
コロナの影響でおうち時間が増えたのに比例して、夫婦喧嘩が増えてしまっていませんか?
僕の友人Nさんも、「夫婦ともに在宅勤務になって一緒にいる時間が増えたせいで、
夫への不満が日に日に積もって、会話すらしたくない時がある」と愚痴をこぼしていました。
ところが、ある漫画を読んで自分たち夫婦を顧みた結果、イライラすることが大幅に減り、互いに歩み寄るようになったそうです。
今回は、そんなNさんが、「夫婦円満のために夫と一緒に読んだ」という漫画「妻は他人」シリーズを紹介していきます。
「妻は他人」シリーズってどんな漫画?
作品名:妻は他人
作者:さわぐちけいすけ
出版社:KADOKAWA
コミック:4巻(完結)
内容:出会って8年、喧嘩ゼロ。そんな円満夫婦の夫である作者が、自身の夫婦関係をもとに、夫婦円満の秘訣や他人との付き合い方を描いたエッセイコミック。
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あらすじ
28万人以上が共感(いいね)!!!!! 夫婦漫画の投稿でフォロワー急増! 10万人突破!!出会って8年、ケンカゼロ。円満夫婦の“夫”が贈る結婚の極意!!!SNSで話題をさらった夫婦漫画「イライラしている時の対処法」などに加え、単行本でしか読めない作者夫婦の“馴れ初め”や“結婚のきっかけ”など描き下ろし70ページ以上収録し、待望の書籍化。SNSで支持される円満ノウハウがすべてつまった一冊!!
出典元:ebookjapan
登場人物
エッセイ漫画なので、作者が主人公です。作者とその妻について、簡単に紹介します。
作者
主人公。
妻からは「けいすけ」と呼ばれている。
フリーランスの漫画家。
アクティブで、毎日どこかにでかけたいタイプ。
妻
主人公の妻。
大学時代のオーケストラサークルで作者と出会い、就職してから2年目で結婚する。
以前は会社員だったようだが、4巻発売時点(2019年)では、作者のアシスタント兼経理をしている。
インドア派で、毎日家にこもっていたいタイプ。
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言わないと伝わらない。コミュニケーションを大切に!
「なんでこれくらいのこともわからないの?」
配偶者に対して、一度くらいそう思ったことがあるのではないでしょうか。
Nさんも、夫に対してそう思うことが多かったみたいです。
「なんで脱いだ上着をソファに放るの?」
「なんで靴下丸めたまま洗濯かごに入れるの?」
などなど。
でも、「夫はとても忙しそうだし、これくらい自分がやればいいか」と思って言わなかったそうです。
しかし、「妻は他人」の1巻1章の中の「結婚」という話を読んで、はっとしたそうです。
この話によると、作者は、妻(当時は彼女)と同棲するにあたって、
「改善して欲しいことは言葉にして伝えてほしい。
察するのを期待されても徒労に帰すだけだと思う」と言ったそうです。
配偶者はあなたとは別の人間です。
これまで生きてきた環境も違えば、考え方・価値観も違います。
直して欲しい部分があったとしても、言わないと相手は気付きません。
Nさんはこれを読んで、夫はただの怠慢でやるべきことをやっていないだけ、と決めつけていた自分に気付いたそうです。
つまり、
「上着は脱いだらすぐにハンガーにかけるべきだということは、夫も当然わかっているが、忙しすぎて疲れてるからやらないだけ」
「『本来はやるべきこと』というのはわかっているんだから、ある程度落ち着いたら言わなくても察してくれるはず」
と思い込んでいたということですね。
しかし、「もしかして、夫はそもそも上着をソファに放っておくことに何も抵抗がないのではないか?」
と、自分とは価値観が違う可能性に気づき、直してほしいことをきちんと伝えたそうです。
