
いろんな仕事やバイト、学校生活、危ない社会、はたまた異世界での日常など
日常アニメは自分も経験がある世界は、共感できて楽しいし、自分の知らない世界でも新たな知識を得られるので面白いですね。
今回はそんな日常アニメからちょっと変わったテーマを扱った、農大の日常を描いた学園アニメ「もやしもん」をご紹介します。
食品の発酵に使う麹菌を扱う研究室のメンバーを中心にした、ドタバタ劇でありながらなんとなく菌の勉強もできてしまう、知的コメディ作品です!
「もやしもん」ってどんなアニメ?
作品名:もやしもん
キャスト:
沢木 惣右衛門 直保:阪口 大助/結城蛍:斎賀みつき/樹 慶蔵:西村知道/長谷川遥:大原さやか/美里 薫:小西克幸/川浜拓馬:杉山紀彰/及川葉月:神田未来/武藤 葵:能登麻美子
スタッフ:
監督:矢野雄一郎/シナリオ(シリーズ構成):高橋ナツコ/スタジオ:白組、テレコム/原作:『もやしもん』石川雅之 講談社刊
制作年:2007年©石川雅之・講談社/もやしもん製作委員会
簡単な概要:肉眼で菌が見える少年が主人公の農大を舞台にしたアニメ
視聴できる動画配信サービス:
※本ページの情報は2021年11月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
あらすじ
菌が肉眼で見えるという不思議な能力をもつ主人公・沢木惣右衛門直保、その親友で、ある日忽然と姿を消す謎だらけな酒蔵の息子、学校の敷地内で発酵食品を作る名物老教授、酒を密造する先輩、常にボンデージファッションに身を包んだ女子院生など、個性的なキャラクターたちが登場する“農大”を舞台にした異色学園アニメ。
出典元:dアニメストア-もやしもん
登場人物
沢木惣衛門直保(さわきそうえもんただやす)
本作の主人公で農学部に入学したばかりの一年生。
発酵食品を作る際に必要な麹を作る種麹屋の次男で、惣衛門は実家の屋号。
菌やウイルスが肉眼で見え、指で掴んだり会話したりすることができるという不思議な能力を持つが、周囲の人々には信じてもらえない。
そのため幼い頃から変わり者扱いを受けていた。
東京での「チャラいキャンパスライフ」に憧れて「某農大」に入学するが、菌が見えるという能力を買われ、祖父の旧友である樹教授の研究室メンバーに加わることになる。
結城 蛍(ゆうきけい)
「某農大」の農学部一年生で沢木の幼馴染。
沢木の能力を理解する親友で、実家はお酒を造って販売する造り酒屋。
樹 慶蔵(いつきけいぞう)
「某農大」の教授で、沢木の祖父とは20年来の友人。
話が長いため、語り始めると沢木たちからは距離を置かれてしまう。
研究者として、冷静で厳しい意見をすることもあるが、美里と川浜が作った口噛み酒に感銘を受けて、彼らの借金を帳消しにするなど、情で動く愛嬌もある。
長谷川 遥(はせがわはるか)
「某農大」の大学院生。
妖艶な雰囲気を持つ美人だが、言動が乱暴で女王様気質な面もある。
私服はボンテージテイストで、部屋着さえもタイトなものを身に着けている。
普通の大学とは全く違う⁉不思議な学園生活
日常を描いた作品とはいえ、農大出身者じゃなければ、日常は謎も多く、観ている方は飽きません。
本人たちにとっては当たり前のことでも、周りから見ると刺激的に思えることってありますよね。
研究室からする不可解な爆発音、誰かが地中に埋めた謎の食品、豚の丸焼きや自家製チーズなどが楽しめる収穫祭など、彼らの日常には農学部ならではの魅力が詰まっています。
たとえば、学園祭を描いたお話では、「某農大」ならではの特殊ルールが盛りだくさん。
始まったら学園祭を取り仕切っているボスを倒すまで大学構内から出られない!
畜産や農業などのそれぞれの研究科が屋台を出し、使える通貨は学内限定の独自通貨のみ!
そんなゲーム世界のような学園祭が行われます。
普通の人が味わえない日常を楽しめるのが本作の魅力です。
笑いだけにとどまらず、得られる知識が多い
本作は、農大の中でも、菌に関する研究室がメインなので、発酵や食中毒など、日常でも耳にする話題が出てきます。
お酒がどのように造られているかや、食中毒が起こる理由と対処法などについても触れられています。
そういえばなんでだろう?という疑問の答えがわかると楽しいですよね。
もっと知りたいと知的好奇心が刺激されます。
本作の良いところは、それらを科学的に分析した上で、わかりやすくかみ砕いた説明をしてくれるところです。
中学生でも、文系の人でも、内容が理解できるようになっているので、ストーリーにも安心してついていけます。
全体的にコミカルに描かれていますが、散りばめられた知識量が多いので、自然に知識が増えていくなんて、うれしいですよね。
笑って観ているうちに、なんだか頭が良くなっている。
そんな体験をできるのが「もやしもん」です。
ゆるかわいい菌のキャラクターたち!
本作は、菌が肉眼で見える少年が主人公というだけあって、たくさんの菌が登場します。
それだけ聞くと、理科の教科書で見るような、リアルな菌を想像して心配になる人もいるかもしれませんが、安心してください!
本作に登場する菌たちは、かわいくデフォルメされたコミカルな菌たち。
基本は、酒やみそなど、食品の発酵をする際に登場する菌たちなので、グロテスクな表現もありません。
本作に登場する菌たちは基本的に「かもすぞ~」というセリフと共に、食品の発酵を進めてくれるかわいいやつらです。
たとえば、A.オリゼーは日本の発酵食品に欠かせない麹菌で、実家が麴屋である主人公にとっても身近な存在。
沢木とは、昔からの幼馴染的存在で、沢木に色恋ごとが起こる気配がすると「いてこませ~」と茶化し、失敗すると「へたれ~」と揶揄します。
本作のゆるキャラ的立ち位置であり、主役でもある菌どもに注目です!
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、菌を目視できる少年が送る農大の日常をテーマにした「もやしもん」をご紹介しました。
農大ならではの特色が溢れる学園コメディに笑えます。
そしてなんとなく菌に詳しくなっていける本作には、明日だれかに話したくなる豆知識がたくさんあります。
ぜひ一度ご覧ください。
「もやしもん」が見られる動画サービス
※本ページの情報は2021年11月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。