
絵が綺麗かどうかは、漫画を読むか読まないかを決める大事なポイントですよね。
綺麗な絵だとその美しさも楽しめる上、
世界観に入り込みやすくなるんですよね。
絵が綺麗で楽しみやすいから読み続けよう!と思える作品もあるのではないでしょうか?
そのくらい絵は漫画を読む上で重視するポイントの1つですよね。
そんなあなたに、アンティークドールの世界を美しい絵で楽しめる「ローゼンメイデン」をご紹介したいと思います。
人間のように動くアンティークドール達の戦いを描いた作品で、
絵が美しくその世界観を存分に表現されているんです。
1体1体の綺麗なドール達にも癒される作品となっています。
読んだ後には、その美しさに癒されるとともに
ドール達との関わりで成長した主人公も見られるます。
絵の美しさも中身も楽しめる、読み応えのある作品となっています。
「ローゼンメイデン」ってどんな漫画?
作品名:ローゼンメイデン
作者:PEACHーPIT
出版社:集英社
掲載誌:週刊ヤングジャンプ
コミック:全10巻(完結)
内容:人形師ローゼンの生み出した7体のアンティークドール「ローゼンメイデン」が、ローザミスティカを奪い合う。7つ全てを獲得して、究極の少女・アリスになるための戦いが繰り広げられる物語。
この作品は全3部に分かれており、今回紹介するのは第2部です。
繋がりはありますが、説明も丁寧にしてくれるのでどの作品からでも楽しめるものになっています。今回は第2部を紹介していきますね。
この作品は、2004年にはテレビアニメ化もされています。
あらすじ
「まきません」を選んだ桜田ジュンは、後に外に出ることを決意した。高校に行かず大検に合格してアパートで一人暮らしを始めたが、大学の学生達とは馴染めず、アルバイト先でも店長から嫌がらせを受け、自分の居場所を感じられない日々。「時間を戻してやり直せたらよいのに」。そんな折に、彼は『少女のつくり方』という雑誌と出会う。パーツ付きの分冊雑誌が、自分の部屋に勝手に郵送されてくるという不可思議な状況であったが、人形作りに夢中になる。そして完成間近で、中学時代の自分から助けを求めるメールが届く。組立てたボディは真紅のレプリカで、まだ頭部が届いていない。大ジュンは夢で真紅の頭部を入手して、ゼンマイを巻いて彼女を動かす。真紅は彼を仮下僕とする。レプリカ真紅に許された時間は限られている。時が来ればレプリカは崩れ去り、真紅はアリスゲームを脱落することになるだろう。
出典元:Wikipedia
登場人物
主人公と7体それぞれのドールを紹介していきますね。
桜田ジュン(さくらだ じゅん)
第2部の主人公である大学生のジュン。
大学に友達がおらず、バイト先でちゃらんぽらんな店長に見下されることに密かに腹を立てている。
自分の居場所を見つけることができず、常に疎外感を感じている。
人を見下すことで自分を保っており、自分には何もできないという劣等感を抱えている。
ドール達と関わり合うことで、自分の得意なことに徐々に気づき、
人との関わりも増える。
そして今の世界を生きようと前向きな気持ちを持ち始める。
真紅(しんく)
ドール側の主人公。「ローゼンメイデン」シリーズの第5ドール。
金髪青眼に赤衣のドール。プライドが高く、紅茶とマナーに厳しいが寂しがり屋なところもある。
水銀燈(すいぎんとう)
第1ドール。銀髪に黒衣、黒翼のドール。アリスへの執着心が非常に強く、ローザミスティカを集めるためなら手段を選ばない。
クールで群れない性格でどのドールにもそっけない態度をとる。
真紅の最大の好敵手で取っ組み合いのケンカもする。
金糸雀(かなりあ)
第2ドール。小柄な金のドール。日傘とバイオリンを持つ。
語尾に「かしら」をつける愛嬌のある明るい性格。
翠星石(すいせいせき)
第3ドール。長髪に緑衣のドール。第3ドールの姉。
如雨露(じょうろ)を持つ夢の庭師。妹である蒼星石を誰よりも大事に思っている。
可愛らしい見た目と裏腹になんでもストレートに伝えてしまう。
蒼星石(そうせいせき)
第4ドール。見た目は少年の様な短髪に青衣のドール。双子ドールの妹。
鋏(はさみ)を持つ夢の庭師。翠星石とは真逆に落ち着いていて優しい性格。
雛苺(ひないちご)
第6ドール。幼いドール。苺のツルを伸ばすことができる。
泣き虫で甘えん坊だが、思いやりは強く優しい。
雪華綺唱(きらきしょう)
第7ドール。本体を持たない精神体のみのドール。
右眼から白薔薇が生えている。長い孤独により精神は狂気を帯びている。
他のドールと交わることなく、強敵として立ち向かう。
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絵が綺麗だから、ドールの美しさを堪能できる
アンティークドールというと、ぱっちりとした瞳に柔らかそうな美しい髪の毛、
フリルをふんだんにあしらったドレスを着たものを想像すると思います。
この作品では7体ドールが出てくるのですが、どのドールもその美しさが細かく描写されています。
髪の毛は1本ずつ細い線で美しい髪を表現し、フリルはヒダの細部まで細かくリアルに描かれているんです。
顔もパーツの配置や大きさが均等で、人形らしい整った顔です。
7体それぞれ服や髪型、顔の特徴も異なるので個性を楽しむことができます。
登場人物が多くなると、だんだん似ているキャラクターが出てきて
混じってしまうことはありませんか?
