
あなたは「夢のために頑張っていたが諦めてしまった」という経験はないでしょうか?
「彩雲国物語」は、女であるがゆえに夢を諦めざるを得なかった少女が主人公です。
彼女はそれでも諦めきれず、努力を重ねた結果思わぬ方向から夢の扉が開きます。
どんな逆境にも立ち向かう姿は、どこか懐かしささえ感じるかもしれません。
きっと心を打たれ、「あの時」の諦めない気持ちを思い出させてくれるでしょう。
「彩雲国物語」ってどんなアニメ?
作品名:彩雲国物語(さいうんこくものがたり)
キャスト:
紅秀麗:桑島法子/紫劉輝:関智一/茈静蘭:緑川光/藍楸瑛:森川智之/李絳攸:檜山修之/紅邵可:池田秀一/霄太師:石井康嗣/藍龍蓮:木内秀信/浪燕青:伊藤健太郎/黄奇人:中多和宏/紅黎深: 真殿光昭/杜影月: 浪川大輔/香鈴:仙台エリ/琳千夜:子安武人/茶克洵:鳥海浩輔/茶春姫:宍戸留美/紅玖琅:置鮎龍太郎/鄭悠舜:神奈延年/柴凛:佐々木瑶子/堂主:遊佐浩二/縹璃桜:関俊彦/榛蘇芳:勝杏里/陸清雅:森久保祥太郎/十三姫:豊口めぐみ/隼:小野坂昌也/珠翠:岡村明美
スタッフ:
原作:雪乃紗衣/キャラクター原案:由羅カイリ(第1シリーズ)、丸尾みほ(第2シリーズ)/シリーズ構成:丸尾みほ/キャラクターデザイン:大島美和/美術監督:西倉力/色彩設計:田中千春/音響監督:藤山房伸/音楽:梁邦彦/アニメーションプロデューサー:丸山正雄、吉本聡/プロデューサー:柴田裕司、下河原郁子/制作統括:柏木敦子、伊原英夫(第1シリーズ)、薄井正人(第2シリーズ)/監督:宍戸淳/アニメーション制作:マッドハウス/共同制作:総合ビジョン/制作・著作:NHK
制作年:2006年(第1シリーズ)、2007年(第2シリーズ)
第1シリーズ全39話、第2シリーズ全39話
雪乃紗衣の少女向け同名ライトノベルが原作です。
視聴できる動画配信サービス:
※本ページの情報は2022年11月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
あらすじ
中国風の架空の国、彩雲国。名門だが貧しい紅家の娘・秀麗は官吏になって人を助けたいと思っているが、女性は登用試験を受けることすらできない。ところがある日、即位間もない新王の教育係を引き受ける幸運が舞い込み、官吏登用試験への道が開かれていく。
出典元:U-NEXT
第1シリーズは主に原作1巻~6巻前半、第2シリーズは6巻後半~12巻までのエピソードが主となっています。
登場人物
主な登場人物を紹介します。
紅 秀麗(こう しゅうれい)
主人公。
第1シリーズ開始時点で16歳。
彩雲国におけるトップレベルの名門貴族・紅(こう)家直系の姫君だが、現在は貧乏生活をしている。
性格は明るくしっかり者で、どんなことでも努力を惜しまない。
内乱を機に、「官吏(現代日本でいう官僚)になって人々を助けたい」と願うようになる。
しかし、女であるため官吏の登用試験を受けられずにいた。
金500両という高額報酬に釣られ、新王の教育係として後宮に入ったことが人生の転機となる。
紫 劉輝(し りゅうき)
前王の崩御により、半年前に即位したばかりの彩雲国国王。
19歳。
元々は第6公子(王子)で、玉座とは縁がなかったものの王位争いで兄たちが全滅したため王位を継いだ。
年齢の割に子どもっぽく、素直で優しい性格。
両性愛者(当初は同性愛者と思われていた)で、秀麗が後宮に来た頃は毎夜男を寝所に呼んでいた。
ある理由から政治に興味もやる気もないダメ王のふりをしていたが、秀麗との出会いを経て王としての才能を発揮していく。
茈 静蘭(し せいらん)
秀麗とその父・邵可(しょうか)に仕える家人。
自称21歳。
文武両道に優れ、少年のような美しい容姿が特徴。
常に秀麗の側についており、彼女からは厚い信頼を寄せられている。
過去を捨てているようで、紅家に拾われる前のことは秀麗も知らない。
その正体は…。
李 絳攸(り こうゆう)
「宮廷随一の才人」と名高い文官。
後に劉輝の側近となる。
秀麗に出会ってからは良き理解者となり、彼女に勉強を教えることもある。
真面目な性格ゆえに怒りっぽいところがあり、宮廷内でも迷うほど壊滅的な方向音痴。
藍 楸瑛(らん しゅうえい)
紅家と並ぶ名家・藍(らん)家出身の武官。
後に劉輝の側近となる。
絳攸とは官吏登用試験以来の腐れ縁。
派手な女遊びをしており、絳攸からは「常春(とこはる)頭」と言われている。
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王との出会いと夢への一歩

後宮に入ったものの、なかなか王に会えずにいた秀麗。
ある日、「王をよく知っている」と自称する不思議な人物に出会います。
当初「藍楸瑛」と名乗った彼こそが、実は彩雲国国王・紫劉輝でした。
既に本物の藍楸瑛に会っていた秀麗はすぐに正体に気付くものの、知らないふりをして彼と交流を重ねていきます。
ある日、二人の話題は8年前の王位争いによる内戦に。
民の苦しみを間近に見ていた秀麗は「王様に伝えて」と前置きをして、劉輝に告げるのでした。
「王様には、王様にしかできない役割がある」「私はあなたを支えにきたのよ」
この台詞、初めて聞いた時本当にシビれました。
かっこいい!と思わず声が出たのを覚えています。
何より、女であるために官吏の夢を諦めざるを得なかった秀麗が言ったと思うと重みが増すと思いませんか?
