
「〇〇が大好き!」「〇〇推しなの!」
自分が好きなものを「大好き!」と真っ直ぐに言える人って、とても楽しそうで、キラキラしていますよね。
あなたの好きなものって何ですか?
かっこいいアイドル?それとも、癒される愛らしいキャラクター?
それが何であろうと、素敵です。これからも、堂々と愛を貫いてください!
けれども、中には「実は…変身するヒーローが好きなんだけど、きっと引かれるだろうから言えない…」と自分の趣味を秘密にしている女性の方もいるかもしれませんね。
「その気持ち、心からお察しします!」と叫ぶのは、特オタ歴20年以上の女性・Mさん。
「特オタ」とは何ぞや?それは、後々詳しく説明することにして…。
「好きなものがちょっと…いや、かなり変わっているから、恥ずかしくて人に言えない。言ったら、絶対変に思われる!」
いいえ、けしてそんなことはありません。好きなものがあるって素敵なことです。
「いや、でも、ほんとに変だから…」
と、どうしても自分の趣味に自信が持てないあなた。
「自分の好きなものには自信を持っていいんだよ」ということを面白おかしく教えてくれる作品を、ぜひおススメさせてください!
その漫画とは、
「トクサツガガガ」(全20巻/丹羽庭著/2014年~2020年「ビッグコミックスピリッツ」掲載)
です!
じわじわと人気に火が付き、2019年に小芝風花さん主演でドラマ化もされた作品です。
特オタってどういう意味?人気青年漫画の主人公とオタク女性の共通点とは
「特撮」という言葉、あなたは聞いたことがありますか?
日本では、赤色や青色といった5色のヒーローが変身して敵と戦う「スーパー戦隊シリーズ」、ベルトを腰に巻いて変身する「仮面ライダーシリーズ」等のイメージが強いかもしれません。
正確に説明すると、特殊撮影技術(ミニチュアや合成、CG等)が使用された作品であれば全て特撮作品に分類されるのですが、ここでは「戦隊」「仮面ライダー」等のヒーロー番組を指したものだと理解して頂ければ大丈夫です。
「特オタ」とは、「特撮オタク」を略した言葉なんです。
いわゆる、特撮が大好きでたまらない大人のことですね。
先ほど唐突に登場してきた女性・Mさんですが(笑)、彼女は昔「特オタ」であることを秘密にしていました。
本来、ヒーロー番組は、4~6歳くらいの小さな男の子をターゲットにした番組です。

Mさんも幼い頃はよくヒーローごっこをして遊んでいたそうですが、小学高学年でいったん卒業し、大学生になって再び観始めるようになりました。
大学生にもなった女性が、お子様向けのヒーロー番組を毎週(真剣に)観ているだなんて、とてもじゃないですが周りには言えません。
一度だけそれとなく伝えてみたこともあるそうですが、その時は「それって、お子様向けの番組でしょ?何で観てるの?」と返されてしまったそう。
(あ、この年齢で特撮を観ていることはやっぱり変なんだ…)と、落胆したMさん。
それ以降、特撮好きを周りに公言することはなくなりました。
ここで紹介する作品「トクサツガガガ」の主人公・仲村叶(なかむら・かの)さんは、まさしくMさんと同じ、特オタであることを隠して日常を送っている成人女性なのでした!
Mさんは笑顔で語ります。
「ヒーローを愛する仲村さんの気持ちが手に取るようによく分かる!だから面白い!」
あるある!オタクがつい共感してしまう特オタ主人公の面白行動
それでは引き続き、熱く語って頂きましょう。
仲村さんは、都内の企業で働いている26歳のOLです。
アフター5に飲みや合コンに誘われても「ごめんね、また今度」と即座に帰宅する仲村さんですが、その理由は、何と録りためた特撮番組を一気に観たいからでした!
