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ミステリー漫画「ミステリと言う勿れ」主人公久能整の考え方から学ぶ人の本質の見極め方

あなたは人の本質を見極めることができますか?

本質を見抜くためには、色んな視点から物事を捉えないといけないと思います。

例えば、殺人事件などの犯人を知る近隣住人へのインタビューで、

「こんな事件を起こすような人には見えませんでした…」というコメントを聞いたことはありませんか?

相手の表に見える言動だけで相手の本質を知るのは難しいですよね。

「ミステリと言う勿れ」は大学生が優れた観察力と洞察力で物事の本質に迫り、事件を解決していく漫画です。

この漫画を読んでもらうと、本質を見極めるためのヒントが学べます。

人間関係にも活かせるところがありますよ。

「ミステリと言う勿れ」ってどんな漫画?

作品名:ミステリと言う勿れ
作 者:田村 由美
出版社:小学館
掲載誌:月刊フラワーズ
コミック:7巻(連載中)
内容:主人公の久能整(くのう ととのう)が優れた観察力と洞察力で様々な事件を解明するストーリー。

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あらすじ

主人公の久能整はぼわぼわとした天然パーマが特徴的な一人暮らしの大学生。

ある日、家で趣味のカレー作りをしているところに刑事が訪ねてくる。

近所で殺人事件が起こったらしく、重要参考人として事情聴取を受けることになった整。

事情聴取を受ける中で、自分に容疑がかけられていることに気づく。

優れた観察力と洞察力、そして相手が刑事でも怯むことなく、とてつもないマシンガントークを炸裂させながら容疑を晴らしていこうとする。

そんな中、刑事たちとの会話の中で事実と真犯人に気づいた整が起こした行動とは。

登場人物

久能 整(くのう ととのう)

天然パーマの大学生。(放っておくと髪の毛が爆発しそうになるくらいの天パ。)

優れた観察力と洞察力の持ち主でとにかくよくしゃべる。

カレー作りが趣味。

乙部 克憲(おとべ かつのり)巡査

整を取り調べした大隣警察署の刑事。

自身の娘にウザがられたり、臭いと言われ、子育てを間違ったと思っている。

しかし、整から娘さんの行動は生物として正しい反応だから、あなたの子育ては間違ってないと諭される。

風呂光 聖子(ふろみつ せいこ)巡査

乙部同様、整を取り調べした大隣警察署の刑事。

可愛がっていたペットの猫が亡くなり、仕事を休んでしまったが、整の話を聞いて心が救われた。

刑事課での自分の存在意義についても整からアドバイスをもらう。

池本 優人(いけもと ゆうと)巡査

整を取り調べした大隣警察署の刑事。

身なりから、奥さんとケンカ中だということを整に見破られ、奥さんとの現状についてどうすればいいのかアドバイスをもらう。

最初の事件以来、整のことを密かに頼りにしている。

青砥 成昭(あおと なりあき)巡査部長

整を取り調べした大隣警察署の刑事。

昔、冤罪事件を起こして、大隣警察署に異動させられた。

整が美容院で読んだ週刊誌に載っていたことを思い出し、また同じことをするんですか?と、整に言われる。

犬堂 我路(いぬどう がろ)

整が巻き込まれた事件(第1巻から登場)の関係者。

整は我路のことを気に入り、友達になりたいと思っている。

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整の優れた観察力と洞察力

整は観察力と洞察力、記憶力がとても優れていて物事を俯瞰的に捉えることができ、様々な視点から考えることができます。そしてとても冷静。

そして常々色んなことを考えています。(多分)

整はとにかく色んな事件に巻き込まれます。

自分は悪くないのに、勝手に巻き込まれます笑

ある時は殺人事件の犯人に疑われ、ある時はバスジャックに巻き込まれ(間違えて乗り込んだバスで事件が起こります)、またある時は遺産相続争いに巻き込まれ…

1巻では刑事たちの雑談内容を覚えていて、取り調べ中にいきなりしゃべりだします。

それはもう相手がひいてしまうくらいのマシンガントークで!

