
美味しい料理を家族で食べる時間って、大切ですよね?
僕の友人のMさんは結婚して何気なく食べている奥さんの料理に、ある漫画をきっかけに、
とても感謝するようになったそうです。
その漫画は「異世界料理道」です。
そこでは見習い料理人をしていた主人公が、火事をきっかけに異世界に転生します。
その世界には「うまい」という概念がありませんでした。
まさしく食事は生きるための手段でしかありません。
そんな世界の価値観を、自分の料理の腕前一つで変えていくことを目指します。
この漫画を読むと、料理を作る人の想いに触れることができ、
「一口ずつ、幸せを噛みしめるように一緒に味わいたい!」と思うようになります。
今回はそんな料理の本質にせまる「異世界料理道」を紹介したいと思います。
異世界料理道とは
作品名:「異世界料理道」
原作者:EDA
作者:こちも
出版社:ホビージャパン
掲載誌:HJ NOVELS
コミック:5巻(2021年6月時点)
内容:転生した主人公が、料理の腕一本で自分の居場所を作っていく物語。
小説:25巻(2021年6月時点)
あらすじ
父親の経営する大衆食堂の見習い料理人、津留見明日太(つるみあすた)は、父親の魂とも言える三徳包丁を火事から救うべく火の海に飛び込んだ。そして気づけば、そこは見知らぬ密林の真っ只中。イノシシにそっくりの野獣ギバに襲われ、『森辺の民』を名乗るアイ=ファという少女に救われた明日太は、そこが異世界だということを知る。 ガスコンロも冷蔵庫も存在せず、人々はただ生きるためにモノを喰らう。──「食事」の喜びが忘れられた異郷で、見習い料理人が無双する!
出典元:コミックファイア
登場人物
津留見 明日太(ツルミ アスタ)
本作の主人公。17歳の高校2年生。
物事を深く考えず、行動してしまうこともしばしば。
父親が営む料理屋の見習い料理人として修行していた。
そんなある日、料理屋が放火にあい燃える店の中、父親の大事にしている三徳包丁を取りに炎の中に飛び込む。
次に目を開くと異世界の森の中におり、そこでアイ=ファと出会う。
狩りを仕事としている森辺の民に比べると
ひょろひょろした体格で白い肌をしているためよく目立つ。
料理人として自分の思う料理で周囲に変化をもたらしていく。
アイ=ファ
森部民で唯一の女家長であり、女狩人である。
狩人らしくよく引き締まった身体をしているが、女性らしさもしっかりと残している。
感情の変化が激しいが、周囲には出さないように気を張っている。
困難にあたっても、ためらわずに思い切って進むことができる。
ジバ=ルウ
85歳で森辺の民の最長老。
歳を取る中で多くの歯を失い、食事が満足にできない状態になった。
そのため、大分身体が弱り長時間の歩行も困難になってしまう。
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生きるための味気ない食事
見習い料理人として舌がそれなりに肥えているアスタは、異世界で初めての食事にとても驚きます。
異世界における食事は、私たちが普段口にする味とは全く違っていました。
長年の経験から、生きるために必要な栄養素が取れるモノを一つの鍋で煮込み黒こしょうのみで味付けをします。
これだけ聞くと普通に食べれそうな気もしますが、鍋の中身が箸を止めます。
鍋の具材は
・血抜きが十分にされていない、動物臭くとても硬いギバ肉
・タマネギのようなシャキシャキした食感のする味のしない食べ物
・粉っぽい何か
です。
肉だけかろうじて元いた世界と同じ言葉で表せますが、それ以外は表現すらできません。
さらに料理方法はこれしかないため、毎晩同じモノを食べなければなりません。
もう美味しい料理をたくさん食べてきた人からしたら、ある種の拷問ですよね。
食卓を囲むということ
アイ=ファは具材を煮込んでいる間も、食事をしているときもずっとぶあいそうな顔をしています。
それには食事を生きる手段として考えている部分が、大きく反映されています。
しかし、料理とは生きる手段だけではなく、本来楽しいモノだとアスタは知っています。
自分が美味しいモノを食べたいという気持ちも、もちろんありますが、
調理しているときからずっと、ぶあいそうな顔をしているアイ=ファをみて、食事の楽しさを伝えたいと思います。
たった二人で食卓を囲んでいるのにもう一人がずっとぶあいそうな顔をしているのは寂しいですよね。
アイ=ファに「うまい」と言わせるために、アスタは未知の食材の活用方法を考えたり、獣の血抜きから解体まで行います。
そして失敗を繰り返しながら、アスタの納得のいく「ギバスープ」を完成させました。
初めアイ=ファは無表情で黙々と食べていましたが、アスタが恐る恐る感想を聞くと、
「食べるという行為自体が楽しく、幸せに感じるのは初めてだ」と言葉にします。
その言葉でアスタの胸が熱くなります。
やはり、相手のことを思って作った料理が褒められるのは、とっても嬉しいですよね。
いくつになっても食事は楽しめる!
その後も美味しい料理の研究を進めていく日々が続きます。
そんなある日、ギバ肉を使ったハンバーグ、ギババーグを作ることに成功しました。
とても柔らかく、噛むと肉汁があふれ出てきます。
ミンチにしているため、肉の素材を活かし美味しく食べやすいそうです。
想像するだけで、ハンバーグを食べたくなってしまいますね。
いつものようにアイ=ファと二人で食事をしていると、そこに乱入してくる女の子が居ました。
その女の子は見たこともない料理に興味津々で、ギババーグを一口食べさせてもらいます。
おいしく、やわらかいギバ肉にとても驚きます。
アイ=ファとアスタの中では、ギバ肉は美味しく料理できるモノとという認識がありますが、
まだまだ森辺の民にとっては、ギバ肉は硬くてまずいが生きるために食べるという認識にあります。
その女の子はギババーグを食べた後、最長老であるジバ=ルウを助けてくださいとお願いしてきます。
森辺の民のギバ肉の調理方法ではとても硬いため、歯が少なくなってしまった長老は
お肉を食べることができなくなっていました。
しかし、アスタの作ったギババーグのおかげでまた食事をすることができるようになります。
今までは硬いギバ肉を食べられなくなったら、死ぬ事以外未来が残されていない状況でしたが、
アスタは再び料理によって、今までの価値観を見事に変えることに成功したのです。
僕たちが普段何気なく口にしている料理も、先人達の思いが詰まっているのかも知れませんね。
まとめ
今回は漫画「異世界料理人」を紹介させて頂きました。
Mさんは漫画を読み終わると、ふと奥さんが作ってくれる料理を思い出しました。
品数が多く、栄養をバランス良く取れるよう、健康のために配慮が行き届いています。
また、体調が少し優れないときには消化に良いものが食卓に並びます。
料理に隠れていた愛情に気づき、感謝して美味しく食べるようになったそうです。
異世界料理道を読むと、ささやかな幸せに気づき一緒に食べる時間を大切にするようになります。
日常の何気ない食事でも、感謝の気持ちを忘れてはいけませんね。
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