ミステリーものって人が殺されたりすることが多いので、怖かったりショッキングなシーンが多いですよね。
僕の友人のWちゃんも小さい頃から怖いものやグロテスクなものが苦手で
漫画を見るとしたら恋愛少女漫画だけで、
ミステリーや心霊漫画には手を出してこなかったそうです。
ただ、最近の謎解きブームから謎を解く楽しさにハマったみたいなんです。
「少女漫画ならそこまで怖い描写もなくて、怖がりの私でも読めるかな…?」
そう思って見つけたのが「ミステリと言う勿(なか)れ」という漫画です。
これは初めてミステリー漫画を読むWちゃんでも
怖がらず、でも謎が解かれていく様子を楽しめたそうなんです。
今回はそんな「ミステリと言う勿(なか)れ」についてお伝えします。
「ミステリと言う勿(なか)れ」ってどんな漫画?
作品名:ミステリと言う勿(なか)れ
作者:田村由美
出版社:小学館
掲載誌:月刊フラワーズ
コミック:8巻(連載中)
内容:ごく普通の大学生、久能 整(ととのう)がある日殺人事件の容疑者になってしまう。取調べ中、刑事からあれこれ言われるも、整(ととのう)の洞察力と推理力を駆使して放つ言葉に刑事達はことごとく論破されてしまう。そして彼らとの関わりから事件の真相も明らかにしてしまう…。
あらすじ
冬のある日。大学生の久能整は警察署で事情聴取を受ける。藪(やぶ)警部補を始めとする刑事たちの話によると、昨晩10時ごろ、大学の同回生で高校の同窓である寒河江(さがえ)が殺害され、現場で久能に似た人物と寒河江とが口論していたのが目撃されたというのだ。殺人の疑いをかけられる久能に対して刑事たちは高圧的に詰問する。対して久能は寒河江は金持ちの親を持つ鼻持ちならないやつだったと述べ、しかし冷静に、歯に衣着せぬ物言いで犯行を否定する。
出典元:Wikipedia
登場人物
久能 整(くのう ととのう)
カレーが大好きな大学生。アフロの様な天然パーマが特徴。
記憶力や洞察力に優れ、相手の悩みや考えていることを正確に推理し、
様々な例え話を用いて論じていく。その知識量は計り知れない。
乙部 克憲(おとべ かつのり)
巡査。整の取り調べを担当する。
やや高圧的な態度であるが、既婚者で一人娘を大事に育てている。
娘が思春期で反抗的であることから接し方に悩みを持つ。
風呂光 聖子(ふろみつ せいこ)
警察署の捜査チームの中で数少ない女性巡査。取調べ担当。
男性ばかりの職場に気圧され、自分の存在意義に対して悩みを持つ。
池本 優人(いけもと ゆうと)
捜査チームの巡査。取調べ担当。
既婚者で妊婦の妻がいる。家庭のことにやや無頓着な様子。
青砥 成昭(あおと なりあき)
巡査部長。
もともとは大きな部署にいたそうだが、
過去に冤罪事件を起こしたことがある。
薮 鑑造(やぶ かんぞう)
警部補。取調べではかなり威圧的で、整の胸ぐらを掴むこともあるほど。
妻と子どもがいたが、ひき逃げでなくしている。
家族の死に目には、仕事の張り込み中であり立ち会えなかった。
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怖がりでも楽しめるスリル
Wちゃんがミステリーもので心配していたことは
怖がりでも見られるかどうかということです。
少女漫画タッチだから怖くない!
描写や絵柄が怖くないので怖がりさんでも安心です。
この漫画の作者は田村由美さんという方で
1983年に漫画家デビューしています。
デビュー後、数々の有名作品があり長年少女漫画を作り続けている方です。
なので、絵柄が少女漫画タッチなので怖すぎず
衝撃的な描写も少ないため怖がりの方でもストレスなく見られます。
例えば、ミステリーだと人を殺すシーンや血を生々しく表現している物もありますが
この作品ではそんなショッキングなシーンはないそうなので安心してみられますね。
主人公にほのぼのできて怖すぎない!
