漫画紹介

浦沢直樹の描くリメイクした鉄腕アトムから未来を考える。おすすめ漫画「PLUTO」

便利になっていく世の中で、この先どうなっていくのか気になりませんか?

あらゆるものに人工知能が導入された今、さらにあらゆるテクノロジーが進化し続けています。

日常生活でもパソコンスマホを欠かせなくなりました。仕事でもコンピューターを使っています。

医療事務で働くAさんは、電子カルテの導入されない職場にうんざりしています。

電子カルテがあれば入力した内容が自動的に処理され、薬の指示や処方だって入力一つで、できるし検査だって結果が出ればパソコンでその場で確認することができます。

膨大な業務が簡略されて便利になるが、未だに手書きでアナログなのです。

毎月末の決算は、目で確認しながらの処理で時間がかかって残業ばかりになってしまう。

そんな職場に早く電子カルテが入ることを日々願っています。

人手不足が深刻化している医療現場では配薬ロボットを導入した病院も実際にあるほどです。

医療現場だけではありません、飲食業でも最近ではタッチパネルで注文や清算をできるところが増えてきました。

今回はAさんから進化した未来を想像させてくれる漫画があるとのことで紹介していただきました。

その漫画は「PLUTO」です。


ロボット人間が共存する世界が描いてあり、警察官に掃除、お茶入れや食事の準備まで、すべてロボットがしてる世界です。

人は何もしなくていいのって思えるほど便利過ぎます。

この作品は手塚治虫さんの「鉄腕アトム」のストーリーの中でも人気が高かった、

「地上最強のロボット」が原作となっています。

この原作を人気漫画「YAWARA!」「21世紀少年」「モンスター」を描いてきた、浦沢直樹さんが「PLUTO」と名前を変えてオリジナルのストーリーを加えてリメイクした漫画です。

主人公はアトムではなく、ゲジヒトというロボットの刑事にしたところが手塚治虫さんの作品とはまた違って、見どころです。

そして、ロボットも人工知能の発達によって、僕たちと同じような感情が生まれるのでしょうか、紹介していきます。

漫画情報

原作:鉄腕アトム「地上最強のロボット」
作者:手塚治虫

漫画名:「PLUTO」
作者:浦沢直樹
出版社:小学館
掲載誌:ビックコミック(2003~2009年)
コミック:全8巻

2018年:舞台『プルートゥ PLUTO』が公開されています。

「登場人物」

世界最高水準のロボット

ゲジヒト:ロボットの刑事

アトム:子ども型ロボット

かつて戦争に利用された対戦型ロボット(今の職業)

モンブラン:森林保護担当官

ノース2号:音楽家の執事

ブランド:格闘家

ヘラクレス:格闘家

戦争が終わり必要とされなくなったが、それぞれ社会に溶け込み森林保護担当官執事ロボット闘技場で格闘する戦士として働いています。

エプシロン
戦争を放棄した光子をエネルギーとするロボットで、
孤児院で子どもたちの世話をしています。

プルートゥ
世界最高水準ロボットをすべて破壊するようプログラムされており、ロボットたちに襲いかかり破壊していきます。

世界の天才博士

天馬博士:アトムの生みの親。

お茶の水博士:アトムの管理整備の科学者。

ホフマン博士:ゲジヒトの管理整備する科学者。

プルートゥの開発者

アブラー博士

ゴジ博士

お茶の水博士は原作でお馴染み白髪の鼻の大きいの博士です。

あらすじ

人間とロボットが共存する時代。世界最強といわれるロボットが次々と破壊される事件が起こる。高性能刑事ロボット、ゲジヒトは犯人の標的が、自身を含めた7体の大量破壊兵器となり得るロボット達だと確信。日本に渡り、限りなく人間に近い存在であるロボット、アトムと共に謎を追うことに。内戦で家族を失った世界最高峰の頭脳を持つ科学者アブラー、人間を殺害した唯一のロボット、ブラウ1589との接触により核心に迫っていく。
ゲジヒトは日々、忌まわしい悪夢に苛まれ、妻ヘレナも彼の不調を感じ不安を隠せない。アトムもまた、お茶の水博士に愛情豊かに育てられながらも、自身の生みの親である天馬博士との複雑な関係がその心に影を落としている。葛藤を抱えながらも事件の解決に向けて尽力するアトムとゲジヒトであった。

引用:「PLUTO」 HP
https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/18_pluto/

ロボットにも感情がある?