予感はズバリ的中、単に旦那さんは上着をソファに放置することに何の抵抗もないだけでした。
そのあとはもちろん、旦那さんも意識するようになったとのことです。
また、別の話では、作者夫婦は「『好き』よりも『嫌い』を共有しているから喧嘩しないのだろう」と言っています。
自分の苦手なものや嫌なことを、相手に伝えている(つまり、「自分はこれが嫌い」という情報を共有している)のです。
このように、この漫画はただ「コミュニケーションが大事」と当たり前のことだけ言っておしまいではありません。
コミュニケーションをとるうえで
- 具体的にどういうことこそ伝えるべきなのか
- どんな風に伝えたら喧嘩になりにくいのか
のヒントが漫画の中にちりばめられています。
伝えるのも馬鹿らしくなってしまった時は
とは言え、わざわざ指摘するのも馬鹿らしくなるほど、相手が呆れた考え方をしている場合もありますよね。
例えば、共働きが当たり前になった令和の時代に、なぜか「家事は女性がやるもの」と思い込んでいる、生まれた時代を間違えた夫。
いちいち「これやって」と言わないと動かなかったり、「手伝ってあげてる」という意識が透けて見えたりしたら、
指摘するのも馬鹿らしくなるほど、イライラしてしまって当然です。
Nさん夫婦が、まさにこれでした。
とは言えNさんは、上で気づかされた「言わないと伝わらない」にならって、「私も働いているんだから家事は分担しよう」と伝えたそうです。
しかし、最初は旦那さんに理解してもらえなかったそうです。
直接言われたわけではないようですが、
「家事ならすでに手伝っているじゃないか。
自分の方が仕事が忙しいしたくさん稼いでいるのに、何を言っているんだ?」
という心の声が聞こえてくるかのようだった、とのこと。
Nさんの旦那さんがそんなことを思っていたかどうかはわかりませんが、
少なくとも「家事は女がやるもの」という、さびついた価値観を変えることはできなかったみたいです。
そんな時、「妻は他人」1巻3章の中の「男の家事」を読んで、「これは!」と思って旦那さんに読ませたそうです。
この話の中で、作者が知人の男性に、
「家事は『自分がやるべき生活動作』と考えていれば、『手伝う』なんて発想にはならないと思います。」
とズバリ言ってくれるのです。
あなたもなんとなくわかると思いますが、
身内からの指摘は小言として聞き流してしまっても、赤の他人からのもっともな指摘は聞き入れやすいですよね。
しかも、作者は「共働き夫婦の夫」という、Nさんの夫と同じ立場。
案の定、Nさんの旦那さんにガツンと響いたみたいで、
それまでの自分が「家事を手伝ってあげている」という意識だったことを謝り、家事の分担を自ら申し出てくれたそうです。
伝え方が大事
「言ってるのに、相手が理解してくれない/変わらない」ということもありますよね。
そういう時は、まずは「自分の伝え方が良くなかったのかもしれない」と振り返ってみても良いかもしれません。
これまで、あたかもNさん夫婦は、改善してほしいことを伝えたらすぐに上手くいったかのように書きましたが、
実はそうではありません。
最初は、むしろ喧嘩が増えてしまっていたそうです。
Nさんは、そのときのことを「自分の伝え方が悪かった」と言っていました。
それに気づかされたのが、2巻1章「ものの言いよう」を読んだ時だそうです。
例えば、相手が洗い物をしてくれた後の食器に、洗い残しがあったとします。
あなたは、それをどのように伝えますか?
「なんでちゃんと洗えないのよ?!」と言ってしまっていませんか?
もしあなたが、自分のミスをこのように指摘されたら、指摘内容が正しくても腹が立ちますよね。
腹が立ったら、相手の話を聞き入れようという気もそがれてしまいます。
そのため、このような角の立つ言い方は避けた方が良いでしょう。
作者夫婦は、このようなときはどうやって伝えているのでしょうか?