この作品ではドールそれぞれ特徴が大きく異なるので、混乱することなく楽しむことができますよ。
また、それぞれのドールが特別な力を持ち小道具を使うんです。
例えば真紅は薔薇(ばら)の花びら、水銀燈は黒い羽、翠星石はジョウロ、蒼星石はハサミで力を発揮します。
その小道具もドール達の髪や洋服と同じ、アンティーク調の雰囲気で丁寧に表現されています。
小道具1つでもタッチが変わると、一気に雰囲気が変わってしまい場合によっては雰囲気が壊れてしまいます。
そんな細かな部分も繊細に表現されているので、世界観が壊れることなく楽しむことができるんです。
ローゼンメイデンの世界とは?
ローゼンメイデンはアンティークドール達が人間と交わって展開されていくお話です。
ドール達が繰り広げる「アリスゲーム」
数百年も前に人形師であるローゼンは人形を7体作り上げるんです。
そのドール達に「ローズミスティカ」というそれぞれの心臓ともいえる命を奪い合わせます。
その目的は、至高の少女「アリス」を決めることであり、7つ集めたドールは「アリス」になることができます。
その戦いを「アリスゲーム」と言い、7体のドール達の宿命です。
元々同じ人形師から生まれたドールなので、7人は姉妹という設定になっています。
なので時代を超えた7姉妹の壮大なケンカを見ているようなイメージです。
普段は自立して話したり動いたりするドール達ですが、
ローザミスティカを奪われてしまうと魂(たましい)が抜かれたように物言わぬドールとなってしまいます。
ドール達はアリスになるべく人間と契約を結び、その契約者から力を得ます。
そして他のドール達との戦いを繰り広げていくんです。
可愛らしいドールなのに髪の毛を掴み合う取っ組み合いや
それぞれの力を生かした攻撃を仕掛けたりと、激しい戦いが繰り広げられていきます。
小さくて美しく飾られたドール達ではなく、人間のような激しい闘争心をむき出しにして戦うんです。
美しいドール達が戦うというギャップに
不思議な不気味さや独特の世界観を感じられることでしょう。
ドールとともに成長する桜田ジュン
桜田ジュンは中学生の頃は引きこもりでした。
第二部の世界では、大学に進学し、アルバイトをしながら一人暮らしをしています。
大学では周りから「暗い」という印象を持たれているため誰も関わろうともせず、いつも1人で孤独に生活をしています。
彼はいつも心の中で「こんなはずじゃなかったのに」と思っています。
中学生の頃、引きこもりになったことがトラウマで自分への自信を喪失しているんです。
「あの時あんなことがなければ、今の僕は違ったんだ」と大学生になっても過去を引きずり、
今の自分が本当じゃない、周りの奴と違ってもっとできるやつなんだ、という考えを持ち
周りの人間を見下して自分を保っていました。
自分の選択で人生が決まるので、今を作り上げたのは自分自身です。
彼はドールとの関わりの中で、何もないと思っていた今の自分にできることや得意なことがあることに徐々に気づくことができます。
そして過去を変えることはできないが未来を変えることができることを受け止めて、前向きになります。
過去の選択を振り返って「もしこうだったら」と思うことは少なからずありますよね。
そう思うこともあると思いますが、執拗(しつよう)に過去を考えていてはもったいないことです。
それに囚(とら)われてばかりでは、今を生きることができないんですよね。
ドール達のバトルも面白いのですが、ジュンの心境の変化や成長を見て
今を大事に生きなければ、と思えてきそうですね。
人の心の成長も描いているので、きちんと読み応えのある作品になっていますよ。
まとめ
美しいドールの世界観が描かれているので、違和感なくその世界に入り込めます。
癖のない美しい絵柄なので細部まで読みやすい作品です。
表紙から美しいので、全巻集めてしまいたくなるような見た目になっています。
美しさに癒されながらも、主人公の心境の変化に元気をもらえる作品でもあり、美しいだけでなく読み応えもある内容です。
綺麗な絵を楽しみたいなら
美しいドール達の世界に入り込んでみてはいかがでしょうか?
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