このシーンは、一巻冒頭のシーンです。
特オタであるわたしにとっては、このシーンだけで心をグッと鷲掴みにされました。
「すっごくよく分かる!」と、思わず同感せずにはいられません。
わたしも数ヶ月分撮りためた経験があり、録画した特撮番組を毎日観ていた経験があるからです(笑)。
というように、この作品では、特オタである読者がつい共感してしまう仲村さんの言動がたくさん描かれているんです。
例えば、
・部屋には特撮ヒーローの変身アイテムやフィギュアがたくさん飾られているので、何が何でも他人を中に入れたくない。
・特撮ヒーローのカプセル台(ガチャガチャのこと)を、周りに人がいないことを確認して回す。あるいは、人気のないカプセル台を探して回す。
・他人のバッグに付いている可愛いキーホルダーをさりげにチェックする(特撮ヒーローのキーホルダーは、デフォルメされて可愛いものが多いので)。
・ショッピングセンターで行われるヒーローショーを、家族連れから離れつつ、端っこでひっそりと観る。
「分かる分かる!」と、何度も頷きながら読んでいました。
ちなみに、わたしはどの例も経験があります(笑)。
上記の他、お金を節約する為(理由:大好きな特撮作品のDVDを買いたいから)、毎日お弁当を作っている彼女を、同僚が「女子力高い!」と褒めているシーンは笑いました。
特オタであることを隠しながらも、自分なりに趣味を楽しんでいる仲村さん。
オタクと言えば、昔は暗いイメージがあったように思います。
しかし、この作品は、特オタ女性の日常生活が非常に明るくコミカルに描かれており、同様の女性にとって「あるある!」と共感できる主人公になっているのではないでしょうか。
超個性的だけど、素晴らしい!仲村さんを取り囲む魅力溢れるキャラクター達
密かに趣味を満喫している仲村さんですが、オタク生活を送る中で(いい年した大人だから、やはり恥ずかしい…)と消極的になってしまう場面もあります。
大人の女性がヒーローショーを観に行く時や、お子様向けの児童雑誌を購入する時って、結構勇気がいるものなんですよね(笑)。
そんな時、これまで出会ったオタク友達の言葉が、仲村さんを優しく救ってくれます。
「ヒーローショーに、わたしみたいな大人が来ちゃいけないんじゃないかと…」「好きなものに、年とか性別とか関係ないと思います。仲村さんが決めていいことです」
「たかだか児童雑誌に必死になるのは恥ずかしいですし…」「買う時に恥ずかしかったりするのは自分で、品物自体は恥ずかしいものでも、かっこ悪いものでもないですよ」
オタク友達のおかげで、彼女は自分がやりたかったことをひとつずつ叶えていきます。
ストーリーが進むごとに増えていく仲村さんのオタク友達ですが、彼らがまた個性的なキャラクターばかりで素晴らしい!(笑)
仲村さんと同じ特撮オタクの女性、女児向けアニメが大好きな男性、ローカルアイドルファンの女性、マイナーアクション作品が好きな男性…。
見事に趣味がバラバラですよね。
けれども、どのキャラクターにも共通していることがあります。
自分の好きなものを心から愛し、全力で応援していることです。
好きなものを仲間と熱く語ったり、イベントやショーに行ったり。はたまた、オタク友達とカラオケで特撮ソングやアニメソングを熱唱したり。
全身全霊で趣味を楽しんでいる彼らを見ていると「好きなものがあるって素晴らしいな。幸せなことなんだな」という想いが、自然と心から湧き出てくるんです。
そう、好きなものは好き。
それでいいんです。胸を張って。特オタである自分を恥じることなんてないんですよ!
成長するにつれて薄れていく当たり前の感情を、彼らは日常を通して教えてくれるんです。
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いたってシンプル。「トクサツガガガ」が思い出させてくれる大切なこと
Mさんに「トクサツガガガ」の魅力を思う存分語って頂きました。
ずっと特撮オタクであることを秘密にしてきた彼女。
でも、この作品のおかげで「やっぱり特撮好きで良かったなあ」と、改めて実感したそう。
今は、佐藤健さんを筆頭に、菅田将暉さんや松坂桃李さん、横浜流星さん等、特撮出身の俳優さんが数多く活躍していることもあって、以前よりも特撮の知名度が高くなって嬉しいと語っていました(俳優さんに感謝です!)。
なお、特撮出身の俳優さんをテレビで見かけると、ついその番組を観てしまうというのも、特オタあるあるらしいです(笑)。色々あるんですね!
特撮好きの仲間も出来たし、ヒーローから元気をもらえるので、特撮を愛していることを心から誇りに思っている、とのことです。実に良かった。
女性だって、かっこいいロボットやアクションが大好き。
理由なんていらない。好きなものは好きだから。
どんなものでも、好きなものがあるって素晴らしい!!

いたってシンプル。けれども、人生において、とても大切なことを思い出させてくれる漫画です。
あなたも、自分が特撮オタクであることに誇りを持って、オタク生活を全力で楽しんでくださいね!
漫画を読むならスマホで!
漫画はシリーズによっては何十巻ともなるし、それを保管するとなると部屋の中の保管場所に困りますよね。
僕も、電子書籍が普及する以前は、すぐに本棚がいっぱいになって部屋の隅から机の隅にまで漫画が積まれていました。
さすがにそれではまずいと思い、泣く泣く売りに出したことも。
それに、外で読もうと思うと荷物になるので持ち運びも大変です。
1冊ならまだしも、何冊ともなるとカバンの中がかさばって場所をとるし、移動するにはちょっとした重さが結構負担になります。
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なので、スマホで漫画が読める電子書籍サービスは本当に助かってます。
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ここでは僕のよく使うサービスを2つお伝えしますね。
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実は、僕はいろいろな電子書籍サービスを試しました。
そのことを記事にしているので、よかったら見ていってくださいね!
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