「あなたの洗った食器、洗い残しがあったよ」と単に事実を伝えているそうです。
確かに、このようにただ事実を伝えるだけであれば、相手も「あれ、ごめんね」で済むはずなので、喧嘩になりづらいですね。
Nさんも、自分が「なんでちゃんと洗えないのよ?!」と聞いてしまっていることに気づいたそうです。
それからは、「自分は何を言いたいんだっけ?」と整理してから、事実だけを言うようになったとのこと。
その結果、旦那さんもNさんの話をきちんと聞いて、改善の努力をしてくれるようになり、
喧嘩がめっきり減ったそうです。
漫画自体も淡々と事実を書いている
エッセイ漫画だからか、この漫画自体「うちはこうしている」と淡々と事実を書いています。
もし仮に「夫婦喧嘩をしないためにこうすべき!」と熱く語られても、
夫婦喧嘩の原因なんて多種多様、その家庭ごとに事情が全く違うので、あまり響きませんよね。
万人に通じる「夫婦喧嘩をしないための秘訣」なんてものはないのかもしれません。
だからこそ、作者は「うちはこう」「僕はこう考えている」と淡々と描くことで、
夫婦生活を円満に送るための「答え」ではなく「ヒント」をくれているのだと思います。
「ヒント」だから、自分や相手のことを顧みる良いきっかけになるのではないでしょうか。
実際、Nさんはこの漫画をきっかけに、自分たち夫婦のことを考えて「ここが悪かったな」と気づかされています。
独身の僕が読んでも「この考え方は素敵だな」と思うものがたくさんありました。
(夫婦に限らず)他人と接する上で大切にしたい価値観を、押しつけがましくなく淡々と語る作者だからこそ、
SNSで28万ものいいねを得られたのだと思います。
ほどよい距離感と互いを尊重する気持ちを
作者は、3巻のまえがきでとても大事なことを言っています。
「妻は自分で選んだ大切な家族であるからこそ
勘違いや思い込みで生み出した役割を 押し付けるべきではない
妻であっても(中略)他人であり 礼儀を忘れないようにしたい」
当たり前のことではありますが、自分が本当にできているかと聞かれると、不安になってきませんか?
Nさんが一番感銘を受けたという作者の考え方を、少しだけ紹介します。
4巻2章の中の「自己主張と可能性」という話です。
共同生活をしていると、相手にイラッとさせられることがありますよね。
作者は、それを「良いきっかけ」と言うのです。
「例えば 一人でいる時は気にしてすらいなかった何気ない時間でも
誰かに邪魔されて初めて 『自分は意外とこれを大事にしているのかも』と気づくきっかけになる」
とのこと。
とても素敵な考え方ですね。
とは言え、それだけだと相手にイライラすることに変わりはありません。
そのような時、どうすれば喧嘩せずに済むのか?
「相手を尊重する」と口で言うのは簡単ですが、具体的にどうすれば良いのか?
「妻は他人」には、それらのヒントがたくさん出てくるので、あなたたち夫婦の参考になるものもきっとありますよ。
まとめ
今回は、夫婦喧嘩しないためのヒントをたくさん得られる漫画、「妻は他人」を紹介しました。
大切なのは、タイトルの通り「配偶者だろうが”他人”であって”自分”ではない」という意識をもつことです。
家族だからと言って、自分の価値観を押し付けてしまっていませんか?
「言わなくても伝わるはず」と過度に期待していませんか?
相手を思いやる。
そんな、当たり前だけど家族だからこそ難しいことの大切さを、改めて実感できる漫画です。
【「妻は他人」シリーズを電子書籍で読む】
漫画を読むならスマホで!
漫画はシリーズによっては何十巻ともなるし、それを保管するとなると部屋の中の保管場所に困りますよね。
僕も、電子書籍が普及する以前は、すぐに本棚がいっぱいになって部屋の隅から机の隅にまで漫画が積まれていました。
さすがにそれではまずいと思い、泣く泣く売りに出したことも。
それに、外で読もうと思うと荷物になるので持ち運びも大変です。
1冊ならまだしも、何冊ともなるとカバンの中がかさばって場所をとるし、移動するにはちょっとした重さが結構負担になります。
肩掛けカバンだと30分もすると取手が肩に食い込んで痛くなります。
なので、スマホで漫画が読める電子書籍サービスは本当に助かってます。
スマホであれば普段から持ち歩くし、外出の際も楽ちんです!
ここでは僕のよく使うサービスを2つお伝えしますね。
ebookjapan |
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約50万冊の本を配信しているebookjapan。
ブログの運営もあって、いろいろ漫画を探したりしますが、「ほかのサイトにはないのにebookjapanにはある」といったことも多かったです。 シリーズごとにまとめてくれる機能も重宝してます。 Yahoo!プレミアム会員だとよりお得に使えるので、無料でプレミアム会員になれるソフトバンクユーザーには特におすすめです。 初回登録特典で6冊まで半額になるクーポンがもらえますよ!
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CMでもおなじみのBookLive!
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実は、僕はいろいろな電子書籍サービスを試しました。
そのことを記事にしているので、よかったら見ていってくださいね!
サービスをフル活用してお得に漫画を読む方法もお伝えしています!