漫画紹介

耳が聞こえない女子大生の世界が広がる恋愛漫画「ゆびさきと恋々」

「恋愛漫画の一番の楽しみどころって、やっぱりキュンじゃない?」。

そんな話を友達のEさんがしていました。

今回紹介する漫画、「ゆびさきと恋々」(ゆびさきとれんれん)は、Eさんが今一番ハマっている漫画なのだそう。

この漫画の内容はというと、耳が聞こえない女子大生と、彼女の世界を広げてくれる大学の先輩との、ピュアなラブストーリーだそうです。

では、受け売りなのですが、いわゆる普通の恋愛漫画にはない、耳が聞こえない相手との恋愛だからこそのキュンとする話が見たいあなたに、ぜひぜひおすすめします!!

では、Eさんに熱く紹介してもらいましょう!

 

「ゆびさきと恋々」ってどんな漫画?

作品名:ゆびさきと恋々(ゆびさきとれんれん)
作者:森下suu
作画:なちやん
原作:マキロ
出版社:講談社
掲載誌:デザート
コミック:4巻(連載中)
内容:耳が聞こえない女子大生・雪(ゆき)は、困っていたところを、同じ大学の先輩・逸臣(いつおみ)に助けてもらいます。

ハンディキャップのある自分にも、自然な態度で接してくれる逸臣のことが、だんだん気になってきてしまう雪。

初めて鳴っていた音、初めての感情、雪の狭かった世界は広がり始めます。

補足説明

  • A New Musical 「ゆびさきと恋々」の上演が決定しました。

公演日程:2021年6月4日(金)~13日(日)

会場:本多劇場(東京都世田谷区北沢2-10-15)

  • 「このマンガがすごい!2021」オンナ編(宝島社)で、第9位にランクインしました。

「ゆびさきと恋々」を試し読み

あらすじ

女子大生の雪は、ある日困っているところを同じ大学の先輩・逸臣に助けてもらう。聴覚障がいがあって耳が聴こえない雪にも動じることなく、自然に接してくれる逸臣。自分に新しい世界を感じさせてくれる逸臣のことを雪は次第に意識し始めて…!?

出典元:ebookjapan

 

登場人物

雪(ゆき)、逸臣(いつおみ)、りん、京弥(きょうや)、桜志(おうし)などが、主な登場人物です。

ですがここでは、雪、逸臣、りん、のみを紹介します。

雪(ゆき)

主人公で、耳が聞こえないという、ハンディキャップを持った女子大生。

おしゃれとかわいい物が好きで、とても素直な性格です。

困っている状況を助けてくれ、自分に対して自然体の逸臣のことが気になっていきます。

逸臣(いつおみ)

雪と同じ大学の、3歳年上の先輩。

大学では国際サークルに所属していて、バックパッカー(少ない予算で外国を旅する人)として、世界を旅しています。

雪と知り合い、自分の知らない世界(耳が聞こえない)のことに興味を持ち、親しくなっていきます。

りん

ハンディキャップを理解してくれている友達で、雪と同じ大学に通う女子大生。

大学では、逸臣と同じ国際サークルに所属しています。

雪と逸臣が親しくなるきっかけを作ってくれたりと、大活躍。

京弥に片思い中です。

 

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雪が会話を理解するためにすることとは

雪が会話をしている場面はたくさん出てきますが、相手の話していることを、1度で100%理解できるとは限らないことに気付いてもらえてると思います。

なぜなら、読唇術(どくしんじゅつ)を使い、相手の口の動きを読んで、話している言葉を理解しているからです。

なので漫画でも、雪が口の動きを読んで理解しているところは、文字色が薄く表現されていて、声に出している会話との区別が、目で見てわかるようになっています。

また、「聞き間違い」と同じ状態の、「読み間違い」の表現にも工夫が。

読み間違えている文字を傾けてあり、読者にとっても読みにくくしてあります。

そうすることで、雪の戸惑いや不安を共感できるようにしてあるのです。

余談ですが、読唇術を使う上で、母音が続く言葉や、使い慣れない言葉などは、口の動きを読みづらいということを、作者さんは取材で知ったそうです。

例えとして挙げるなら、逸臣の紹介のところでも使った言葉、「トリリンガル」(3か国語が話せる人)。

使い慣れない言葉な上に、「り」が2つも続いている!

