
「なぜか気持ちが高ぶっていて、眠れない」ということはありませんか?
寝る前というのは、その日にあった出来事を色々と考えてしまい、
なかなか寝付けない、ということもありますよね。
そういう時に読んでもらいたいのが、感動する短編漫画です。
今回紹介するのは、「スピカ ~羽海野チカ初期短編集~」。
心が温まり、優しい気持ちにさせてくれるお話が揃った短編集です。
短編なので、寝る前に1話読むのにちょうど良い長さですね。
穏やかな心地になり、ほっこりした気持ちで眠りにつくことができるでしょう。
「スピカ ~羽海野チカ初期短編集~」ってどんな漫画?
作品名:スピカ ~羽海野チカ初期短編集~
作者:羽海野チカ(うみの ちか)
出版社:白泉社
掲載誌・レーベル:花とゆめコミックススペシャル
コミック:1巻(完結)
あらすじ
羽海野チカがデビュー当初、各誌に描いた珠玉の短編をついに集約して一冊に…。少年探偵・バレエ・ショートストーリー・エッセイなど様々なジャンルを集めた短編集!
出典元:白泉社
収録内容
- 冬のキリン
- スピカ
- ミドリの仔犬
- はなのゆりかご
- 夕陽キャンディー
- イノセンスを待ちながら
●ebookjapan
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感動する短編集
漫画で短編というと、20~40ページ程度の読み切りが想定されます。
通常、漫画のページ数は雑誌等の印刷工程により、だいたい「4」、または「8」の倍数で構成されています。
例えば短編だと、16ページ・24ページ・32ページ・40ページといったところです。
そして短編漫画は、漫画家が新人の頃に描かれることが多いです。
なぜかというと、出版社が新人賞で募集しているのも短編であり、
新人の頃は多くのページを出版社から用意してもらうことができない、という事情があるからです。
しかし、漫画家が新人の頃に描いた漫画であっても、読者を感動させる漫画は多くあります。
通常、漫画で読者を感動させるには、登場人物に感情移入させることが大事です。
感情移入させるには、登場人物たちにどんな背景があるか、などの説明やヒントを描く必要があります。
短編だと長い説明をすることができないので、登場人物の表情や言葉が意味することを、
読者が汲み取れるようにしなければなりません。
少ない説明で、読者に登場人物の感情を想像させる手法に富んでいるのが短編、ということですね。
そして無駄なセリフや、間延びしたシーンがないのが短編のいいところでもあります。
短編でも起承転結があり、最後にはどのように締めれば読者の心に響くのか、とても考えられている作品です。
そして今回紹介するのが「スピカ ~羽海野チカ初期短編集~」。
こちらも羽海野チカ先生が新人の頃に描いた短編を集めた作品集です。
短いからこそ、登場人物の表情が丁寧に描かれ、その心情を読者に想像させることで、感動を与えてくれます。
ものの数分で読めてしまう作品が詰まっていますが、感動を心に染み込ませてくれるでしょう。
「スピカ」
「スピカ」はこの短編集の表題にもなっている、作品のひとつ。
こちらも28ページしかない作品です。
短いお話の中に、優しさや切なさがギュッとつまっています。
この作品は「なにかを好きになるって、笑われるほど悪いこと?」、
という切ない想いが描かれたお話です。
野球部の男の子とバレリーナを目指す女の子の、
「好きなものに思うように向き合えない時、どうしたらいいのだろう?」
という心の苦しみを描いています。
好きなことは違うけれど、それぞれの想いを語り合い、心を見つめ直すことで、
お互いに勇気を与え合い、心の苦しみを乗り越えていきます。
心情背景がきちんと表現されているので、なんとも言えない切ない表情を見るだけでも、その胸の内が伝わってくるようです。
最後には「どんなかたちであっても、好きなものにひたむきに向き合うことが素敵なんだ」と、
彼らがその気持ちに気づいた時、じんわりと感動してしまいます。
むしろ、短編で終わってしまうことがもったいなく感じますね。
読み終わった後感じる余韻に、心が温かく優しい気持ちになれるでしょう。
他に収録されているどのお話も、
誰かを大切にしたい気持ちや人の弱さなどの表現がとても丁寧に描かれていています。
「冬のキリン」では、南国から雪の降る国へ連れてこられたキリンに、人の生き方を重ねています。
「ミドリの仔犬」では、小さな男の子がミドリの仔犬を探してほしいと頼まれ、仔犬を探しに出かけます。
しかし、その仔犬隠された秘密とは?
それぞれの作品に、人の心の切なさに気づいたときに感じる、心の想いの深さに感動してしまうでしょう。
心が疲れて動かなくなってしまった時、優しくゆすってくれるような作品たちですね。
作者 羽海野チカ
本作の作者は、「ハチミツとクローバー」や「3月のライオン」で有名な羽海野チカ先生。
この短編集の作品は、2000年~2004年頃に描かれたもので、
羽海野チカ先生の代表作でもある「ハチミツとクローバー」の連載初期の頃のものだそうです。
新人の頃とはいえ、現在とあまり変わらないレベルの絵柄・作画の作品が集められています。
作者のファンにとっても、読みやすく、楽しめる短編集だと思います。
羽海野チカ先生の作品の原点がここにあったんだ、と思わせるような作品ですね。
小説や文庫の挿絵・表紙・イラストなどを手がけていることもあり、
一度は羽海野チカ先生の作画を目にしたことがある、という人もいるでしょう。
羽海野チカ先生が描く、きめ細かな作画と登場人物たちの表情が、物語の感動を深めてくれます。
短編だからこそ、ひとコマずつ丁寧に読みたくなってしまう作品たちです。
他の羽海野チカ先生の作品が気になったら、ぜひこちらをチェックしてみてくださいね。
本気でハラハラドキドキしたい女性へ!人気完結漫画「ハチミツとクローバー」
将棋だけじゃない⁉︎人生における戦いが見られる漫画「3月のライオン」
まとめ
心が温かくなるような感動を与えてくれる「スピカ ~羽海野チカ初期短編集~」。
短編は、限られたページの中に作者の腕の見せ所が詰まった作品でもあります。
短いからこそ、読者に想像させてくれる幅を広くして、感動を与えてくれます。
「きっとこの子はこういう気持ちだったんだ」と想像することで、
自分の心も豊かになるような気持ちになりますね。
心に優しく触れてくれるようなお話が、あなたに感動を与えてくれるでしょう。
気持ちが高ぶり眠れない時、ぜひ手に取ってみてください。
心が温まり、ほっこりと穏やかな気持ちで眠りにつけるでしょう。
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漫画はシリーズによっては何十巻ともなるし、それを保管するとなると部屋の中の保管場所に困りますよね。
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実は、僕はいろいろな電子書籍サービスを試しました。
そのことを記事にしているので、よかったら見ていってくださいね!
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