漫画紹介

看護学生必読漫画!擬人化でわかりやすく解剖生理学の勉強になる「はたらく細胞」

看護師になるには避けて通れない学問、それは「解剖生理学」ではないでしょうか。

解剖生理学」は人体の構造や機能を学ぶ学問で、教科書を開くと、よくわからないカタカナや漢字の組織名、堅苦しい説明書き、少しだけの図…

読んでいて段々と頭がこんがらがってきてしまいますよね。

「大事なことだから覚えなければいけないのはわかっているけれども、どれも小難しくてイメージできないから頭に入ってこない」と感じていませんか?

そんな難しい勉強を、手助けをしてくれるとっておきの漫画が「はたらく細胞」です。

この作品は人体の様々な機能を擬人化してくれているので、文字だけで見るより格段に理解しやすいです。

読んだ後には「この細胞はこの働きがあって、こういう時に活発化して…」と細胞名でその働きも自然と思い出せるようになっていると思います。

解剖生理学に対する苦手意識や不安を持っていても、楽しく勉強できるようになれますよ。

 

「はたらく細胞」ってどんな漫画?

作品名:はたらく細胞
作者:清水茜
出版社:講談社
掲載誌:月刊少年シリウス
コミック:全6巻
内容:人体で働く数々の細胞を擬人化して、簡潔にわかりやすく体内の反応を説明してくれる作品。

あるTV番組で「現役東大生500人に聞いた勉強になる漫画ランキング」で5位にランクインするほどの人気作品。

東京大学の医学科の授業でも引き合いに出されることがあり、医療関係者の方も描写の正確さを認めている作品なんです。

また、この作品は2018年ごろからアニメ化もされており

人気声優である花澤香菜さんもメイン声優として登場しています!

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あらすじ

肺炎球菌! スギ花粉症! インフルエンザ! すり傷! 次々とこの世界(体)を襲う脅威。その時、体の中ではどんな攻防が繰り広げられているのか!? 白血球、赤血球、血小板、B細胞、T細胞…etc.彼らは働く、24時間365日休みなく! 連載初回から大反響を呼んだ「細胞擬人化漫画」、待望の第1巻登場!

出典元:ebookjapan

登場人物

メインキャラクターとなる細胞を紹介していきます。

赤血球(せっけっきゅう)

ヘモグロビン(血液中に存在するタンパク質で酸素と結合する)を多く含むため赤く

酸素を全身に運ぶ重要な役割を持つ。

血液循環(けつえきじゅんかん)により全身に酸素を供給し、肺へ二酸化炭素を送る。

作中では、配達員のようなキャラクターで表されており

荷台や箱を使って酸素や二酸化炭素を運んでいる。

メインキャラクターの1人が赤血球で、ショートカットに半袖Tシャツにジャケット、半ズボンを着た女の子。

一生懸命で純粋な子であるが、方向音痴(ほうこうおんち)でよく迷子になっている。

白血球(はっけっきゅう)

白血球の中でも「好中球」を指し、体内に侵入したウイルスや細菌の駆除が主な役割。

作中では、侵入者に対する攻撃部隊として描かれている。

その中の1人がメインキャラクターで

髪の毛も肌も白い成人男性の格好をしており、冷静で真面目な性格である。

異物を発見した際には、殺伐(さつばつ)とした態度となり、罵声(ばせい)を浴びせながら容赦(ようしゃ)無く侵入者をナイフで切り裂き、排除していく。

血小板(けっしょうばん)

