将来家業の養鶏場を継いだり、獣医を目指していたりと農業分野に高い志をもって進学してきた人たちでした。
この時点で周囲とのギャップに主人公は戸惑いを感じてしまいます。
はじめての実習体験やレクリエーションの企画を通じて少しずつ農業分野に興味が出てきますが現実は楽しいことばかりではありません。
食用に育てられた動物との別れ、ケガをして走れなくなってしまった競馬場の馬の現実。経済事情により倒産してしまった友達の実家などを目の当たりにして日本のリアルな農業、畜産事業の難しさを肌に感じていきます。
しかしやりがいのある分野であるという感情もリアルな農業の現状も一歩踏み出さなければ、知らなかった世界です。まず一歩踏み出す勇気が大切なのだと思います。
続いてあらすじの紹介です。
あらすじ
主人公、八軒勇吾は、元々県内にある中高一貫の進学校に通っていました。しかし厳しい学力競争に精神的に参ってしまい、学校の先生に紹介してもらった「大蝦夷農業高校」に進学します。
サラリーマン家庭で育った主人公はもちろん農業に携わった経験はなく、朝早くから行われる実習や動物たちの世話など初めての経験に戸惑いの日々、力仕事も多く体は悲鳴をあげてしまいます。
さらに周りの同級生たちは将来農業関係の仕事に携わることを目的とし入学してきた人たちなので周囲の意識の高さにギャップを感じてしまいます。
今までの生活を送っていたら経験しなかった世界。様々な農業実習を通じて命の大切さや日本の農業のあり方など知らない世界に触れていくことで主人公の世界観が広がっていきます。
この学校で何を学び、何を経て、どのように生かしていくのか。主人公の挑戦の日々をつづった作品となっています。
登場人物
八軒勇吾
この作品の主人公。実家はサラリーマンで農業経験は一切なし。中高一貫の学校に通っていたが周囲との学力競争の日々に疲れ果てノイローゼ気味に。
「寮があるから」という理由だけで農業高校に進学。学力は校内トップレベルで頼まれたことは断らないというお人よしの性格により頑張りすぎてしまうという危うさもある。同級生の御影アキに惚れている。
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御影アキ
この作品のヒロイン。実家は農場を経営している。馬が大好きで高校の乗馬クラブに所属している。将来は家業を継ぐために高校に入学するが主人公と関わっていくうちに本当に自分のやりたい将来の夢に挑戦することを決める。
主人公と違いあまり勉強は得意ではない。
駒場一郎
主人公のクラスメートでアキの幼馴染。主人公と同じ実習グループ。
実家の会社の経営が傾き、働きに出るため高校を中退する。在学時は高校野球をしており甲子園を目指していた。
母親と双子の妹と4人暮らし。亡くなった父親の代わりに妹たちの面倒を見ている。
稲田多摩子
主人公のクラスメート。同じ実習班。
実家は大規模な牧場を経営している。お金が大好きで将来は実家を継ぎ父親から経営者の席を奪おうと野望を企てている。
大柄な見た目をしているが夏バテするとほっそりした体形に変化する。
主人公、八軒勇吾の挑戦エピソード
アルバイト
主人公は夏休みに同級生の御影アキの実家にてアルバイトに挑戦します。御影の家は馬や牛を飼っており腰を痛めた父親の代わりに動物たちの世話をするというのがアルバイトの内容でした。
牛舎の清掃、畑仕事、動物の出産の立ち合いなど様々な仕事を経験します。
そんなある日、主人公は製造している牛乳のタンクにホースをつなぎ忘れてしまうという失敗をしてしまい、約500リットルほどの牛乳を捨ててしまいます。
「約4万円ほど捨ててしまった…いや牛へのエサ代や諸経費を考えたら…」自分のミスで様々な損失が出てしまったことに対し主人公は落ち込んでしまいます。
その日の夜、アルバイト代をいただきますが自分のミスで損失を出してしまった責任を感じ主人公はアルバイト代は頂けませんと断ります。
しかし「人間のやることだもの、たまーに失敗することもあるさ。ただし命が関わってくる時は失敗したらいかんよ」と雇用主の一言によりアルバイト代を改めて頂きます。
この苦労してお金を稼いだ経験が主人公の新たな挑戦へとつながっていきます。「馬鹿は碌でもないことに金を使う。賢い奴は自分の成長のために遣う。」
作中でのアキの曾おばあちゃんの言葉なのですが、とても心に響く言葉だと思います。金の使い方で男の価値はわかるものなのだそうです。
子豚の世話
主人公は学校の授業の一環で子豚の世話を行います。とてもかわいい子ブタですごく人懐こい子ブタです。名前を「豚丼」となずけます。
この接し方が裏目に出てしまいます。「豚丼」は食用のために育てている豚なのでいずれは出荷されてしまう運命です。もちろんわかっているですが、どうしても初めてあったときの思い出や世話をしてきた日々を思い出してしまいます。
つらい実習の日々に主人公に癒しをくれたのは「豚丼」だったのです。
出荷の1週間前、主人公は「豚丼」のお世話を引き受けます。
動物の命と向き合い、考えた末に主人公はアルバイトで稼いだお金を使い、肉になった「豚丼」を丸々一頭分購入することを決断します。
この決断により主人公は次に「ベーコン作り」に挑戦します。
「生き物を食うってこんなものだよねって割り切って達観しちゃえば楽だけど俺は、それは、やっぱり嫌です」
畜産に携わる機会が多かった経験豊富な同級生たちと違い、農業や畜産などの経験がない主人公が動物の命について真剣に向き合い自分で導き出した答えです。
すごく考えさせられた回でした。
ピザ作り
中間試験が終わったある日、校内の敷地のごみ拾いをしていると捨てられてあった「石窯」を発見します。
「石窯」について調べると要するにオーブンのようなものだと知り同級生たちの要望もあり主人公は「石窯」を使ってピザ作りを行うことを決断します。
しかし、「石窯」の専用道具が必要だったり、手入れが必要だったり複数の小麦粉、チーズなど材料費もかなり膨らみ一人で集めるのは困難です。
ですが、加工肉に詳しい先輩、チーズに詳しい先生・同級生、野菜を提供してくれる同部屋の仲間の協力のもと無事に準備が整いピザ作りに挑戦します。
中学時代、受験勉強の日々で学校の勉強しかしてこなかった主人公。このピザ作りをきっかけに先輩や同級生たちとの人脈。また、取り仕切るリーダーシップなど様々な財産を得ることができたのです。
この経験こそ主人公の挑戦する原点となっていきます。
ここで紹介したエピソードは、ほんの一部に過ぎません。はじめは、小さな挑戦の積み重ねでしたが、主人公は高校3年生になると自分の人生をかけた大きなことに挑戦していきます。

まとめ
この作品は農業や畜産などの分野に全く経験も興味もなかった主人公が様々なことに挑戦することによって成長していくお話となっています。
この主人公のすごいところは一回の挑戦で得た経験を次に何か挑戦する際に生かしていくという点です。それは人脈であったり知識であったり、心構えであったりするのですが決して無謀なことはしないのです。
きちんと物事を調べ、下準備をしてから実行するという主人公の姿勢は読み手に刺激を与えてくれます。
この作品を通じてほんのささいなことでも何かに挑戦していくきっかけの一歩になったらとおもいます。気になった方はぜひ読んでみてください!!
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