しゃべるシーンはまるで一人芝居を見ているようです。

乙部は、娘さんのことを。

風呂光は、ペットの猫のことを。

池本は、奥さんとのことを。

青砥は、昔の冤罪事件のことを。

それぞれが抱えていること、困っていることを瞬時に見抜き、もういいよ!っていうくらいしゃべり倒して悩み(?)にアドバイスをしていきますが、本質に迫りすぎるため、相手を怒らせてしまうこともあります。

整が発する言葉の数々

この漫画の見所は、整のぼわぼわ頭ではなく、整が相手に発する「言葉」です。

印象に残ったエピソードをいくつか紹介していきますね。

・第1巻 容疑者は一人だけ より

 

真実は一つじゃない。

真実は人の数だけあるんですよ。

でも事実は一つです。

                  引用:ミステリと言う勿れ 第1巻

 

これは整が冤罪事件を起こした青砥に発した言葉です。

自分が捕まえた犯人は絶対に罪を犯している、真実は一つしかない。と自信を持っている青砥に対して、警察は真実を突き止めるのではなく、事実を追うんです。と言います。

青砥はこれをきっかけに当時の事件を洗い直すことにします。

事件だけに限らず、人間関係を築く上でも心に留めておきたいひと言ですよね。

人それぞれの意見があって、その人にとってはそれが真実。

でも事実は一つしかないから、解決するにはお互いに歩み寄ることが大切ですよね。

・第3巻 鬼の集 より

 

もし家にいて家事と子育てをすることが

本当に簡単で楽なことだったら

もっと男性がやりたがると思う

でも実際にはそうじゃない

男性にとってしたくない できないことなんです

なのになんで

女性にとって楽なことだと思うんだろう

                  引用:ミステリと言う勿れ 第3巻

 

自分の娘に、女性は家にいて、子供のそばにいるのが幸せだ。その方がお前も楽だろう。と言う娘の父親に向かって発した言葉です。

状況を理解できない父親は整に「なぜ知らない人から説教をされてるんだ?」と聞かれるシーンで、整は「あなたの目の前にいる人の表情に気づいていないようだったので」と答えます。

整は女性の一瞬の表情の曇りを見逃さなかったのです。

子供のそばにいて、成長を見届ける。もちろん幸せなことだと思います。

けれど、それを楽だなんて思わないで欲しい。もう一度独身の頃みたいに働きにだって出たい。

と思う女性の気持ちを代弁したかのような整の言葉。

大学生でありながら、育児中のお母さんにとって共感できる言葉をさらっと言ってのける整は本当に色んなことを考えているのだと思いました。

・第4巻 鬼の集 より

 

日本では弱さを認めない

弱いものは負けで

壊れないのが正しい

壊れたら退場で

悩むことすら恥ずかしい

相変わらず根性論です

弱くて当たり前だと

誰もが思えたらいい

                 引用:ミステリと言う勿れ 第4巻

事件が無事に解決し、依頼主の少女にかけた言葉です。

彼女は幼いころ、事故で父親を亡くしています。

父親が運転していたことで、親戚も一緒に亡くなってしまったことを他の親戚に責められてしまった彼女は、知らない間に心に闇を背負ってしまっていたようです。

一緒に事件の真相を追う内に彼女の闇に気づいた整だからこそ、言えた言葉なのかもしれません。

ですが、こんな世の中だからこそ、弱くてもいいんだよ。大丈夫だよ。と誰もが思ってくれるようになって欲しいな。と思いました。

まとめ

  • 整の優れた観察力と洞察力。
  • 整が発する言葉の数々。

優れた洞察力、観察力を持ち、博識である彼は色んな視点から物事を見て、考える。

そして、胸にささるようなひと言がグッときます。

漫画なんだからセリフなんて適当に考えて書けるでしょ。と、思うかもしれませんが、整が発する言葉は、どれも身近に起こりうるかもしれないことへの言葉です。

「ミステリと言う勿れ」は読めば読むほどミステリーという枠だけでは収まりきらない漫画だと思います。

物事の本質を見抜くというのはとても難しいですが、本質が分かれば、その人が思っていることや感じていることが分かってくるのでは?

とこの本を読んで感じました。

そうすると、自然と優しくなれたり、相手を思いやれる言葉も出てくるのかな。と思います。

他人のことを完全に理解するというのは不可能だと思いますが、少しでも相手のことを理解して思いやることができる人になりたいとおもませんか?

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