血管壁が損傷した際に集合し、血栓を作り傷口を塞ぐ役割を持つ細胞。

作中では、道路工事のように修理して回る幼稚園児達の集団。

これは、実際の血小板が赤血球や白血球よりも小さいことから幼い見た目にして描いている。

幼稚園児がよく着ているスモックのような大きめのTシャツと半ズボン、「血小板」と書かれた帽子を被る。

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細胞達の特徴を捉えた擬人化

この漫画の特徴は、細胞達を分かりやすく擬人化しているところです。

「赤血球」の例をあげてみましょう。

血液中に存在するタンパク質で、赤いヘモグロビンを含むので赤みを帯び

楕円形(だえんけい)で中央がややくぼんだ形をしています。

メインキャラクターの1人が赤血球で

その子は、赤髪のショートカットの女の子で、

服は赤を基調とした配達員の格好をしています。

頭には実際の赤血球を模した帽子をかぶっています。

色であったり、実際の赤血球の形を模した帽子を被っていたりして、擬人化されていても特徴を捉えた分かりやすいビジュアルです。

そして体内という社会の中で、細胞達はせっせと働いています。

これを人間社会に例えているので、理解しやすくなるんです。

例えば、赤血球の働きである「全身への酸素の供給」は「配達員」として表されています。

赤血球は肺で酸素と結合、血液を流れながら全身へ酸素を供給し、また肺は戻っていきます。

この流れを、人間社会の配達員のように

会社(肺)で段ボールの中に荷物(酸素)を詰めて

目的地(全身)へ配達し、また会社(肺)へ戻ってくるということなんです。

身体の中のことだから、と日常生活と切り離して考えてしまいますが

身近でわかりやすい例に例えてくれているので、すんなり内容が入ってきますね。

これならどんな働きをしているのか覚えやすいですね。

体内の反応がストーリー仕立てでわかりやすい

体内で行われる反応は、さまざまな細胞が関与していて複雑です。

それをストーリー仕立てで表してくれるので、記憶に残りやすくなります。

例えば、「花粉症」の話です。

花粉症とは、体内に入ってきた花粉に対して、過剰に身体がアレルギー反応を示すことで起きます。

毎年春になると鼻水、目のかゆみ、くしゃみに悩ませられる方も多くいると思います。

これは、体内に入ってきた花粉を異物とみなして体外に放出しようと反応しているからなんです。

これを文章で説明すると、花粉が体内に入るとそれを異物とみなして排除するために、IgE抗体という物質を作ります。

この抗体が花粉と結合することで、細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌され

過剰にくしゃみや鼻水・涙が出たり、鼻づまりになったりします。

文字だけでの説明だと小難しくて、なんとなく読む気力が遠のいてしまいますよね。

全く初めての解剖生理学、となると余計ややこしくなります。

細胞達の働きの流れも、カタカナや漢字、ローマ字が使われて混乱してしまいそうです。

これを漫画では、ストーリー仕立てで描いてくれるので非常にわかりやすいんです。

歴史も教科書よりも歴史漫画の方がわかりやすいのは

ストーリーになっていることで一連の流れがわかりやすくできているからですよね。

同じようにこの漫画でも読むことで理解できるようになっているんです。

ギャグ要素があるから、楽しんで読める

漫画で学べるといっても、面白さがあるかどうかで読みやすさが変わってきますよね。

所々ギャグ要素が入っているので楽しみながらスラスラと読めてしまうんです。

例えば、ある時まるで隕石のような物体が煙を出しながら上から落ちてきます。

司令部のようなところにいる擬人化した細胞が、落ちてくる物体を見て戸惑います。

「目標接近中です!接触まであと10秒…9秒…」と緊迫した状況です。

一体、体内に何が起こるんだろう!?と思った時に

そこにいる1人の細胞が「来たか…今年も…スギ花粉が…!!」と言い放ちます。

なんと隕石ではなくスギ花粉が侵入している場面だったんです。

緊迫したムードなのに、落ちてきたのは花粉というギャップに思わず笑ってしまいます。

このように、そんなにシリアスには感じられない状況を細胞達目線で描くことで

体内の細胞にはこんなに緊張状態になることなのか、とそのシュールさに思わず笑ってしまいます。

この面白さがあるからこそ、楽しく読めて、また何回も見返すことでより理解を深めることができますね。

まとめ

漫画になると登場人物が擬人化したり、ストーリー仕立てで説明してくれるので

わかりやすく記憶に残りやすくなりますね。

少しでも理解ができて、流れがわかってくれば

それ以外のことも、全く知らない時よりすんなり入ってきやすくなります。

「解剖生理学苦手だな」と思っていてなかなか勉強に手がつかない看護学生さんの

勉強のきっかけになれる作品の1つだと思います。

たくさんの教科を勉強しなければいけないため勉強に不安をもっていたとしても、

これを読んだ後にはその不安が少し解消されて

もっと学んでみよう、という気持ちになれると思いますよ。

あなたも「はたらく細胞」で楽しく学んでみませんか?

他にも「はたらく細胞」についてまとめた記事があるので参考にしてみてくださいね。

【生物苦手な人必見】専門用語も理解できる!勉強になるおすすめ漫画「はたらく細胞」

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