嫌がらせのレベルです。

この言葉が出てくるシーンを紹介すれば、どんな感じで表現しているのか理解してもらいやすいと思います。

りんの、逸臣は「トリリンガル」だと言った口の動きを、雪は「とりいんかむ」と読み取る、といった感じなんです。(しかも「り」が傾いています)

読唇術での会話では、どうしても雪の負担が大きくなります。

そうした雪の事情を知っていくにつれて、逸臣は雪を先生に、手話の勉強をするようになります。

ハンディキャップがなければ生まれることのない、お互いへの気遣いや、いたわり!

自分のために、こんな努力をしてくれているだなんて、もうキュン以外の何物でもありませんよね!

 

耳が聞こえないからこその、伝える方法とは

主人公の雪は、生まれつき耳にハンディキャップがあったため、言葉を話すことができません。

なので、雪が自分の意思や気持ちを伝える手段は、手話や筆談、スマホに書いて見てもらう、などが登場しています。

ですが、その手段の中でも、ジェスチャーや表情は、最も的確に気持ちが伝わる方法として最強なのだと、読み進めると実感できます。

具体例として、エピソードを1つ紹介してみましょう。

雪が勇気を出して、逸臣の連絡先を教えてほしいとお願いする場面です。

いわゆる普通の漫画なら、「おとなしい女の子が、顔を真っ赤にしながら、勢い余って大声で話しかけてしまう」なんてありがちだと思います。

あとは、「小さい声でお願いして、何回も聞き直される」などなど。

「連絡先を教えてほしい」という言葉自体、実際に発声すると、5秒もかかりません。

ですが、雪の場合はこうです。

話したいことがあるのを気付いてもらうために、勢い余って力強く逸臣を引っ張ってしまう雪。(ジェスチャー

そのあと、真っ赤になりながら、スマホに「連絡先を教えてほしい」と打ち込みます。(表情

ですが、逸臣がのぞき込んでくるので、内容を見られないように、逸臣に背を向けます。(ジェスチャー

振り返った雪は、真っ赤な顔で、少しうつむいて、目をギュッと閉じたままスマホの画面を差し出します。(表情

な・なんてかわいい!!(キュンです)

これだけのアクションを経ている「連絡先をおしえてほしい」なんです!

雪の緊張と勇気と恥ずかしさが、とても伝わってくると思いませんか?

雪のハンディキャップがあるからこその、ちょっとした表情や、おおげさにも思えるジェスチャーを、どれほどの思いなのか、色々想像してもらえたら、より浸ってもらえるのでは?

こんなにかわいく聞かれて、教えない人はいないって思いますけどね?

 

雪の伝えるしぐさがかわいい!

雪はハンディキャップを持ってはいますが、おしゃれが好きだったり、かわいい物が好きな、ごく普通の女の子です。

大学生になって初めての恋に戸惑いながらも、まっすぐに向き合う雪の姿に、つい自分のことを思い出してしまうでしょう。

では、キュンとした雪のかわいいポイントの具体例として、物語の最初のほうに出てくるエピソードを1つ紹介します。

りんが所属するサークルの先輩ということもあり、雪に協力してくれることになりました。

連絡先を教えてもらうため、バイト先へ行く雪とりん。

逸臣がトリリンガル(日本語、英語、ドイツ語の3つの言語が話せる)であること、他にも勉強中の言語があること、を知ったときの雪の反応はというと、

笑顔で拍手をしたり、「すごい」と思っている気持ちをジェスチャーで表現します。

では、逸臣のことを知ったときの、具体的な雪の行動を紹介してみます。

話せる言語を筆談で教えたときは、笑顔で拍手

少しだけ話せる中国語のことを教えたときは、笑顔で「おぉ!」というジェスチャー

もう1つ勉強中のスペイン語のことを教えたときは、更なる笑顔と「ガンバレ」的なジェスチャー

「もう、かわいい!!」と、思わず口に出してしまいます。

一般的にこの行動と、例えば「すご~い!」という言葉を重ねると、途端にあざとい感じが漂い始めます。

雪のこの行動が、純粋に「かわいい」と感じるのは、ジェスチャーだけで表現しているからです。

雪自身の人柄も大いに関係しているのですが、とてもピュアで小さい子のようなかわいらしさを感じて、キュンとしてしまいます。

思わず守ってあげたくなる気持ちが、湧いてきてしまいましたよ。

 