ミステリー漫画なのでもちろんスリルもあります。
ですが、主人公のキャラクターに和ませられるから、程よいスリルなんです。
例として、エピソード2での場面を紹介しますね。
エピソード2では主人公が公共バスに乗り、そこから話は進んでいきます。
主人公含め9人を乗せたバスのルートが普段通らない道に進んでいき、
突然乗客の男性1人がナイフを取り出し、
「全員手を上げろ!」とナイフ片手にバスジャックしてしまうんです。
バスジャック犯からスマホを出せ、カーテンを閉めろ、と次々と指示が出て
他の乗客は静かにいうことを聞いていきます。
突然ナイフを持った男が近くに現れたら、殺されてしまうのではないか…と
恐怖を感じ、刺激しないように静かにしようと思いますよね。
ですが、主人公はどうしても行きたい美術館へ向かう途中だったため
「これ、3時までには終わりますか?」
と真面目な顔で聞いてしまうんです。
主人公のマイペースで物おじしない姿勢に緊迫感が和らげられるシーンが何度かあり
緊迫した状況とマイペースさのギャップに面白さを感じられます。
ハラハラしすぎて続きが見られない…となることも
ミステリーではあるかもしれませんが
この作品ではそうした緩急がつけられているので読みやすく
続きが気になって止まらなくなってしまうかもしれないですね。
謎解きの構成がしっかりしているから楽しめる!
この作品はじわじわと謎が解かれていく様子が面白いポイントなんです。
例えば、エピソード1で主人公が殺人容疑の取り調べをされてしまいます。
取り調べでは主人公が巡査の様子からそれぞれの悩みを推理し、
そしてそれに対する意見を、例え話を用いながら論じていくのですが、
事件の真相はわからないまま平行線になります。
このような展開で最初の方はなかなか話が進展した様子が感じられないそうです。
主人公の知識の多さはわかるけど、犯人は一体誰…?
どうやって犯人に話が進むの?とWちゃんは思ってしまったそうなんですが
そう思った頃に、主人公が犯人であるという証拠が出てきます。
そして、ここから物語は展開していくんです。
巡査と今まで話した内容やこれまでの経緯から
主人公が何かに気づき
そしてそこから犯人を突き詰めていきます。
最初に話していた場面から終盤にかけて
今までの伏線が回収され、そこに繋がるの!?と驚いてしまうでしょう。
最初の穏やかなシーンもしっかり意味があり
最初から話が進んでいたことに気づき、驚いてしまうそうです。
毎話ミステリーの構成がしっかりとされているので
最後に犯人がわかる展開に謎解きの楽しさを感じることができますよ。
人の心を推理する面白さがある!
ミステリーものでは人の心の動きや思いを考えることに面白さがありますよね。
そこを考えることが謎解きに繋がるので
その心情がしっかり描写されているとより面白さが増しますね。
この作品は人々の感情が細かに表現されているので
その部分も十分楽しめるんです。
細部に心情が描かれている
この作品は、登場人物の心情が細かく丁寧に描かれているんです。
例えば、「いじめ」についてです。
エピソード2で、主人公とその他数名を乗せたバスがジャックされます。
その時、それぞれの過去について話す場面が出てきます。
そして乗客の1人の男性が、過去にいじめられていたことを語り
「逃げたかった!」と、今まで辛かった感情を吐き出すんです。
その際に主人公は、欧米の地域でのいじめへの考え方を話します。
「欧米の1部では、いじめている方を病んでると判断するそうです」
話の内容は、
日本ではいじめられた方が逃げたり、ケアされたりするけれども
欧米ではいじめた方に逃げる選択肢を与えたり、カウンセリングを受けさせるようにしているため、
日本でもいじめた方に逃げる選択肢を与える世の中になったら良いのに、
ということを話し、それを聞いた男性は戸惑います。
その考え方に救われる一方、もっと早く知っておきたかったという後悔を抱くんです。
それがその男性の表情や発言、行動にしっかりと現れていて
人の複雑な心境が丁寧に描写されています。
この場面は犯人が突き詰められる場面ではありませんが
犯人が明らかになり問い詰められるシーンでも
だからこの時こんな言動をしていたのか!と
その犯人の表情や発言に納得してしまいます。
結末を知ってから見返したくなるほど細かく描かれているんです。
漫画の面白さは絵柄からも心情を読み解くことができるところですよね。
1度読んだら2度、3度と作品を読み返して楽しんでください。
まとめ
この作品は怖いものが苦手で、初めてミステリー少女漫画を読む人でも
楽しみながらしっかりと結末まで見届けられる作品になっています。
謎を解かれる様子を楽しみつつ
人の心情を考えて推理することは
ミステリーの醍醐味ですね。
また、この作品では主人公が様々な物事の本質を論じていく場面が多々あります。
それに関して別記事の
ミステリー漫画「ミステリと言う勿れ」主人公久能整に学ぶ人の本質の見極め方
で詳しく紹介してあるので、こちらも合わせて見ていただくと
より一層この漫画を楽しめますよ。
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