「PLUTO」に出てくるロボットたちは感情が豊かで仕事をしたり家庭があったり普通の生活をしています。

ロボットにも人権がありプログラムを書き換えたら違法などの法律があります。

夫を破壊されたロボットは寂しさを訴えます、気を利かせた刑事ゲジヒトは記憶を消すか問いますが「夫との思い出を消さないで」と断られます。

メモリーとして残された記憶は長年蓄積されていき、人工知能によって感情という機能になったのかと思わせるシーンです。

戦争で活躍したロボットも人は攻撃しないようにプログラムされていますが大量にロボットを破壊した記憶が残っています。

それは人間の記憶が時間がたつと薄れていくものではなく、鮮明に記録として残っているのです。

同じロボットを大量に破壊した記憶の蓄積によって「もう戦争には行きたくない」という感情を抱くロボットもいます。

蓄積された記憶がが何であれ、永久に鮮明に残ることでロボット感情という機能が生まれたように思えます。

それは憎しみであっても同じで、ゲジヒトは繰り返す憎しみの記憶「消しても消しても刷りこまれた憎しみは消えない」と言っております。

かつての友人や仲間だったロボットたちが次々に破壊されていく事件に、さらに憎しみの感情が増していきます。

いろんな思い出が鮮明残るって、人間だったら正直しんどいです。

しかし、忘れたいこともあるけど、忘れたくないこともある。

人間が一番、わがままなのかもしれませんね。

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憎しみの感情

ロボットの博士たちはロボットが、より人間に近づけるよう電子頭脳にあらゆる感情のプログラムを設定しようとしますが・・

喜怒哀楽すべての感情プログラムを入れると電子頭脳の処理が追い付かず、眠ったままになってしまいます。

結果、そのまま目を覚まさなかったと、ある博士は言います。

どうすれば目を覚ますのか、その答えは偏った感情にすることでした。

どの感情になるかは目を覚ました時にしか分かりません、その施術を子ども型ロボットのアトムに施したのです。

今までに起きた数々の記憶が蓄積されています、その上に感情のプログラムを入れたわけだから、何が起きるか分かりません。

目を覚まして研究所の壁を破壊して飛び出して姿を消したアトム

しかし、仲間をやられ憎しみを抱き、記憶を蓄積したアトムは、ある答えを見つけ出します。

「憎しみからは何も生まれない」

いろんな記憶が蓄積され、人工知能で分析されて答えを出した瞬間です。

今回の事件も元をたどれば、憎しみから生まれたものでした。

「憎しみがなくなる日は来ますか?」最後にアトムが博士に聞いた質問です。

ここまでくると人もロボットも関係なくなりますね。

結局、人もあらゆる感情に左右されていますし、いい思い出もあれば、悪い思い出もあるし「あの時の、あのことが許せない」など思っていたりします。

そういう感情と、いかに上手に付き合っていくかが問題なのではないかと思います。

憎しみからは何も生まれない、まさに憎しみに対する答えです。

「憎しみがなくなる日を願うだけだ」、博士がアトムに伝えた言葉でした。

人工知能

最近では家電にも人工知能が搭載されているものが増えていてエアコンなどにも付いています。ルンバだって自動的に床を掃除してくれるし、メーカー名がアイロボットというくらいです。

形は違えどもロボットということですね。

ペッパー君も話しかけたら瞬時に調べた言語を返答してくれ、蓄積された情報をまとめて使い手に便利に使用できるよう自動的にカスタマイズされていきます。

何気に使っているパソコンスマホも検索キーワードを収集、分析して使用者に必要な情報が調べなくても分かるように表示され便利にできています。

すでに世の中は人工知能を無意識のうちに使い、その生活が普通になってきています。

さらに機械やロボットのテクノロジーが進んでいくと「PLUTO」みたいなロボットと共存する未来を想像してしまいます。

実際に世界では無人偵察機を空に飛ばしたり、戦争では遠隔操作ロボットを使っている報道があります。罪悪感が残らない配慮でモニターはカラーにしてない、など恐ろしいです。

進化し続ける未来は楽しみではあるけど、同時に進化し続けた結果が怖くもあります。

人工知能に蓄積された記憶感情という機能になって進化し続けると、人間の知能ははるかに超えていき、制御不能になるのではないかと不安になったりします。

そんなことも予想させてくれる漫画です。

まとめ

「PLUTO」は世界の発明家たちの作る最高水準のロボットの物語で人工知能はあらゆる記憶を蓄積していきいずれ感情という機能に変わり人間と同じように喜怒哀楽を表現するようになります。

しかし喜怒哀一度にプログラムすると電子頭脳が処理しきれずにロボットを起動することができない。

人間と同じで長年の記憶経験から得たもので人格や感情が形成されていきます。

増していく憎しみの感情にに苦しめられるが、その繰り返される憎しみの連鎖から分析された答えが「憎しみからは何も生まれない」ということに気づいていきます。

「PLUTO」を読んだら人間の心の大切さを考え、このままでよいのだろうかと
振り返るきっかけにもなりました。

人工知能が発達し続けた結果が予想されるような内容です。

便利になり過ぎるのも考えものですね。

未来の世界を想像してみては、いかがでしょうか?

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