思ったことを、伝えるための時間

雪と逸臣の最初の頃の会話は、逸臣が話す、雪が口の動きを読む、スマホで雪の思いを書いて見せる、という流れか、直接のメッセージのやり取りか、でした。

話せる人同士の会話にはない、雪の考えや思いを知るために、スマホを打ち終わるのを待つという時間

想像してみると、楽しい会話のときは、どんな答えが返ってくるんだろうとワクワクする時間に、苦しい会話のときは、いたたまれない時間に感じます。

ですが、思ったことをポンポン伝え合うことができないからこそ、大事に言葉を選んで伝えていくことに、キュンではないですが、胸がギュッとなることも多いです。

雪と逸臣の言葉のやり取りは、ギュッとするときもあるのですが、キュンとするときも多いんですよ。

最初のほうに出てくるエピソードなんですが、紹介します。

雪が勇気を出して、逸臣の連絡先を聞きます。

「いいよって手話でどうやんの?」と逸臣。(軽くキュン)

雪は逸臣の見ている世界が、どれほど広いのか知りたくて、「世界は広いですか?」と質問します。

そして、「広いよ」というメッセージのあとの、文字を打つための少しの時間があってからの、「俺を雪の世界に入れて」ですよ!!

もうキュンしない訳がない!!

このあとの、雪の行動もキュンとするのですが、それはあなたが漫画を見たときのお楽しみに取っておきますね!

このエピソードで、雪たちのささいな会話は、文字として残っていく、言葉は消えてしまうものばかりじゃないんだ、ということにも気付かされます。

あなたも、好きな人からのメッセージが返ってくるまでの時間、ドキドキしましたよね?

 

逸臣の行動が、深くてズルい

2人が出会ったとき、逸臣がコミュニケーションを取ろうと、雪に口の動きを読めるかどうか聞く場面があります。

そのときに逸臣は、「読める?」「読めない?」という聞き方をしています。

これは、雪が話すことができないと理解した上で、「〇」か「×」で答えられるように質問しているのです。

しかも、「読める?」だけではなく、「読めない?」も聞いてあげることで、〇か×で答えることを強調してあげていると感じました。

ここ、逸臣の気遣いが、軽くキュンポイントです!

それから、先に電車を降りることになった逸臣は、降りる際、雪の頭をくしゃっとします。

くしゃっ、おぉ!!これは「頭ポン」に次ぐ、定番のキュンです!!

このように、冒頭部分だけでもいい感じにキュンが入っていることを、分かってもらえたと思います。

では、逸臣の行動に、思わず「もー!」と言ってしまうキュンも紹介しておきます。

部屋で、雪の気持ちは何となく察している、と伝えた逸臣。

そのあと、バイトに行くことになった逸臣をお見送りする雪ですが、恥ずかしくてうつむいています。

うつむいているので(口の動きを読めない状況)、雪に伝わるはずがないのに、「好きになっていい?」と。

もう、本当にズルい!!

聞こえないのがわかってて、でも、あえて口に出して言う、もう暴れるほどのキュンです!

当然、このあとも、逸臣の雪への気遣いとキュンは量産されていきます。

こんなに自分を気遣ってくれる人、理想ですよね!

 

まとめ

  • 雪が会話を理解するためにすることとは

相手を理解し、より良くいるための努力をする

  • 耳が聞こえないからこその、伝える方法とは

ジェスチャーや表情は、最も的確に気持ちが伝わる方法として最強である

  • 雪の伝えるしぐさがかわいい!

ジェスチャーだけで表現しているからこそ、のかわいさがある

  • 思ったことを、伝えるための時間

話せる人同士の会話にはない、考えや思いを知るために、スマホを打ち終わるのを待つ、という時間がある

  • 逸臣の行動が、深くてズルい

逸臣の言葉や行動が、雪を気遣う気持ちが見て取れる

耳が聞こえないというハンディキャップは、当然ですが良い面ばかりではないです。

ですが、楽しい気持ちや切ない気持ち、または不安な気持ちなどを、そのハンディキャップがあるからこそ、より鮮明に描き出せているのではないかと感じています。

だからこそ、この漫画ならではのすれ違いや、キュンがたくさんあり、期待を裏切ることはありません!

ぜひこの「ゆびさきと恋々」を読んで、耳が聞こえないからこその大量のキュンを感じてください!

ですが、キュンが大量にありますので、1人で読むことをおすすめします、というEさんからのアドバイスでしたよ。

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