アウトローに過ごした子供のその後を知りたい人におすすめ漫画「莫逆家族」

ヤンキー漫画のヤンキーたちが大人になった未来の姿って興味ありませんか?

ヤンキー漫画といえば「ろくでなしブルース」に「クローズ」、最近ではドラマ化された「今日から俺は」などがあります。

ほかにも数えきれないほどヤンキーに関連した漫画はあり、少年・少女・青年向けと幅広く絶大なる人気があります。

定番は喧嘩、友情、青春、成長で

笑いあり涙ありで楽しむことができます。

しかし、そんなヤンキーたちもいつまでも少年ではありません

いずれ学校を卒業し社会に出て働いたり家庭を持ったりするわけです。

今回は、そんなヤンキーな過去を持つAさんに、ヤンキーのその後の生態がわかる

「莫逆家族」という漫画について紹介てもらいました。

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あらすじ

昔バリバリヤンキーだった少年たちが30過ぎた大人になって冴えない毎日を送っている。

そんな時に当時の仲間たちと再会することによって

独自の「家族」が作られます。

自分達のルールによる生き方で過去を振り返りながら

アウトローな人生へと舞い戻っていく波乱万丈な物語です。

主人公「火野鉄」という人物

主人公の火野鉄31歳は過去に関東をまとめ上げた暴走族のリーダー。

喧嘩がめちゃくちゃ強く仲間思いでとても優しいキャラクターです。

強くて仲間思いで優しい男の姿ってヤンキーやってたら1度は憧れますよね。

しかし、そんなカッコ良かった火野も、大人になって建設現場で冴えない労働者として働いています。

現場ではヤンチャな若者に馬鹿にされ、上司からは若者に腹立てる時間あったら仕事しろと言われ、イライラする日々を送っています。

そうして燻っている火野のところに、かつてのヤンキー仲間が火野の様子を見に来て、あるところに連れて行きます。

そして、当時の仲間たちと再会し物語が始まっていくのです。

ヤンキーのその後①病院で見た衝撃的な事実

仲間の娘が暴行されて犯人が未成年であることで罪に問われず理不尽で行き場のない怒りを抱きます。

親にとして悲惨な出来事ですがその後、出張ホストをしている仲間の粋な計らいで犯人少年の母から「お仕置きしていいわ」と許可をもらい犯人を打ちのめします。

このシーンには悔やみきれない気持ちが伝わってきましたが犯人を打ちのめすところで、すっきり爽快な気分になりました。

当然、被害者娘の父親が一番、怖い顔でブチ切れていました。

世の中には法律で裁けない理不尽な出来事が存在します。

どうしようもない怒りを自分たちのルールで解決していきます。

仲間と再開した火野は水を得た魚のように生き生きと昔の姿を取り戻し

建設現場にいた生意気な若い衆に対しても遠慮なしに力でねじ伏せます。

それは現代でいうパワハラで現実でしてはかなりダメなことです。

仕事していると腹立つことって多いんですよね

後のことをいろいろ考えて我慢ですが

このシーンには内心スッキリしました(笑)