事実この言葉は劉輝の心に強く響き、翌日からは「藍楸瑛」の名を騙るのをやめます。
そして王としての自覚を持ち始め、政治にも真面目に取り組み始めました。
秀麗はそんな劉輝を見て、「私にできることはもう何もない」と家に戻る決意をします。
秀麗が離れていった後、劉輝はある政策を官吏たちに提案するのでした。
「女性を官吏として登用することを認める」と。
叶った夢と立ちはだかる試練
何も劉輝は、秀麗のためだけにこのような政策を考えたのではありません。
国には男と女がいる。
ならば、女性の意見を国の政治へ反映させるのは当然のことではないか。
真剣な面持ちで訴える劉輝。
毎夜男を侍らせていた人物とは思えない…と、官吏たちの間にも衝撃が走ります。
そして、ついに政策が条件付での施行が決まりました。
もちろん秀麗の元にもその知らせが届きます。
この時の秀麗の嬉しそうな顔といったら、作中の隠れた名シーンといっても過言ではないでしょう。
様々な人の協力を得ながら、夢に向かって進んでいく秀麗の姿は思わず応援したくなってしまいます。
ついに第1シリーズ13話のラストシーンで、国試(官吏の採用試験)に及第した秀麗。
しかしそれは、ここからの試練の始まりでしかありませんでした。
始まりはトイレ掃除
通常、国試の後には「進士(正式な官吏になる前の呼び名)の正式な配属先を決めるための試験」が行なわれます。
しかし秀麗が国試に及第した年、それが行なわれないという異例の措置が取られました。
というのも、この年は秀麗以外にも「最年少での1位合格」「優秀だが人間性に難あり」など、配属先に困る人材がたくさんいたため。
秀麗は「とりあえず」の役割として、午前中は厠(トイレ)掃除・午後は府庫(図書室)の書簡整理を担当します。
女であることをよく思わない先輩官吏から、嫌がらせのように数々の雑用を押し付けられるようにもなりました。
時には眠る時間も惜しみ、府庫で寝泊りするというシーンも。
それでも秀麗はめげません。
これは、諦めていたはずの夢の始まり。
懸命にこなしていく秀麗に、「見る人はちゃんと見ていてくれているよ」と応援したくなるところです。
配属先はワケありの地方都市
ようやく決まった配属先は「茶(さ)州」。
秀麗はここで、州牧(しゅうぼく・現代日本でいう知事)の役割を与えられます。
茶州は王都から離れた場所にある地方都市で、茶(さ)家という貴族の一族が力を振るっていました。
しかも今は州全体を巡るお家騒動の真っ只中。
早々に秀麗はこれを収束させざるを得なくなってしまいます。
垣間見える静蘭の過去や思わぬ人物との再会、そして新たな出会い。
何とか騒動を収める秀麗でしたが、その心に暗い影を落とす出来事もありました。
秀麗は気丈に振舞い、13年もの付き合いがある静蘭にさえ弱音を吐きません。
しかし、ある人物にのみ本音を吐露し涙を流すのでした。
このシーンには、思わず胸を打たれたのを覚えています。
この時見せた弱さと優しさもまた、秀麗の魅力の一つといえるでしょう。
まさかのクビ!?
その後も前代未聞のトラブルを解決していく秀麗。
しかし、第2シリーズではなんと降格の辞令が下されます。
降格後の地位は「冗官(じょうかん)」。何の役職も与えられない、名ばかりの官吏のことです。
久しぶりに王都に戻り「ここからだ」と一発奮起する秀麗でしたが、またも試練が。
「自分で配属先を見つけられない冗官は朝廷をクビにする」というお達しが出たのです。
冗談じゃない!と秀麗はまた試練に立ち向かっていきます。
しかも自分だけでなく、他の冗官たちもクビにならぬよう力を尽くすように。
「お人好しにもほどがある」なんて言われることもありますが、応援したくなる不思議な魅力があるのが秀麗です。
そしてそれは、「諦めてはいけない」という気持ちを何度も思い出させてくれます。
「彩雲国物語」から学ぶ諦めない気持ち
女性は官吏になれないのが前提となっている彩雲国で、それでも夢を諦められないでいた秀麗。
劉輝に「なぜ女の身で官吏を目指すのか?」と問われた時の答えは、どんな夢にも通じるものがあるように思います。
この時の秀麗は本当に凛々しくてかっこいいので、ぜひ本編で確かめてみてください。
諦めずにいたことで王の教育係として見初められ、それが夢への一歩に繋がるという秀麗の物語。
彼女の姿勢は周囲に大きな影響を与え、たくさんの仲間と出会い、時に協力しながらさらに成長していくのでした。
まとめ
「彩雲国物語」について紹介しました。
諦めなければ夢は叶う…一見陳腐なようで、それは確かな真実なのでしょう。
努力を続けていれば、いつか秀麗のように思わぬところから夢への一歩を掴む日が来るかもしれません。
夢を諦めずにがむしゃらに頑張っていた、「あの頃」を思い出させてくれる作品です。
「彩雲国物語」が見られる動画サービス
※本ページの情報は2022年11月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
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