ヤンキーのその後②アウトローに生きる大人だが、しかし

元ヤンキーがアウトローな大人になって暴力的な描写もある、一方では大人ならではの悩みや苦労も取り上げています。

・大衆浴場の話では中年で発症しやすい粉瘤という皮膚のできものがネタになります。

・中年太りで「腹が出てきた、明日から走るぞ」とジョギングを始めます。

結果、思いのほか体が動かなく苦労した挙句、元来負けず嫌い火野の性格から自分を走り抜かす人たちを妨害しまくるのです。

30過ぎならではの体の衰えに歯向かい、まだまだイケると思いながらも

歳には敵わないところをいじってるのが面白おかしく描いてあり笑ってしまいました。

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ヤンキーのその後③主人公の人脈

主人公の周りのキャラも個性的でホストに電気屋、とび職、土建屋、刑事の梅さんも昔の仲間でいい味を出しています。

シリアスな真面目な話もあれば、暴走する火野を仲間が皆で協力して止める

ドタバタ劇場も見どころで感動あり笑いありで進んでいきます。

欠かせないキャラクターに夏目という、みんなが大好きな先輩がいました。

頼れるアニキ的な存在です。

夏目が喧嘩ばかりする火野たちに「俺たちは家族なんだから、喧嘩ばっかりするなよ」と

爽やかに言ったセリフが心に残ります。

夏目という先輩の影響を火野は強く受けています。

暴走族同士の抗争で悩んで苦しんでいる仲間に「言えないわけでもあるのか？」と声かけ

表情を見ただけで状況を把握して「あとは任せろ」って体を張って仲間を守る熱い男です。

夏目は体を張って仲間を守った結果、命を落としてしまい思い出の人となってしまいます。

大人になった当時の連中は夏目の命日に必ず育った市営アパートでドンちゃん騒ぎをします。

みんな夏目先輩が大好きで忘れたくない気持ちが・・

また泣けてしまいます。

ヤンキーのその後④アウトローな大人たちの子ども

もちろん元ヤンキーの大人たちは結婚して家庭があります。

独身バツイチもいますが、それぞれの家庭事情もストーリーには欠かせず絶妙なスパイスになっているのです。

のちにいろんな家族や子どもたちも巻き込まれていきます。

火野には子どもが2人のいて長男は高校生で最初の暴行された女の子と同級生です。

親も親なら子も子の文字通り家に帰らず見事なヤンキーに仕上がっています。

しかし火野の復活により、力でねじ伏せられ言う事をきくようになります。

そんな子どもたちの周辺環境や物語も取り上げており大人の友情はもちろん

子どもたちの大人へと成長していく流れや友情、そして恋愛もあり読みごたえがあります。

元ヤンキーたちが子育てに奮闘するシーンもあり、ほっこりとした気持ちになりました。

ヤンキーのその後⑤アウトローな生き様の行く末は？

仲間の絆、友情と熱い話があるが、この家族には一般的な法律ではなく

「家族内だけで適用される法律がある」それを元に最悪の殺人も厭わないこともあります。

そういった悲劇のシーンもあり、その後がハラハラドキドキと気になってしまいます。

次第に過激さがエスカレートしていき、後半は新しいキャラクターが加わります。

疎遠になった親子や虐待を受けて大人になったキャラクターの話などボリューム満点です。

さらにそのキャラクター同士が昔の元ヤンキー時代の過去から大人になった今へと話が繋がっていくのです。

過去の因縁が大人になり再び絡み合い悩んで苦しんでいる仲間に火野が言った一言が

「言えないわけでもあるのか？」

まるで夏目の意思を引き継いだかのようなセリフです、そこからはさらに過激な展開へと進んでいきます。 

アウトローへの憧れ

実際、非現実な世界観を味わえるのが漫画で感情移入し、熱い気持ちになります。

今回の「莫逆家族」は元ヤンキーがアウトローな大人になってから理不尽な世の中に対して

どう解決するのかが見どころであり、おすすめです。

アウトローな大人はなれない存在だからこそ憧れるのではないでしょうか。

拳で熱くぶつかり合う男同士のドラマや絆ってありそうで現実的にはそうないです。

すごくかっこいいのです。

そういったところはK-1やRIZINなど格闘技を観ていても通じるところがあり

試合では鬼の形相で殴り合っていたのに試合が終わったら

お互いの健闘を讃える場面も似たような感動を与えてくれます。

熱い気持ちと感動を与えてくれるのが「莫逆家族」という漫画でおすすめです。

元ヤンキーのその後のまとめ

1. 未成年犯罪は法で裁けないが独自のルールで解決してスッキリします。
2. 大人の悩みや苦労も描写したところが笑えます。
3. 主人公にも憧れるカッコイイ男が存在していました。
4. 親になって立派に子育てをしています。
5. ヤンキー時代の因縁が残っていると大人になってからはさらに怖いです。

いかがでしたかアウトローに過ごした子供たちのその後は

しかし30過ぎて「莫逆家族」みたいなことしていたら即逮捕です。

そんな大人は普通いないです、漫画でフィクションだから問題なく許されるのです。

「莫逆家族」を読んでヤンキーが大人になった後の生態に触れてみてはどうでしょうか。

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